がんばろう日商簿記3級合格、今回は「イコールの関係を、適切に扱う」というテーマでお話をしたいと思います。

簿記検定合格応援

簿記の勉強に限らず、専門分野を学ぶときには、言葉が難しいとか、説明が難しく感じるとか、日常生活で体験しないような事柄を扱うので、取っつきにくく、わかりにくいという印象を持つ方が多いと思います。


今回は日商簿記検定3級のテーマでお話をしていますが、他の級や他の学問にも参考になる話だと思います。

やはり、国語の読解力が大事なのです。
柴山式簿記講座で受講生の質問を見ていても、メールの簡単な作文でも語彙の選び方や文章の使い方で「この人の国語力は高くないな」「これは受かりにくいかもな」という人がわかります。
基本的な国語の力が不足していて簿記がわからないケースがすごく多いのです。

私の経験上、簿記がすぐにできない人の半分以上は国語力の不足が原因です。
国語力といっても小学校レベルの国語力で十分なのですが、大人でも意外とできないので、小学校レベルの国語力を侮ってはいけません。
義務教育で教わった国語の論理力というのは忘れてしまうのです。
簿記や学術的な文章は長くわかりづらいので、悪文といえば悪文なのですが、わかりづらい文章をスッキリとわかりやすく整理するテクニックが必要になります。
それが義務教育で習った国語のロジックなのです。

今回お話したいのは「=(イコール)」という関係が一番大事だということです。
国語の基本の半分はこれだと思います。
「AはBである」…英語でいうと、”This is a pen”です。
“This”と”a pen”は同じですよね。
「AはBである」「BはCである」「CはDである」「DはEである」「EはFである」というふうに、これぐらいイコールが重なると、「A」と「F」は随分違うものになりますよね。
これが付加価値なのです。

イコールを繋いでいくと発展していくのです。

このイコールの関係を使うだけでも文章力が違ってきます。
これは簿記の勉強でも同じです。

「具体」と「抽象」の行ったり来たりが基本的な文章の使い方なのですが、受取手形を例にすると、受取手形は何かということが抽象化なのです。
広い意味が抽象で、それよりも狭ければ相対的に具体なのです。
受取手形の説明の仕方はたくさんあります。
「受取手形は」というと広くなって、「受取手形とは」と言うと定義を意識させますので、一番具体的な説明が「受取手形“とは”」なのです。
受取手形という意味を特定させるための説明なので、定義というのは一番狭い意味に限定した説明なのです。

では、「受取手形は」と言った場合は、条件によっては広い意味でも狭い意味でも説明ができます。
「受取手形は、勘定科目の1つである」と言った場合は、広いですよね。
次に、「受取手形は、資産である」と言った場合、勘定科目の中に資産があるので、少し狭い意味になりました。

さらに「受取手形は、金銭債権である」と言った場合、数ある資産の種類の中の債権、さらに債権の種類の中でも金銭債権というように、さらに狭くなってきました。
「受取手形は勘定科目の1つである」…たしかにその通りですが、これだけだと漠然としていてわかりづらいです。

勘定科目には「貸付金」「商品」「買掛金」…たくさんの種類があるので、広すぎます。
なので、少し範囲を狭めて「受取手形は資産である」としますが、資産といっても現金や売掛金や建物など、色々な種類があるので、もっと狭くして「受取手形は金銭債権である」とします。
しかし、金銭債権にも色々な種類があるので、受取手形の特定としてはまだ甘いですから、さらに特定します。

「受取手形は、手形に記載されている金額を受け取る権利である」…ここまで言うと、一番具体性の高い説明になります。
定義というのは、ある言葉をまとめることです。
具体と抽象を往復して、一番狭い意味で説明するのが定義です。
「受取手形」という言葉を説明するにしても、この4つのレベルの言葉を思い浮かべることができます。
広い意味の説明、狭い意味の説明があって、一番狭い意味の説明を「定義」と言います。
イコールの関係を意識して文章を読んでみてください。
簿記の勉強がさらに楽になると思います。

頑張ってください。
私はいつもあなたの3級合格を心から応援しています。
ここまでご覧いただきまして誠にありがとうございました。

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