柴山式・人生前向き半生紀(6)「人がやりたがらないことをやる」

柴山式人生前向き半生紀ということで、今回久しぶりの動画アップですが、これも中学校時代に学んだ話で。

わりと私、中学生の時の体育の先生、或いは野球部の監督、この方は体育の先生でもあるのですが、中学校あたりの先生の言った言葉って結構覚えていて、今思うと深いなぁと思う事がいくつかあります。

当時先生が仰ったときの意図というのは、また別のところにあるのかもしれませんが、今考えると、応用範囲が広いことをかなり言って頂いています。

短い一言なのですが、それがあとで含蓄が出てくるのです。また年を取れば出てくるのです。一つ何を言われたかと言うと、今回ご紹介するのは確か僕の記憶では、野球部の監督で体育の先生だったと思うのですが、人がやりたがらないことをやってあげなさいと。

人がやりたがらないことやりなさい。人がやられて嫌ではなくて、やりたくないと思う汚れ仕事とか、そういったことやってあげなさいと。例えばプール掃除とかトイレの掃除とか、人がやりたくないゴミ拾いみたいな、人が嫌だなと思うことを率先してやってあげる。

こういうくせがつく、こういう習慣がついた人というのは将来、大成しますよと、大きく花開く、或いは人から認められるのですよって。人がやりたいことは誰だってやりたいです。

人がやりたくないと思うことを率先してやる。しかもそれをあまり見せびらかさない。やっているアピールをしない。黙々と人がやりたくないこと、やりたがらないことをやってあげる。

これこそがすべての基本であるということを教えてもらったことがあって、なるほどと思いました。

今思うと商売もそういうところがあって、人からお金をもらっている側面だけを考えてしまうとお金に汚いみたいになってしまいますが、その前段階が必ずあって、人がやりたがらないこと、或いは人がやって欲しいと思うことをこちらが率先してやってあげるからどうもありがとうというお礼の気持ちでお金を頂けるのです。

これはすごく大事で、僕は商売の原点はこれだと思うのです。
人がやりたがらないことをやってあげる、或いは人ができないと思っていることをやってあげる、これがプロというものです。

人がやりたがらないこと、或いは人ができないことを代わりにやってあげてそして喜んでもらって、その見返りとして報酬を頂くとかお礼を言ってもらうとか、喜んでもらう。

そういったところにこそ、まずは個人の発展、成長。大きく考えると社会の発展があります。従って、これから日本人の良さという意味では、奉仕の心という言葉がありますが、やはり人がやりたがらないこと、どぶ掃除みたいなことです。

そういう汚れ仕事もそうだけども、人がやりたくないと思うことをやってあげる、それだって商売になるのです。

だから案外、仕事の種っていっぱいあって、結局それがないと言っているのは、自分がやりたくない、人がやりたくないことを自分もやりたくないと思っているだけであって、人がやりたくないというところにこそ、実はビジネスのチャンスがあるのです。

ビジネスの話に結びつけてしまいましたが、ビジネスのチャンス、或いは人間関係の秘訣ポイントもあるわけです。相手がやりたくないと思うことを代わりにやってあげたら、相手も気持ちがいいです。

自分だってそうでしょう。自分が嫌だと思うことを代わりにやってあげたよと、ニコって言われたら、或いは言わなくてもいいです。さりげなくやってくれた。なんかいいなと、どうしたのだろう。あの人がやってくれたのだと思うとやっぱり違います。

そっとやってあげる。

ある意味謙虚さとも関係するのですが、やったというアピールは、あまりしない。大したことをやっていないのだけど、アピールしたがるというのも逆にあるでしょう。そういうのを気を付けましょうということです。

人のやりたがらないことをやってあげる。これは非常に大きな、いろんな意味で人生の成功法則だと思っています。
もしご参考になれば幸いです。私、いまだに言葉を胸に秘めています。

仕事に行き詰まったとき、何か人が困っていることがないかな、困っている人を助けてあげること自体が実はビジネスの原点、或いは人間関係の原点です。人間関係の原点ということはビジネスの原点にもつながるのです。応用範囲広いです。

人がやりたくないと思うこと、人ができないこと、人がやりたがらないことをやってあげよう。これはもしかしたら社会生活の大基本かもしれません。
もしご参考になればと思います。

また次回も柴山式前向き半世紀。私がこれまで振りかえってみて、非常に印象に残った事、感銘を受けた事、或いはこんな言葉が心に残ったと、そのようなことをまたお話していきたいと思います。ここまでお付き合い頂きまして、誠にありがとうございました。

PREV
明日は検定試験です!練習は本番のごとく。本番は練習のごとく。
NEXT
第139回試験の解答ポイントと得点戦略