普段やっていないことを本番ではできない

前を向いて歩こう。

今回のテーマは、普段やっていないことは本番ではできない、このようなテーマでお話をしてみたいと思います。

世の中ドラマチックな展開としては、火事場のクソ力とか一発逆転とかそういったこともありますが、基本的には現実問題としてリアルには、やっぱり有利に最後まで押し切ってしまうっていうパターンの方が勝ちやすいというか、成功しやすいです。

不利な状況で最後に逆転するのは、確かにハラハラドキドキしていいのですけど、やっぱりうまくいくときっていうのは、基本的には原則勝った状態でことに望むと。

何を言いたいかって言うと、火事場の馬鹿力とかそういったものっていうのは、普段やっていないことが本番で奇跡的にできるみたいなところがあります。

それはある意味、そういうふうにできると嬉しいかもしれませんが、そればかり期待してしまうと、なかなか勝てないです。自分の思った目標を達成できません。

人間っていうのは、普段やっていることしかできないのです。ほとんどそうでしょう。
練習してここまで完璧にできたけど、実際本番とか試験でも試合でも、半分ぐらいしかできなかった。パニックになってしまったと。

ということは練習の半分ぐらいしかできないと思っておけばいいです。
あとは最後の最後に開き直って一発逆転もあるかもしれないけども、開き直らなくて終わってしまうケースの方が本来多いはずです。

開き直れるなんて10回に1回あればいい方です。下手すると100回に1回か2回です。そこの奇跡をいつもあてにするようだと人生負け組になってしまいます。勝ち負けがあるとするならば、できれば自分は勝ちたいですよね。

目標を達成することを勝ちとしましょう。

目標を達成するという勝ちを手に入れたいならば、一発逆転の状態を作らない、これが成功法則です。

ということは、普段の習慣なのです。毎日の習慣として、本番いざという時を想定した準備をしておくことです。普段からいざという時を想定して、シュミレーションしておきます。これこそが日常の努力なのです。

努力とは本番を想定したシミュレーションの積み重ねです。本番を想定した練習の積み重ね。練習とは本場の状況を想定した予行演習の積み重ねなのです。

ということは、いざということ考えて普段から集中して練習をする。練習のための練習をだらだらやっている人は、簿記の試験もそうですけどなかなか受からないです。練習のための練習ではいけません。

本番でどう生かすか。常に本場のつもりで、1時間の勉強全部を集中しろと言いませんが、せめて30分でもいいから、ここから集中して本番のつもりで、この計算を間違えたら本番で落ちるぞっていう位の緊張感を持って毎日の勉強を少しでもいいからやってみて欲しいです。

本番を意識して普段練習する、いざというときを意識して普段努力をする、そういった取り組み方をする人は、やはり本番に強いです。

普段の練習でやっていないことは本番でできません。普段からいざというとき本場を意識して、時々緊張して、毎日一日一回は緊張して集中して練習しましょう。普段やっていることしか本番ではできません。

私はいつもあなたの成功を心から応援しています。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。

PREV
本支店のポイント③~本店の損益勘定~
NEXT
簿記の精算表は「右に向かって書く」方が合格しやすい