営業上のおもな金銭債権と金銭債務(日商簿記2級)

今回は主な営業取引で発生する金銭債権と金銭債務についてのお話です。

つまり、貸したお金と支払い義務を負っている未払のお金のうち、営業取引で発生するものについて、簿記2級レベルでのお話をしたいと思います。

平成28年6月に行われる第143回の日商簿記検定から出題内容が大幅に変わりましたが、そのなかでも一番大きな影響を受けたのは簿記2級の商業簿記です。

 

簿記3級と簿記1級は改定が合否にほぼ影響ありませんでしたが、簿記2級の商業簿記は変動が大きかったのです。

 

簿記3級では為替手形がなくなったのが大きいですが、勉強しすぎることはあってもそれが合否に影響することはありませんでした。

 

しかし、簿記2級の場合はかなり範囲が変わってくるので、改定前と同じような勉強をしていると、出題されないものまで勉強してしまってかなり遠回りになってしまいます。

 

当然、柴山式の簿記2級講座も平成28年度の改正に全面対応しています。

今回は簿記2級の商業簿記について、営業上の主な債権・債務について、表示をまとめてみました。

 

現在は改定の影響もあって、2・3年前とは随分違っていますので、3年以上前に簿記2級を勉強された方にとっては見慣れない科目が多いです。

 

実務もいろいろと変化しているので、それに合わせて簿記2級も変化・進化しています。

それではバランスシートからみていきます。

 

負債はそれほど多くないですが、資産の科目が多くなります。

「受取手形」については為替手形と荷為替手形が外れています。

 

以前簿記2級を勉強されていた方のなかには為替手形で苦労された方も多いと思いますが、簿記2級と簿記3級からは除外されました。

 

ですから、簿記3級と簿記2級に関しては、現在の「受取手形」は約束手形の受取だけで、「支払手形」は約束手形の振出だけです。

 

それから「電子記録債権」というものがありますが、これはインターネットなどの記録上の債権で、譲渡がしやすいものです。

 

たとえば所有していた電子記録債権200,000を売却して、売却損3,000を除いた197,000が当座預金に入金されたとします。

 

仕訳としては(借方)当座預金197,000 電子記録債権売却損3,000 (貸方)電子記録債権200,000となります。

 

「電子記録債権売却損」というのは受取手形の売却損と同じようなものです。

電子記録債権には売却損があり得るということを覚えておきましょう。

 

それから「クレジット売掛金」というのも新しく出てきた科目ですが、これはクレジットカードなどの売掛金です。

 

「営業外受取手形」というのは、たとえば固定資産などの設備を売ったときに約束手形を受け取ることがありますが、そのような営業外での手形の受取に使う科目です。

 

「固定資産売却受取手形」「備品売却受取手形」などと言うこともあります。

これらが出題される可能性があります。

 

負債のほうの新しい科目としては「電子記録債務」と「営業外支払手形」があります。

「営業外支払手形」は固定資産や備品などを購入したときに振り出す手形で、「固定資産購入手形」「備品購入手形」などと表示することもあります。

 

これから簿記2級の勉強される方はこのような新しい勘定科目を勉強しておいてください。

ご参考になれば幸いです。

 

私はいつもあなたの簿記2級の合格を心から応援しております。

ここまでご覧いただきまして誠にありがとうございました。

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