「クレムリン・メソッド」(北野幸伯著) 中学生から、100回読み返して欲しい本!

前を向いて歩こう、今回は本の紹介です。

テーマとしましては、「中学生から100回読ませたい本」です。

もう1回言います。
中学生のときから、100回読ませたい、非常に貴重な本をご紹介しましょう。
日本の今後の、国際的な立ち位置、ポジション、おそらく、今後の未来を左右する非常に私は重要な本だと思っています。
「日本人の知らない「クレムリン・メソッド」世界を動かす11の原理」。
これはいい本です。
これは1回ではなくて、100回読みたい本です。
さすがに100回は無理かもしれませんが、私は読めたら10回は読みたいなと思っています。
気持ちとしては100回。

これは、私はブックオフとか、ゴミ収集車に出したくない本です。
これは、ずっと持っていて、何かのときにひもを解きたい、場合によっては、これは時事問題を読むときのある種のバイブルになりそうな本です。

私も今まで、さまざまな歴史の本やさまざまな方の本を読んでいて、国際政治のあり方について、本当に、つまみ食い的に見てきましたが、この本1冊で、スッキリ、パーッとたて糸をつけてくれました。
11の原則なのですが、すべて納得がいくのです。

著者は、北野幸伯さんという国際関係アナリストの方で、私もメールマガジンのタイトルだけは知っていたのですが、「ロシア政治経済ジャーナル」、これは前から気になっていたのです。
かなり、コアな内容なのかなと思っていて、結局、登録しなかったのですけど。
今朝、この本を読んで登録しました。
面白くて、本当にシビアです。

歴史の事実がどうかというよりも、歴史をどのように政治的に利用しているかとか、最近の安倍さんの靖国参拝の問題について、どうして以前、小泉さんが靖国に6回ぐらい行ったときには誰も何も言わなかったのに、今回は安倍さんが1回行っただけで、アメリカもヨーロッパもこぞって、わーわー非難していました。それはなぜか、ということが書いてあります。

それで、国際政治を見ていて、私は学校の社会の教科書、下手な政治経済の本を読ませるよりも、この本を読ませた方がいいと思いました。
中学生のときに1学年で1回ずつ読ませるとか、あとは学校で10回読ませて、個人的に90回、合計100回読ませるなど。

そうするとおそらく、日本国民の国際感覚がかなり違ってきます。
これは感情的な、エモーショナルな部分がないのです。
すごく事実認識を大事にしています。

あと、私もそう思うのですが、今インターネット社会ですから、大事な情報の9割ぐらいはある程度、公表情報で推測できます。
そういったことを考えますと、すごくこの本の言っていることは、情報の使い方、特に中学生ぐらいで新聞を中途半端に読んでしまうと、新聞の意図している情報の方向性にある意味、操作されてしまうのです。
必ず情報操作というのはあるわけで、広告だって、情報操作があるわけです。

世の中には情報操作はたくさん溢れています。
情報操作の一つの例は何かというと、広告です。
ビフォーアフターのような、「うちの会社の商品を使えば、こうなります」。
これも一種の情報操作です。
もちろん、合法的にです。

誰もが、情報操作をするのです。

自分のいいところをアピールします。
これもある意味、情報操作です。
いいところを出して、欠点は出しますが、自分にマイナスにならない方向に加工する、というように、履歴書だって、ある意味、情報操作をするわけです。

ということを考えれば、どのように情報というのは、自分の利益になるように出すか、新聞もどのように出すか、国が違えば、ある一つの事実に対して、どのような報道の仕方をするか、日本、それから、このクレムリンという方はロシアですから、ロシア、それから、例えば、中国、韓国、アメリカ、ヨーロッパ、それぞれの立場で自分たちの国益、国の利益につながるように報道するのです。

ですから、さまざまな国の報道を見なければ分かりません。
中国の報道だけを見てもダメですし、韓国だけを見てもダメですし、北朝鮮だけを見てもダメですし、ロシアだけを見てもダメですし、ましてや、われわれ日本の情報だけを鵜呑みにして、物事を語ってはいけません。

どれも本当は、真実の一部しか言っていませんから、真実のすべてを本当に公平に言っている新聞はないと思ったほうがいいのです。
私もそう思っていますが、そういうような話を普段、会員制などで、申し上げていますが、新聞報道というのは必ずある種の目的があって出していますので、完全に公平な情報はないと思ったほうがよいのです。
立場の違うものを2つ見比べてみるだけでも違います。
これがクレムリン・メソッドの一つの背景にあって、大変面白いです。

ですので、これは100回読む価値があります。
中学生全員に配ってあげたほうがいいです。
高校の授業を無償化する暇があったら、これを全部買い取って、中学生に読ませたほうがよっぽどいいです。
これを隅から隅まで11の原理を中間テストに出してほしいぐらい、それぐらい、日本の国益にとっては重要な本だと思います。

できたら、このメールマガジンを出している著者の方に、インタビューに行きたいぐらいです。
私もメールマガジンを出していますので、メールマガジンと自分のステップメール、メールセミナーを合わせると、多分、3万人から4万人ぐらい読者がいますので、その方たちにもぜひ、これを伝えたい。
だから、1回コラボできないかと思っています。
北野幸伯さん、ロシアにいらっしゃると思いますので、自分がロシアまで行く行動力があるかという問題はありますが、いろいろ教えていただきたいこともありますので、1回コンタクトを取ってみて、私がインタビューをする形で何かの共同企画をやってみたいと思っています。

非常にこれは面白いです。
私が最近見た中では、この10年ではベスト3に入るかなというぐらい、この本は日本の国益という意味では、本当に役に立つと思います。
面白いです。
これは、「憂国のラスプーチン」というまんがでもお話ししたのですが、ロシアのことを専門に研究されていらっしゃる方、佐藤優さんもそうなのですが、すごくシャープ、現実的です。

だから、私はロシアについて研究するというのは面白いのかなと、少し思っています。
ロシアの外交官の方で非常にクールです。

例えば、当然、中国、韓国、こういった国の方は教育の問題もありますが、どうしても過去の経緯で感情的にならざるを得ない。
ただ、これがロシアとなると、スーッと冷静になって物事が見られると思いますので、ロシア経由で中国と韓国を見るのもいいかなと思います。

「クレムリン・メソッド」、これはおすすめです。
最近の中で本当、「朝一番の掃除」という話がありますが、もしかしたら、その本よりもこちらのほうが大事かもしれません。
今の日本の国益を考えたら、前にご紹介したお掃除の本とか7つの習慣とかナポレオンも大事ですけど、あれと匹敵する以上の有用性があって、本当によくわかります。

北野さんのメールマガジンの読者が3万6000人ぐらいいるらしいのですが、私もメールマガジンに登録しました。
これは本当にインタビューしたいぐらいです。
私のメールマガジンやサイトの企画で会員の方に、「ぜひ、これを見てください」とお知らせしたいです。
繰り返し言いますが、この本は100回読む価値があって、常に読み続けていいと思います。
だから、私は今後10年間、この本を参考にしようかなと思っています。

ということでぜひ、いきなりですが2015年、多分これは一押しになると思います。
「クレムリン・メソッド、なんだろ?」と前から気になっていたのですが、いきなり一押しの本に出会えました。
ぜひ、この「世界を動かす11の原理」集英社インターナショナル、まぐまぐのメールマガジンでも随分前から出しています。
1999年、私より古いです。
メールマガジンで先輩に当たりますが、北野幸伯さん、この方の分析は本当に面白いです。
ぜひ、よかったら、見てみてください。
今日は本の激賞です。

日本の未来、我々の子孫や子どもや孫の世代にも影響する外交の問題。
やはり、政治の一番の重要なところは外交だと思います。
外交が適当だと、日本が滅んでしまいますから。

第2次世界大戦でも1回、日本はどん底まで行きました。
当時は一生懸命だったと思いますが、あとから見てみると、やはりあれも指導者の意思決定で厳しい部分があったのかなと思います。
もちろん、自分ができたのかなと言われると、自信はありません。

ただトップが意思決定を間違えると、国は滅びるほうへ行きますので。

では、次はどうかと言いますと、この中には結構、恐ろしいことも書いてありますけど、見ておいたほうがいいと思います。
多分、私よりも子どもの世代から少しずつ影響が出ていると思っていますが、子どもの世代になって、さまざまな意味でひっくり返る可能性があります。
そういうことを知っておくことが大事です。
それで、どうするかはまた別の問題です。

ということで、知ることが大事です。
知る権利があなたにもあります。
「クレムリン・メソッド」。
国際情勢を見るうえでは非常に今まで私が見てきた中でもっとも分かりやすくて、面白くて役に立つ本です。
これは1600円ですが、1万6000円で買ってもいい価値があります。
下手なセミナーに行くよりも、これ1冊で十分だと思います。
ぜひ、読んでみてください。

私はいつもあなたの成功を心から応援しております。
ここまでご覧いただきまして、誠にありがとうございました。

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