がんばろう日商簿記1級合格、今回は「『例題は解けるけれど、過去問が解けない』というご質問について」というテーマでお話をしたいと思います。

簿記1級

6月の日商簿記検定1級試験まで残り4か月程度となって、直前期が近づいてきました。


インプットの目処がついて、例題を2回転ぐらいしている方もいると思います。
ここまでくると全体像が見えてきて、問題によっては完璧に出来るものや全く手が出ないものなど、色々あるとは思いますが、半分以上は例題がなんとなく出来るようになって、1級の全体像が見えてきて、少し自信が芽生えつつある時期だと思います。

早い方だと2月ぐらいで、そろそろ過去問に取りかかろうと考えているのではないでしょうか。
遅い方だと3月の下旬という方もいらっしゃいますし、4月の頭でも間に合った事例があるので、人によって幅はあるのですが、2月に入ると過去問に取り組み始める方も出てきます。

この時期になると「例題はある程度感触が掴めてきたが、過去問をやってみたら全く歯が立たなかったが、どうしたらよいか」という切実な質問を見かけます。
しかし安心してください。
過去の合格者のほぼ9割の方も、最初から過去問が解けたわけではありません。
初めて見たときは「なんだこの問題、すごく難しい」と感じています。
今まで例題を2回転3回転してきて、ある程度自信が芽生えつつあって、いけるような気がしていたのに、過去問を見て気分が沈んでしまう方がいらっしゃいます。

なまじ例題をある程度繰り返してきて、解ける問題も出てきたので、「これならいけるかな」という淡い期待と自信が芽生えてきたときに、過去問でガツンとやられて、落ち込んでしまうのです。
場合によっては「やっぱり自分は1級には向いていないのではないか」と思ってしまう方も多いのですが、大丈夫です。
逆に「おめでとう」と言いたいです。
やっと、現実に直面できる準備が整ったのです。

考えてみてください。
そもそも、例題を全く出来ないだと、過去問をやろうという気持ちすら起きませんでした。
でも、今は違います。
「ある程度インプットが終わって、例題も各自のペースに応じて回して、例題もだいたいわかって、1級についても何となくイメージが持てるようになった、では過去問をやってみよう」と思ったということは、逆に考えてみると、点数は取れないかもしれないけれど、過去問の問題文を見て解答を見て書き写して、解説を見れば、解説すらも全くわからないということはまず無いです。

だいたい2割か3割はわかるのです。
それで十分です。
1級の勉強を始める前は、1割もわからなかったはずです。
しかし、冷静に、過去問の1つ1つの資料を丁寧に見てください。
よく見ると、今まで解いてきた例題と似ている部分を見つけることができるはずです。

最初は「出来ない」という気持ちが大きくてパニックになってしまい、一から十までわけがわからない状態になってしまいますが、そんなことはないのです。
落ち着いて、資料の特定の部分だけを見てみると、例題と類似していることがわかります。
逆に、例題が過去問から応用された問愛なので、似ているのです。

過去問をやっていると、今までやった例題が頭に浮かぶこともあります。
1回目はほぼ出来ないという気持ちでも構いません。
過去問を解こうとしないで、音読して、解答を書き写して、解答を一部でいいから真似てみます。
そのときのポイントですが、1回分の過去問を普通に制限時間を設けて解くと3時間かかりますが、最大4時間までしか時間をかけないでください。
5時間以上かけるのはNGです。

まずは、わからなくてもいいから、問題文を音読します。

音読が無理ならば、頭の中で声を出したつもりで、丸を付けたりアンダーラインを引いて丁寧に黙読してください。
そして答えを書き写してください。
解答用紙を4回分ずつコピーして、解答を見ながら答えを書き写して、余白でも裏紙でもいいので、解説の一部を真似てみてください。

そのように、問題文を丁寧に読んで、答えを書き写して、わかる範囲で解説を書いて真似をしてみるのを、1回あたり4時間ぐらいでやってみてください。
4時間になったら、途中でも止めて、必ず次の回にいってください。
そのように10回分から14回分をやってください。

そして、2回転目も点数は取れないかもしれないですが、気にしないでください。
3回転目ぐらいからは出来るようになってきます。
3回転・4回転としていくうちに、8割以上取れるようになってきます。
今までの事例だと、過去13回ぐらいの問題を8割以上取ったときに合格レベルにいっていますので、これを目標にしてください。

最初の1・2回転目はほとんど点数が取れないですが、それでも構いません。
過去問を解くために例題をやっていたのではなくて、過去問に取り組む「資格」を得るために例題をやっていると思ってください。
例題が解けるのに過去問が解けないという状況は普通だと思って、自信を持って取り組んでください。

必ずあなたも合格できます。
私はいつもあなたの1級合格を応援しています。
ここまでご視聴いただきまして誠にありがとうございました。