休日は苦手なテーマを集中学習するチャンス

がんばろう日商簿記1級合格、今回は「休日は苦手テーマを学習するチャンス」というテーマでお話をしたいと思います。

平日は仕事や学校の勉強で忙しいと思いますが、土日祝日などは1日自由に使えると思います。

柴山式では日曜日は予備日として空けておくように言っています。日曜日にお仕事などがある方は、ご自身の休日のうち、1日を予備日としてください。
普段勉強をすると決めている日に勉強ができなかった場合は、予備日に勉強の穴埋めができるように、1週間のうちに1日を予備日にすることをおすすめしています。

もちろん、気力・体力ともに充実しているならば予備日に勉強していただいても構いません。
また、祝日には、1日仕事をするつもりで5時間や6時間は勉強ができます。
5・6時間まとめて勉強をすればかなりのレベルアップが期待できるので、大量に勉強時間が取れる時におすすめなのは、苦手なテーマを集中学習することです。
もう1度講義を聞いたり、例題をやったりします。

たとえば連結、デリバティブ、割賦販売、売価還元法、特殊商品売買、減損会計、リース、退職給付など、苦手なものは色々あると思いますし、純資産が苦手な場合は、柴山式では純資産の講義を1時間でやっているので、それをもう1度見るとか、自分の苦手な講義をピンポイントで視聴してください。

工業簿記・原価計算ならば、部門別計算の複数基準配賦法は苦手な人が多いです。
あるいは、一時期、組別総合原価計算もよく出題されたので、総合原価計算をやるのも良いです。
あるいは、工程別総合原価計算などをやるのも良いです。

総合原価計算ならば仕損費の負担の仕方や、標準原価計算も出題されるときはまとめて出ます。
直接原価計算、CVP、意思決定会計などもそうです。

工業簿記・原価計算のほうが論点の幅が狭いので、早く合格レベルに到達しやすいです。
あなたのスケジュールに応じて、苦手なテーマをどのくらいの時間やるのか考えてください。
マスターするのに時間がかかるのは商業簿記なので、商業簿記をやるのも良いです。
1級の商業簿記の問題は55分ぐらいが目標なので、1時間あれば1個解けます。
普段は得意なテーマと苦手なテーマをバランスよく勉強して、まとまった時間が取れるときは、自分が苦手なテーマを集中治療するのです。

私も会計士の受験生時代にはよくやりました。
最初、私は会社法が苦手だったので、会社法を集中してやったり、社債の処理が苦手な時期があったので、社債の例題ばかりを集めて1日で20問ぐらい解いたりしていました。

あなたの最も苦手なテーマに絞って、祝日などを上手く利用して学習しましょう。

私はいつもあなたの1級合格を心から応援しています。
頑張ってください。
ここまでご覧いただきまして誠にありがとうございました。

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