簿記1級・実力アップの階層構造について

今回の「頑張ろう日商簿記1級合格」は、実力アップの段階を考えてみたいと思います。
11月21日に柴山式の簿記無料セミナーを高田馬場で行いましたが、そこでお話ししたうちのエッセンスの1つをご紹介したいと思います。

実力アップの階層構造については3段階で考えると分かりやすいです。
最初に基礎知識のインプットがあります。

これは授業を聞いて復習をすることです。
これが全体の2割から3割です。

残りの7割から8割はアウトプットになりますが、アウトプットはさらに2つに分けられます。

アウトプットの前半は個別問題の練習です。
柴山式ならば例題とミニ例題の練習です。
ここで個々の部品を作り上げます。

料理で言うならば「炒める」「煮る」「切る」といった基本的な調理技術に該当します。
ここを3割から4割ぐらいの比率でやります。
そして、最後に総合問題を3割から4割ぐらいやります。

簿記検定に関しては、インプットが2割、個別練習が4割、総合問題が4割というのが私のお勧めです。

もう少しインプットを手厚くしたい場合は、インプットを3割、個別練習が3割5分、総合問題が3割5分というのがバランス良いです。

個別練習と総合問題は200時間ずつ、合計400時間のアウトプットが必要ですので、それをベースにしてインプットの時間を調整してください。

インプットは柔軟に変えられますが、アウトプットの時間は決まっています。
アウトプットは400時間だということを覚えておいてください。

アウトプットの400時間を固定しておけば、あとは柔軟に考えれば良いです。
ご参考になさってください。

私はいつもあなたの日商簿記検定1級の合格を心から応援しています。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。

PREV
第147回日商簿記検定1級の解答と講評をサイトアップしました!
NEXT
キャッシュフロー・クワドラントで、稼ぎ方の4つのタイプを考えてみよう