一日に一つ、新しいことをやってみよう!

前を向いて歩こう、今回のテーマは、

『一日に一つ、新しいことをやってみよう!』。

一日に一つ、新しいことをやってみよう!このようなテーマで話しをしていきたいと思います。
人それぞれ目標や目的や成功のイメージ、あるいは自分が目標達成したイメージ、そういった理想の姿などがあると思います。

例えば、半年後や1年後とか一定期間のうちに自分が思い描いている理想の状態に届いているかどうか、あるいは、どこまで近づいているかということを測った場合、比較的目的を達成しやすい人、目標を達成して成功しやすい人と、成功しにくい人の間にあるものとは何かと言いますと、やはり行動だと思います。

では、その行動とは何かということなのですが、一番簡単なきっかけはやはり新しいものをとにかくやってみることです。
問題を解くということも新しいことです。
新たに問題を一つ解く、あるいは今まで解いてきた問題を3回目の問題で出来ないものを4回目にトライするのです。
これもある意味、試みです。

小さな試み。

全く見たことがないものだけをやるのではなくて、やったことがあるものをもっとよりよく出来るようになる、これもチャレンジと思ってください。
というように考えます。

そうすると、いろいろなチャレンジがありますが、例えば、何か新しい方法を試みました。
要するに、 違う方法で同じ問題に取り組むのもチャレンジです。
例えば、簿記検定の1級でも2級でも難しい問題があったとします。
最初に自分が思っていたやり方ではうまくいきませんでした。
では、違うアプローチでやってみよう、というのも新しい試みです。
既存の問題を新しいやり方で試みる、これも当然、新しいチャレンジです。

そういった、チャレンジを1日1回やってみたらどうなるか。
例えば、行動する人1日1つの試み、新しいことをやってみました。
365日あります。
360回試みをします。
そうすると、その目標は364回失敗の上に立って、1つ 大きな成功をすればいいじゃないか。
いろいろなことをやってみました。
これがうまくいきました。
そういったものの積み重ねだと思います。

そして、なかなか行動出来ない人というのは、新しいことを新しいやり方でチャレンジしています。
新しい領域にチャレンジするということを、全くやりません。
せいぜいやっても10日に1つと。
10日に1回やるかどうかと。
なかなか行動出来ません。

ですが、こういう形のほうが多いと思います。
全体の8割以上はこれだと思いますが、大体80%くらいは、普通はこんなものかなという気がします。
ですから、8対2の法則でいけばです、大雑把に。
比較的行動しやすい人というのは、やはり、2割の人がなかなか行動出来ないのが一般的です。

悪いわけではなくて、この80%から抜け出すためには、ということを言っています。
常に上位2割ということを意識すると、物事というのはうまくいきやすいです。

比較的成功しやすいです。

では、一般的に人間って低い所に流れてしまいますから、楽をしようとすると、10日で1個、試みをしたとしましょう、小さな試みでいいです。
それを365日掛けますと、10分の365、つまり、36.5回、10日に1回なので、360÷10日×1つ、とすると、36.5回なのです。
それで、36.5回の試みですと、大した量ではありませんので、実はこれは成功がゼロであることが多いです。

それで、上の人はどうかと言いますと、365回試みますので、364回の失敗の先に1つの大きな成功がある可能性が高いです。
これは少し違う領域ですが、ハインリッヒの法則というのがありまして、これは労働災害や事故の話ですね。

これは、私、免許の更新などのときによく聞くのですが、ヒヤリハットの法則と言いまして、300の物事があって、270のヒヤリハット、ヒヤリとすることやハッとすることがあります。
そうすると、そのうち、29の小さな事故、接触など、少し小さな事故があります。
そうすると、そのうちの1個が重大な大事故になります。

従って、300のヒヤリハットのうち、1が大事故で、29が小さな事故、というガードレールに擦ったりとか縁石に乗り上げたなど、そういった形ですが、「しまった。」というね。
それで、ヒヤリハットが270あると、その10分の1くらいが小さな事故で、さらに300分の1が大体大事故になる、これは保険の業界などでも有名な話、確率論ですね。

それで、これは悪い言い方をしていますが、つまり、270の何気ない事象、そして、29の小さな出来事、そして、1つの大きなブレイク。
ブレイクとした場合、マイナスのブレイクは大事故ですが、プラスのブレイクとしたらこれは成功だと思います。
見るべき成功が1つある、というように考えて私はいいと思います。
これは事故ケア。
裏側を無理やり見たのですが、でも、そんなに大きくは間違っていないと思います。

従って、300小さなチャレンジをすると、1つ、目に見えて成果が上がる、ということが何となく実感出来ると思います。
そのうち、途中の29くらい「あっ、これいけるかも。」と、いけそうなことが29くらいなのです。
そして、1つが「おお、これやった!」という大きなガッツポーズが出るような大きな成果が手に入る可能性があります。
これが300くらいのヒヤリハットに相当する小さな試みです。
と、私は思っていますが。

それからすると、1日1つ何か新しいことをやってみようと。
何でもいいですから、何か1つやってみましょう。
フレッシュなことをやってみましょう。
今までの問題を新しい手順で取り組む、これも新しい試みです。
何かをやってみるのです。

そうすると、1日1回ずつやっていくと、365日のうち360回、小さな失敗を繰り返す、あるいはその中で「いけるかもしれない。」というのが多分、30回くらいあります、おそらく。
そして、1つ大きな成功、「おっ、これはやった!成果が手に入った。」ということがあるかもしれません。

ですが、これが10日に1回くらいしか試みがないと、年間通じても36.5回しか試みがありませんので、当然、これだと、小さな成功すら2つ3つあるくらいですね。
「なんか、いけるかも。」ということが2、3回あるにしても、本当にためになることというものがそう滅多にありません。
こうなると宝くじです。
ということなので、たくさんの試みの土台が270あって、29の小さな「いけるかも。」といういい感触があります。
そして、1つが大きな成功になる可能性があります。

こういったことを考えますと、たくさん行動しましょう、ということです。
やはり、小さな失敗、本当の意味での思い違いなことがあってもいいのです。
そういったことを、たくさんかき分けて最後に大きな成功をつかみ取る。

従って、300回くらい、小さな試みをしましょう。
ということは、1年365日ですから、まあ日曜日は休んでもいいですが、そうしますと、300回くらいです。
ということで、300回くらい1年を通じて、小さな試みをしましょう。
1年後、何かしら、あなたの手に何かしら大きな成功、成果、「おお、すごい。」ということが手に入っているかもしれません。
それが、あなたの進歩なり、成長だと思います。

これは簿記の勉強に限らず、資格試験でも、人間関係でも、仕事でも、プライベートでもそうです。
何か大きな改善、成果を1年後、手に入れたいと思ったら、まずは今日から1日1個小さなことでいいですので、何かを試みましょう。
チャレンジしてみましょう。
トライをしてみましょう。

私はいつもあなたの成功を心から応援しております。
ここまで、ご覧頂きまして誠にありがとうございました。

PREV
環境を変えると、習慣が変わりやすい
NEXT
セミナー受講4%の法則