岩崎通信機の業績修正と固定資産の売却(日経2007.9.1*15)
日経新聞2007年9月1日、15面の記事です。
岩崎通信機は31日、2008年3月期最終損益が10億円の
黒字になるみとおしである旨を発表しました。
(岩崎通信機の業績予想修正に関するサイト)
→ http://www.iwatsu.co.jp/
IRニュース
http://www.iwatsu.co.jp/NEWSROOM/IR_NEWS/ARCHIVE/2007/shuusei070831.pdf
これを見ると、
固定資産の臨時償却や廃却損約16億円と
棚卸資産の長期滞留品処分損など7億円の損失計上その他とあわせ、
上期に厚生施設及び周辺駐車場を譲渡することで、
特別利益42億円あまりを中間決算で計上する予定のようです。
結果として、連結上の最終損益が10億円になりそうだ、との
業績予測修正を8月31日に行いました。
■業績修正の内容(単位:億円)
売 上 高 経常利益 当期純利益
当初発表(5/15) 375 6 4
今回修正(8/31) 362 ▲2 10
このようにみていくと、経常利益段階では2億円の赤字ですが、
42億円の固定資産売却益の計上が利いて、最終利益が10億円
となる見込みのようです。
このように、最終損益段階で黒字化を実行するための実弾として、
固定資産の含み益を利用するといったことが、よく行われます。
こういった、本業の儲けと関係の無い活動で業績表示がゆがめられる
ことが多いので、個人的には、最終損益の額で企業の実力を判断
するのは、あまり好きではありません。
やはり、営業利益や経常利益もしっかりとチェックしないと、 ですよね。
