例題から過去問へ、過去問から例題へ

がんばろう日商簿記1級合格、今回は「例題から過去問へ、過去問から例題へ」というテーマでお話をしたいと思います。

今は9月の下旬ですが、第138回の本試験まであと2か月を切りました。
直前期に入りますが、138回をめざしている方は、この時期は過去問に取り組み始めている方も多いと思います。

そこで申し上げたいのは、過去問は例題とは違って解かせない問題なので、できなくて当たり前だということです。

人によっては、問題文の意味すらわからないという方もいると思いますが、今はそれで良いのです。
この状態から、2か月後ぐらいに過去問がきちんと解けるようになって、合格レベルに届くようになることはよくありますので、慌てないことです。

また、過去問は例題のパーツの組合せなので、過去問をやるときには、例題との繋がりを意識して欲しいのです。

1つ目は、過去問は最初からできなくても気にしないということ。
2つ目は、例題との繋がりを意識して欲しいということ。

過去問は例題のパーツを組み合わせて、あとは問題文をアレンジしてわかりづらくしているだけですから、過去問を解いているときに例題に戻ると、例題の勉強の仕方が甘かったことに気付きます。

例題を解いていると、答えを覚えているので、3回転目ぐらいからは惰性で勉強をするようになってしまいます。

しかし、過去問をやってみると、それでは通用しないことがわかるのです。

過去問をやってから例題に戻ると、例題への取り組み方がよりシャープになるので、過去問を解くときは、常に例題を意識してほしいのです。
過去問が例題のどの部分に関係しているのかということを意識すると、例題に対して真剣に取り組むようになります。

例題の繋がりを考えながら過去問の勉強をすることは、非常に役に立ちます。
例題と過去問の並行作業で本試験まで突き進んでください。

私はいつもあなたの1級合格を心から応援しています。
ここまでご覧いただきまして誠にありがとうございました。

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