人間関係の改善もインサイド-アウトから

人間関係において上手くいかないこともあります。
最初は上手くいっていた人間関係が、時とともにズレが生じて悪くなってしまったり疎遠になることもあります。

そのあとに人間関係を回復したり、初対面の方でも最初の段階から良い人間関係を築いて、高いパフォーマンスや協力関係を築いていければいいと思います。

そういったことで、7つの習慣のインサイドアウトの考え方を少し応用して、簡単な図にまとめてみました。

中心に自分という輪があって、その外側に人間関係、さらに外側に他人という輪があります。

自分ができることは自分自身を変えるだけです。
人間関係は自分の外側にあります。

これは他人との協力関係なので、自分と他人の間に人間関係があります。
このコンセプトの中心は自分で、次に人間関係があって、一番外側に最も自分の影響が及びにくいのが他人です。

まず、自分自身が依存体質で自己中心だと、スタートからまずいです。
自分自身が依存体質で自己中心的だと相手は嫌になります。

そうすると、信頼関係のない不信関係になります。
不信関係な状態で他人と接すると、他人に自分の言うことを聞かせるために強制したり、説得したり、勝ち負けコミュニケーションになってしまいます。

自己中心的で依存体質な状態で人間関係ができあがると、自然と不信関係になります。
「あの人はすぐに自分のせいにする」などということになります。

不信関係と人間関係の土台で相手を変えようと思ったら、説得や強制をするしかありません。

あるいは、立場を利用したパワハラのような状況になってしまいます。
そうすると勝ち負けコミュニケーションという悪い形になってしまいます。

自分の依存心が丸出しの状態で相手をどう説得するかや相手を動かす技術を身に付けても、さらに反発が強くなるので、これはアウトサイドインの考え方です。

他人にどう説得するかということからスタートしてしまうと、テクニック重視です。
自分自身がそもそも自己中心で、自分の人格が成熟していない状態でこれをやると、かえってこざかしいです。

これがアウトサイドインの考え方の落とし穴です。
一方、説得や話し方のテクニックの前に自分について考えてみます。

依存心に満ちあふれていて自己中心的な人格から、努力をして自分が精神的に自立をします。

自立というのは、周りが望ましくない状態でもイライラしたりやけになったり、周りの環境の変化に自分が感情的に影響を受けない状態で、平穏な状態を保っていることが自立です。

周りの変化に翻弄されない落ち着いた心を自立というのです。
そういった状態で自分をきちんと持っているから、思いやりの心が持てるのです。

依存や自己中心とは反対です。
自立して相手を思いやれる気持ちがある状態で人と接すると、自然と人間関係は信頼になります。

自立・思いやりと信頼関係という人間関係をベースにすると、他人との接し方は協力関係になります。

こうなると自然とチームワークが高まってパフォーマンスを発揮することができます。
ということは、依存心があると自覚したら、まずは自分が変わって自立や思いやりを持ってください。

そうすれば徐々に信頼という土壌ができます。
その上でサポートや協力というふうに、下からインサイドアウトで行ったほうが良いということです。

これは7つの習慣における私の理解を踏まえて、応用した考え方です。
インサイドアウトの発想で人間関係を改善してみてください。

私はいつもあなたの成功・スキルアップを心から応援しています。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。

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