学んだら、すぐに復習してみよう!

今回は簿記検定の勉強に限らず、学校の勉強や習い事など、技術や知識を習得するときに使える小ネタをご紹介します。

エビングハウスの経験曲線というものがありますが、学んだことというのはその直後に一気に記憶が落ちて、その後緩やかになっていくというものです。

1日経つと半分ぐらいは思い出せなくなるという忘却曲線というものがあります。

 

それに絡めて習法という話が世の中ではよく言われますが、エビングハウスの忘却曲線にも関係すると思いますが、要するに「忘れる」という状態を止めればいいのです。

 

一番簡単なのは、忘れ始める前にもう一度確認することです。

私は簿記を教えていますので、簿記の勉強に絡めてお話しますと、学んだことをできる限り、その直後(できれば10分後ぐらい)、すぐに復習をするのです。

 

そのやり方はすごく効果的で、繰り返し思い出すことによって、あるいは繰り返し同じ知識に触れることによって、脳の中の潜在意識が「これは大事なことなのだな」と認識するようになります。

 

1回学んでから2・3日放っておくと結構忘れてしまうので、できれば習ったその場でもう一度見直すという癖をつけることが大切です。

 

習ってから10分後、次に1時間後というふうに、その日のうちに2回ぐらいは目にするのが一番良いと思っています。

 

私もこの方法を公認会計士の受験生時代に取り入れていましたが、終わった後に帰りの電車の中や近くの喫茶店で復習すると、結構記憶が定着するのです。

 

私は授業が終わって1時間以内に大事なことを復習するということも時々やっています。

たとえばですが、1時間で20ページの勉強をした場合、その20ページの勉強をもう一度まともにやろうとすると、さらに1時間かかってしまいます。

 

私が公認会計士の受験勉強をやっていたときには、1回の授業が3時間あったので、3時間の講義をもう一度3時間復習するのは大変です。

 

そのときは、3時間の講義を10分ぐらいに圧縮して復習していました。

どのようにやっていたかというと、講義の中で次に復習すべきキーワードだけを書きだしておいて、あとでそれを見るのです。

 

それだけでも全然違います。

キーワードだけを書き出して、それをもう一度5分や10分で見直す程度であれば、帰りの電車の中でもできます。

 

このように、エッセンスだけを簡単にメモして、そのメモを見て何をやったのか思い出すだけでも復習になります。

この「エッセンスの復習法」を、ぜひ良かったら試してみてください。

 

私はいつもあなたの成功とスキルアップを心から応援しております。

ここまでご覧いただきまして誠にありがとうございました。

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