PDCAのPがプロジェクト成功の50%以上を握っている!

20180207

今回の「前を向いて歩こう」はPDCAの最初のPlanについての心構えについてお話をします。

ここのレベルが全体のプロジェクトの成功の半分を占めています。
これは私の今までのコンサルティングや簿記の指導経験や自らの経営で感じていることなのでお伝えします。

最近PDCAをテーマにしてお話ししていますが、それぐらい大事なことなのです。
もっと言うと、PDCAはほぼ世の中の全ての行動の基本ですので、これができるかできないかでその人のその後の人生まで影響を及ぼすと思っています。

PはPlan、DはDo、CはCheck、AはActionです。
この計画・実行・検証・改善の全ての土台はPlanです。

機械的なノウハウはたくさんありますが、ノウハウばかりに頼ってしまうとこの後が続きません。

計画の上手いノウハウに頼りきってしまうと「これを作ったからもう大丈夫だ」という安心感ができて、その安心感が怖いです。

プランを作ったときにホッとした雰囲気が出るときは危ないです。
そうではなくて、プランができたときに益々戦闘意欲が高まっていないとまずいのです。

PDCAの中で一番大変なのは実行ですが、検証は面倒なのです。
それぞれマイナス要因がたくさんあります。

実行は思いどおりにいかずにつらく、検証は面倒くさく、どれもがつらいのです。
つらいと思うことをやるのに、途中で成果が少しも出ないとやる気がなくなってしまいます。

成果が出るかどうかは計画にかかっています。
計画がへたれているとだめです。

へたれているというのは何かというと、計画には目標設定も入るので、目標設定のSMART原則といって、具体的であれとか、数値目標を出せといっても、数値目標を出してもそれに魂が入っていないと出しただけで満足してしまうのです。

ですから、いくらKPIがどうとか格好良い言葉を並べても、そこで本気で作っていないとダメなのです。

逆に言うと、本気で作っていれば多少下手な計画でも良いのです。
へたれな計画と下手な計画は違います。

上手に作ってもへたれた計画だったら実行できません。
そのあとの実行以降がきついのですから、きつい作業に耐えられるだけの熱意がないとまずいです。

結局最後に来るのは「熱意・意欲を注入したか」です。
そして、成否の5割以上を占めるのが「本気で作ったか」です。

「絶対やるぞ」という本気度の高い計画であれば、多少下手でもいいです。
上手くいかないことを覚悟して作った計画ほど最後に上手くいくのです。

本当に本気で計画を作らないと失敗してしまいます。
あまりにもクリーンな計画は逆に怖いと思ってください。

みんながホッとしている雰囲気があったらもう一度練り直してください。
計画を本気で作ったかどうかがプロジェクト成功の5割以上を占めていますので、これで半分は成功したものなので、ぜひ計画に魂を注入してください。

私はいつもあなたの成功・スキルアップを心から応援しています。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。

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