第一三共、100万株の自社株買い(2007.5.30*17)

5月30日17面の日経記事を見ますと、
前期に大手製薬会社で唯一自社株買いを実施しなかった
第一三共が、2008年3月期に自社株買いを実施する
公算が大きいと報じられています。

もともと、武田薬品を筆頭にして、製薬会社は潤沢な
資金を持つ傾向にあり、2007年3月期には、
武田、アステラスなどが自社株買いを相次いで実施して
いました。

第一三共による6月1日の発表によりますと、
2007年6月4日から2007年7月30日までの
間に、1000万株を上限として、自己株を取得する
そうです。
なお、株式の取得価額の総額は350億円が上限となって
いました。

■参考→ http://www.daiichisankyo.co.jp/

また、決算短信を見ると、
2007年3月期の最終利益は785億円です。

このうち、最大350億円が自社株買いに振り分けられ、
さらに437億円が配当されるそうですから、

当期純利益785億円に対し、
自社株買い350+配当437=787億円と、

当期の純利益に対し、ほぼ100%の還元性向という
太っ腹さです。

■決算短信
→ http://www.daiichisankyo.co.jp/ir/data/settlement/index.html

なお、日経の同記事によりますと、第一三共は、
今後三年間は、総還元性向「100%×(配当+自社株買い)/当期純利益」
を100%にする計画だそうです。

製薬会社に限らず、手元資金が豊富にある企業にとって、
株価対策、M&A対策、資本効率向上などの面で、
自社株買いの戦略は、ますます重要な選択肢になっていくことでしょう。

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