商簿50分、会計30分をベースにしてみよう!

がんばろう日商簿記1級合格、今回は「商簿50分、会計30分の時間配分をベースにしよう」というテーマでお話しをしたいと思います。

6月14日の第140回日商簿記検定を受けられる方は、もうすぐだと思いますが、頑張っていただきたいと思います。

そして、2015年11月中旬の141回を目標に頑張っている方もいらっしゃると思います。
今から始めて、あるいは現在勉強中で、2016年6月に向けてじっくりマイペースで勉強されている方など、いろいろな方がいらっしゃると思います。

いずれにしても、日商簿記検定1級の本試験はやってきます。
ここで、時間配分についてご提案があります。

工業簿記・原価計算のどちらが難しくてどちらがやさしいかというのは、回によって違います。
工業簿記が少し難しいときがあったら原価計算は満点を取りやすいということがあります。
柴山式簿記1級講座の勉強をされている方でも、工業簿記・原価計算のどちらか25点満点を取る方は毎回のようにいます。

そのときによって工業簿記が簡単か原価計算が簡単か、あるいは両方ともやや難しかったり、標準的だったり、いろいろありますが、だいたいは一方が難しくてもう一方が簡単というケースが割と多いです。

一通り問題文を見て、自分の得意分野や、解きやすいと思った問題でしっかりと点数を取ります。

工業簿記・原価計算は1時間半のうち45分ずつかけるという形で配分すればいいと思います。

あとは、やさしいほうは40分で難しいほうは50分など、40分から50分の間で上手くメリハリをつければいいと思っていますが、基本は45分ずつです。

ただ、商業簿記と会計学はそうはいかず、これまでの出題傾向からいって、商業簿記が総合問題なので時間が足りなくなる人が多いのです。
本番に向けて過去問の総仕上げをするときに、1度、時間配分の練習をして欲しいのです。

商業簿記と会計学のどちらから始めても構いませんが、時間配分は90分のうち10分間は見直しや時間が足りないときの補充として残しておき、80分を50分と30分に分けます。

そして、絶対とは言いませんが、練習では商業簿記を50分で、そのうち10分は問題文を読んで、40分で計算をします。
足りなくなったら見直しの10分を商業簿記に充てれば60分できます。

50分のうち10分は問題文を読んで方針を決めて、40分で例題レベルの解きやすい問題から解いていって、商業簿記は17点ぐらいを目標に、会計学も17点ぐらいを目標にします。

工簿・原計は2つ合わせて40点ぐらいを取ることが多いので、8割として、全体で75点ぐらいは取れます。

だいたい75点主義と言っていますが、工簿・原計が40点、商簿・会計で30から35点で合わせて70点から75点と考えています。

商簿・会計はだいたい34点から35点、17点+17点ぐらいのイメージですが、商業簿記は25点のうち8点までは落とせますから、その難しい8点を早めに見切って手をつけずに、17点、最低でも15点はしっかりと取りにいくという勉強が大事だと思います。

15点+15点で商簿・会計で30点、工簿・原計は40点から45点を取ることもあるので、それで70点以上取るのもありです。

とにかく、商簿・会計は30点以上取っていただきたいです。

商業簿記のほうは時間がかかるので、まず50分で終わらせる練習をします。
今まで解いた過去問でも構いません。

そして会計学は30分で、そのうち10分ぐらいが理論をやって、20分ぐらいで計算をやるなど、そのあたりはやりながら配分を考えてください。
過去問は10回分以上やると思うので、それでだいたいパターンがわかると思います。

とにかく時間配分は商業簿記は50分、会計学は30分、10分は足りない分の補充か見直しの時間として残しておくというように、時間配分を決めて、これをベースに若干の調整をしてください。

この時間配分をぜひ意識してください。
時間配分を守ると合格の確立がぐんと上がります。
ぜひ頑張ってください。

私はいつもあなたの簿記1級合格を心から応援しています。
ここまでご覧いただきまして誠にありがとうございました。

PREV
簿記試験、知らないテーマは気にしない!
NEXT
おすすめ本「稼げるコンサルタント 稼げないコンサルタント」