W杯ドイツ優勝に見る、育成と1級合格の関係

がんばろう日商簿記1級合格、今回は「ドイツ優勝にみる、育成と1級合格の関係」というテーマでお話をしたいと思います。

今日は2014年7月14日ですが、朝4時からブラジルで行われているサッカーW杯の決勝を観ました

この試合を観ていると、いかに今の日本代表が、戦術などとは関係な部分で足りないものが多いかということをひしひしと感じます。

特に、ベスト8以上になってくると「文化」という気がします。
これを日本に例えると、野球と同じです。
日本の場合、野球ならば世界で1番を狙えるくらいに、生活の一部のように慣れ親しんでいます。

野球の場合であれば、「9回表、ツーアウト一塁のときはこうしたらいい」などと、あらゆるシチュエーションで一般の人がコメントできるぐらいです。

つまり、ドイツやアルゼンチンやブラジルにおけるサッカーに対する感覚というのは、日本人における野球のそれと同じなのです。

『巨人・大鵬・卵焼き』と言われた、昭和40年代の王・長嶋や、そのライバルの金田とか、壮大な歴史が日本の野球にはあって、その積み重ねが日本の野球にあるのです。
目先のテクニックやハウツーではないのです。
今回のドイツの優勝を見ていて思いますが、ドイツと日本の違いは、ドイツは底上げがすごいのです。

思想、生活習慣、環境、行動様式、文化、全てにおいて圧倒的に厚みが違うのです。
今の世代というのは非常にバランスが良くて、ドイツは1990年から低迷していましたが、長期的にコツコツ育成をしてきました。

日本も、長いスパンで育成をすることが必要です。
監督をコロコロ変えたり、選手が帰ってきても「感動をありがとう」みたいなことを言ったりしているようではまだまだ良くはならないでしょう。

地に足を付けた、文化としての成熟が必要です。
これは簿記1級も近いものがあって、合格するためには、付け焼き刃ではなく、相当なレベルの底上げが必要なのです。

3級や2級はある程度勢いでいけるのですが、1級はワールドカップのベスト8やベスト4レベルと同じで、受かるべくして受からなければならないのです。
「行けたらいいな」のような、今のサッカー日本代表のような、イチかバチか的な考えではベスト4やベスト8にはいけないのです。

1級も、博打のような勉強や、上っ面だけやってもレベルは上がりません。

ドイツと同じように、育成が重要です。
それは、生活環境、習慣、思想です。

この3つがベースにあった状態で、はじめてノウハウが活きてくるのです。
1級に合格している方はみな、受かるべくして受かっているのです。
偶然で合格することはあり得ないのです。
育成という視点がなければ1級には受からないと、今回のワールドカップを観て思いました。

最低3・4か月から合格する事例もありますが、やはり、付け焼き刃的な勉強ではなく、きちんとした価値観があって受かるのです。
1級の場合は、ある意味で会計の専門家になろうとしているのですから、それなりのバックグラウンドがないと受からないのです。

それは何かというと、文化です。
すなわち、1級の勉強を生活習慣にしなければいけません。
あなたは1級に受かるのに相応しい生活習慣か、きちんとリズムをとれているかということです。

会計のプロになりたいのならば、それに相応しい生活習慣を身に付けなければいけません。
環境やリズムを整えて、節度ある生活習慣を身に付けることが大事です。
聖人君子になれとは言いません。
最低限の常識の範囲で構いません。

そして、生活環境のなかには人間関係も含まれています。
たとえば恋愛問題で不必要に悩んでいないかということもあります。
私は以前、歳の差がある相手との恋愛について悩んでいるという1級受験生の相談を受けたことがありますが、「ベースができていないから、その恋愛関係の話をきちんと整理してから勉強しなさい」と言ったことがあります。

普通の人は人間関係に悩みを抱えていたら1級は受からないのです。
コーチングの世界では「ライフバランス」といいますが、きちんとバランスを整えることが大切です。

1日2時間か3時間の勉強をきちんとこなせるような、1級合格に相応しい生活環境、習慣を身に付けてください。
自分の生活を根本から見直しましょう。
これをおろそかにして、目先のハウツーだの教材だのと語っても意味が無いということです。

きちんとした生活を心掛けたほうが受かりやすいです。

これは間違いありません。
セルフコントロールができない人は1級に受かりません。
逆に、1級合格を目指すということは、ご自身の生活習慣を見直すチャンスだと思ってください。

毎日の簿記の勉強を「文化」にするという気持ちがあれば、今回のドイツのような結果が出ると思います。

あなた自身の生活習慣、あなた自信の脳を育成しましょう。
1級というのは、ある意味「自己改革」です。
生活を改革するぐらいの気構えでやっていけば、きっと1級に受かります。
1級に受かった後は、生活習慣や環境や思想も身に付いているので、人間的にもレベルアップしているはずです。

あなたのトータルな人間力をアップする良い機会です。
ドイツの監督はレーヴといって、2010年大会から長期的に担っています。
コロコロ監督を変えていません。
日本はどうですか?まだ監督ありきですよね。
私はまだまだ甘いと思います。
監督ではないのです。

1級も同じで、まずは足元を見つめて、育成をしましょう。
根本的にあなた生活習慣や生活環境や考え方を見直してください。
問題を抱えていると受かりません。
これを機に環境を変えて、育成の感覚で1級の勉強に取り組んでください。
ハウツーではありません。

1級の合格は、あなたの生活習慣の賜物です。
総合力が問われると思ってください。
頑張れば誰でも受かるチャンスがあります。
ただし、いつかはわかりません。

ドイツだって、前回の優勝から24年かかっています。
もちろん、24年かかるとは言いません。
場合によっては1年以上かかるかもしれませんが、それぐらい時間をかけても価値のある資格です。

巡り合わせもあるので、受かるときには受かりますので、諦めずに、コツコツと、あなたの人間力をアップしてください。
育成の観点で1級合格を考えましょう。
勉強だけではなく、トータルでの人間力をアップさせるいいチャンスです。
頑張ってください。

私はいつもあなたの1級合格を心より応援しています。
ここまでご視聴いただきまして誠にありがとうございました。

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