第10週⑤ 第5週のまとめ

2014年09月04日

【キッズ簿記(BOKI)Step3】

今回は第10週のまとめです。

柴山政行氏(以下、柴山):今週は「決算日」という区切りの日に、1年に1回の商売の通信簿の読み方、そこに書き込むための設備の価値の計算の方法、「減価償却費」という勘定科目やその書き方について勉強してきましたが、それらの大事な点について、もう1度確認しましょう。

進行:今回ももかさん、りょうたくんの2人と一緒に勉強していきます。
そして、この番組を見ているあなたも、わかりづらいところがあったら、繰り返し見て一緒に勉強していきましょう。

それでは、今週勉強したことを順番に振り返ってみましょう。
まとめ1、「決算日っていつ?どういう日?」

柴山:決算日というのは、学校でいうと期末テストの「期末」みたいなものです。
テストがあるということは、通信簿もありますが、お店にも、通信簿を作るための決算日があって、決算を行うのです。

進行:まとめ2、「月次試算表の数字から何がわかるの?」

柴山:いろいろなことがわかります。
たとえば、現金や預金がいくら残っているか、財産の状態、売上がどれぐらいあがっているかということがわかります。
それと、今回の試算表で学習したように、表の左側に数字があることで、借入金を返済したこともわかりましたよね。
他にも、「売上が落ちたのは休みすぎたから」とか、「材料を仕入れすぎた」など、試算表の数字を見ることで、いろいろとわかってくることもあります。

進行:まとめ3、「借入金を返済したときの帳簿の書き方」

柴山:返済すると、普通預金などの財産の竹とんぼの右側に金額を記入して、借入金の竹とんぼの左側に金額を記入します。

進行:お2人はここまででどうでしたか?

もかさん(以下、もかさん):月次試算表からいろいろなことがわかったり、考えたり改善したりする資料になるので、便利だと思います。

進行:りょうたくんはどうでしたか?

りょうたくん(以下、りょうたくん):月次試算表からいろいろなことに気付くので、お店のことを考えるきっかけになる資料なのだと思いました。

進行:まとめ4、「減価償却費と定額法」

柴山:減価償却とは、設備の価値が、耐用年数が終わるまでの間に減っていくという内容でした。
「法定耐用年数」という言葉がありましたが、これは法律で定められている、設備の会計上の寿命ということです。
たとえば、車の耐用年数は6年、パソコンは4年というように決まっています。
設備の価値というのは、買った時には新品ですが、使用している間に少しずつ古くなって機能が落ちていきます。
このことを「老朽化」といいます。
価値が下がった分を1年ごとに減額していき、法定耐用年数がきたら価値がゼロになるように評価するということを学びました。

そして、毎年同じ金額ずつ減らす「定額法」というやり方を勉強しました。
たとえば、400,000シバを法定耐用年数6年で割ったら、小数点以下を四捨五入して66,667シバを毎年減らすということです。
その金額ずつ毎年減らしていって、最後はゼロになるように金額を調整します。
あとは、減価償却費の書き方も学びました。
車両の価値を減らす場合は、車両の竹とんぼの右側に減額させる金額を書いて、減価償却費の左側にも同じ金額を書きます。

進行:減価償却費を学習してどうでしたか?

もかさん:私は簡単だと思いました。
それと、質問があるのですが、自動車の耐用年数は6年と決まっていますが、7年目以降はその車を使ったらいけないのですか?

柴山:使っても全く問題ありませんよ。
耐用年数はあくまでも帳簿上の寿命として決まっているだけなので、その先も使えるのであれば、使っても構いません。
帳簿上は価値がゼロのものを使っているというだけのことです。

もかさん:その場合、7年目以降は車両の竹とんぼの右側と減価償却費の竹とんぼの左側にゼロを書く必要があるのですか?

柴山:書いてもいいですが、面倒なので書かなくてもいいです。
価値はゼロのまま使い続けても売上は出ているという、不思議な状態になるのですね。
だから、早く償却してしまったほうがいいのです。

進行:今週は「決算日」と「減価償却」について勉強してきましたが、改めて2人に感想を聞きたいと思います。
どうでしたか?

もかさん:「減価償却」という言葉は、こういう機会がないと絶対に言わない言葉だろうなと思いました。
言葉は難しそうでしたけれど、内容的には先週に比べてずっと簡単でした。

りょうたくん:「減価償却なんとか」よりも「金銭消費貸借契約書」のほうが文字が長いのに、言えてしまうのが不思議です。

進行:柴山先生、次回の内容を教えてください。

柴山:キッズBOKI最後の週となる来週は、「いよいよ1年の総まとめだ!」というテーマで勉強します。
決算日を迎え、1年間の商売の通信簿が出たケイイチくん。
学生ならば、通信簿をもらった後は長い休みに入りますが、商売はその後にも大事な義務が残っています。
そのようなことを勉強したいと思います。