煮詰まったら、いったん目標を忘れてみよう!

今回はメンタルの維持のコツについてお話します。

一般的な自己啓発や目標達成するための本では、目標を明確にしてそこへ向かって突き進むというのは定番です。

孫子の兵法だと「正と奇」というものがありますが、普段のセオリーとその逆をいくケースというのがあって、いつも同じ流れではありません。

 

物事というのは変化するのです。

状況というのは刻々と変わりますし、ずっと同じ原理ですべての物事を上手に取り扱えるということはあり得ません。

 

必ず状況に応じた臨機応変な対処をしなければいけません。

一番分かりやすいのは季節ですが、春夏秋冬に応じた服装というのがあります。

 

夏なのに冬に着るようなコートを着込んでいたらおかしいです。

逆に、冬なのにTシャツや半ズボンもおかしいですし、命の危険すらあります。

このように、1つのことですべての状況には対応できません。

 

その発想でいくと、目標を明確にしてそこの一直線に突き進むというコンセプト自体も場合によっては仇になりますし、むしろ害悪になりますので、それを判断しなければいけません。

 

先ほどの服装の例でいうと、季節に応じた服装をすればいいのです。

春・夏・秋ぐらいまでは目標に向かって進めばいいのですが、気分が真冬なのに春・夏・秋の服装はできません。

 

そのような心境で物事にはあたれません。

簿記検定でも問題が全く解けないような真冬の時期は必ず来ます。

 

そのときにいつもと同じ調子で「よし、頑張るぞ!」というメンタルで行こうとすると、人によっては挫折することもあります。

 

メンタルが冬の状態になっている場合は、夏服を脱ぎ捨てて衣替えしましょう。

いったん目標を忘れましょう。

 

「たかが簿記じゃん」と思うようにして、いったん忘れます。

「できなくてもいいじゃん」というような気持ちに切り替えて、ある意味開き直ってみます。

 

心が冬の状況で「それでも目標突破だ!」などと思ってしまうと、そのようなメンタルになってしまうタイプの人もいます。

 

そういう方は、そのような状況になるとかえって緊張してしまって絶望感にばかり頭が支配されて、ますますモチベーションが下がるので、そういう場合は重たい気持ちを脱ぎ捨てて忘れましょう。

そのように頭を切り替えてください。

 

挫折しそうなときや「厳しいな」と感じるときは、いったん目標を忘れて、目の前の分からないことを楽しむというふうに切り替えると、光が見えてきて、再びやる気になることがあります。

 

「時には目標を忘れてもいいじゃないか」というようにメンタルを変えてみましょう。

私はいつもあなたの成功を心から応援しています。

ここまでご覧いただきまして誠にありがとうございました。

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