簿記試験、残り80日を2つの期間に分けよう!

がんばろう日商簿記1級合格、今回は「残り80日を2つの期間に分けてみよう」というお話をしたいと思います。

日商簿記検定に限らず、あらゆる目標達成をする場合に、一定の努力量というのが必要になります。

必ず一定の努力をしなければ成功しないのです。
これは絶対的な法則です。
簿記検定に関していえば、私は講師経験があるので、合格するための最低の勉強量というのがわかっています。

一定のやるべきことをやれば、合格の確率が高まる境界線があります。
日商簿記検定でいうならば、ほぼ200時間の過去問演習なのです。
これをこなすと、誰もが6割ぐらいまでいくのです。
そのために例題があるわけです。
過去問で出来なかった部分や、過去問で触れていない所を例題に戻って勉強します。
過去問が8割、例題が2割という感じで、過去問と例題を往復して200時間をこなすと、誰もが良い勝負を出来るようになります。

最低でも180時間は必要で、150時間以下だと合格が遠のきます。

本当は過去問だけで200時間をやって、例題は100時間やってほしいのですが、そこまでの時間が無いと思うので、過去問と例題を合わせて200時間やってください。
過去問が8割以上で200時間やっていただくのが合格のための必須条件です。
今日は3月17日なので、3月は残り14日、4月は30日、5月は31日、6月が7日で、合計82日あります。
82日をだいたい40日で2つに分けてもいいですが、40日で200時間やろうと思うと1日5時間必要です。

しかし、5時間できる人はそうそう居ないと思います。
せいぜい4時間だと思うので、直前期に4時間出来る場合は50日必要です。
残り50日あっても1日4時間の勉強が必要になります。
4月の下旬から過去問を始めたとするならば5時間必要ですが、社会人などの方は常識的に考えたら3時間が妥当だと思います。
3時間ならば最低でも180時間は欲しいので、残り82日のうち最後の60日は過去問をやるしかありません。

なので、1日3時間勉強する場合は、遅くとも4月8日には過去問を始めないと間に合いません。
できれば3月中に始めていただきたいのですが、少なくとも残りの60日は過去問と例題の繰り返しをしてください。
4月から過去問をやる方はできれば4時間やってほしいぐらいです。
なので、3月から過去問を手がけてほしいというのが本音です。
1日4時間勉強するならば4月からでも間に合いますが、それでもギリギリなので、これからは直前期だという自覚を持ってください。
3月の残りの2週間で、ほぼインプットは終わらせないとまずいですし、インプットが終わらなくても過去問に入ってください。

何度も言いますが、インプットは不十分でも構わないので、過去問だけは完璧にしてください。

過去問が大事なのです。
普通の人は、インプットを完璧にしようとして、過去問をロクにできないから合格しないのです。
はっきり言うと、インプットは6割か7割で大丈夫です。

ただしこれは、講義の復習の話であって、例題はほぼすべてAランクにしてください。
例題をほぼAランクにしながら過去問もやらなけばいけないので、最後の200時間が大事なのです。
3月末までに例題が一通り終わっていることは最低条件です。
そして半分以上をAランクにします。
ここまで頑張ってほしいです。

ゴールデンウィークなどを使って1日4時間ペースで出来る自信のある方ならば、もう少し遅いペースでもいいですが、どんなに遅くても残りの50日は過去問をやらないと間に合わないです。
意外に時間はありません。
多くの方は60日を過去問に充ててください。
過去問がメインで、過去問ではすべての論点を網羅できないので、例題で落ち穂拾いをします。

例題はほぼすべてをAランクにすることが目標です。
過去問は10回から14回分を最低3回転、できれば4回転してください。
おそらく3回転だと合格率は2・3割ですが、4回転以上で5割以上の合格率になって、かなり合格の可能性が見えてきます。
3回転と4回転の違いは大きいです。
例題と過去問の集中学習は60日必要なので、インプットは残り20日しかできません。
例題も一通り解き終わるところまでやってください。

Aランクは最初は3割か4割くらいしかありませんが、最低でも例題を一通り解き終わった状態で残り60日あるいは50日を迎えてほしいです。
3月の残り2週間は勝負なので、一生懸命やってください。

簿記1級はある程度死にものぐるいでやらないと受かりません。
簡単には受からないので、価値が高いのです。
私はいつもあなたの簿記1級合格を真剣に応援しています。

80日を2つに分けて、60日×3時間で180時間以上の過去問と例題の学習を確保して、頑張ってください。
ここまでご視聴いただきまして誠にありがとうございました。

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