第1週② お金が増えたらどう書くの?

2014年06月30日

【キッズ簿記(BOKI)Step1】

今日は「お金が増えたらどう書くの?」というお話です。

柴山政行氏(以下、柴山):帳簿のつけ方、つまり、キッズBOKIのノートが出てきますよ。
いよいよ、「帳簿」という、簿記の言葉の一部が出てきます。

進行:今回ももかさん、りょうたくんの2人と一緒に勉強していきます。
では、前回の確認をしてみたいと思います。

自宅1階でケーキ屋さんをはじめることにしたケイイチ君ですが、自分の貯金30万シバを、開店のための準備預金としてお店の金庫に入れました。
今回はその続きからスタートしたいのですが、ケイイチ君はどうやら数字が少し苦手なようで、30万シバをどうやって記録したらいいのかがわからないようです。

柴山先生、ここで登場するのが帳簿ということですよね。

柴山:はい、その通りです。
帳簿というのは、毎日お店で起こるたくさんの出来事をわかりやすく記入するノートのことです。
では、どのような出来事を書けばいいのか、もかさん、わかりますか?

もかさん(以下、もかさん):売り上げとかですか?

柴山:他にはありますか?

もかさん:商品を買うのに使ったお金とかですか?

柴山:こちらの画にも出ていますが、毎日お店で起こるたくさんの出来事をわかりやすく記録するノートです。
もかさんが答えてくれた通り、売り上げがあったらお金が入ってきます。
それを帳簿に書いていくのです。

では、帳簿はどういうときに必要なのかということをお話します。
りょうたくんに聞きますが、逆に、帳簿がいらないと思うような商売は何があると思いますか?

りょうたくん(以下、りょうたくん):居酒屋です。

柴山:酔っ払っているから何でもOKみたいな感じですか(笑)
少しマジメに考えてみましょう。
例えば、1年に1回に、すごく高い金額の絵を売って、1,000万円のお金をもらった場合はどうですか?
この場合はわざわざ帳簿に書く必要はあると思いますか?

りょうたくん:ないです。

柴山:それならメモ用紙に簡単に書くだけでいいですよね。
年に1回の取引であれば、わざわざ帳簿に書く必要はありませんよね、ということです。

進行:では、先程の居酒屋とか、その後の締めのラーメン屋さんはどうなるのでしょう。
ラーメン屋さんの場合は何度も取引がありますよね。

柴山:例えば、ラーメン屋さんの場合、毎日100杯以上売れたらたくさん儲かりそうですよね。
これが「営利目的」です。

そして、100人のお客さんが喜んでくれることが「公共目的」なのです。
その一方で、電気代の支払いや、文房具の購入、材料の仕入れなど色々な支払いがあります。

例えば、1日10回のやり取りをしたとして、1か月のうち25日ぐらい営業したとすると、全部で何回のやり取りがありますか?

もかさん:250回です。

柴山:250回も売ったり買ったりするのはどうですか?

もかさん:大変です。

柴山:大変ですよね。
勉強も、1日10個の計算をさぼったら1か月で250個になってしまいます。
毎日コツコツやりましょうということです。

250もあったら、とてもメモ用紙に書くようなレベルではなくなってきます。
このように、たくさんの取引があるから帳簿が必要になるのです。
たくさんある取引の交通整理をする役割があるのです。

進行:帳簿の使い方はわかりました。
では、どのように記録していくのか、お願いいたします。

柴山:では、帳簿の中を見てみましょう。

帳簿の中はこのように、竹とんぼのような記号がたくさん書かれていますが、どんな印象ですか?

もかさん:全くわからないです、難しそうです。

柴山:この不思議な記号のようなものは何に見えますか?

りょうたくん:地図です。

柴山:商売の地図という見方もできますね。
ところで、記号の上には色々と書いてありますけど、何て書いてありますか?

もかさん:現金、普通預金、売上。

りょうたくん:車両。

柴山:そうですね。
では、説明します。
お金が増えたりとか、色々なことがあったら、このTの字の「竹とんぼ」を用意して、たとえば、現金の竹とんぼでは、現金が増えたか減ったかを表します。

それぞれの項目について、増えたか減ったかを、この竹とんぼに数字を当てはめるだけなのです。
ここまで聞いたら、どう思いますか?

もかさん:なんとなくわかってきました。

柴山:わかってくれるか心配でしたが、良かったです。
キッズBOKIでは、このTの字の記号を「竹とんぼ」と呼ぶことにしています。
竹とんぼを使って、数字を入れるルールを勉強していきます。
現金の竹とんぼを例に説明すると、たとえば、お金が300,000シバ入ったときには、Tの字の左側に300,000と書きます。

前回、佐竹さんが金庫にお金を300,000シバ入れてくれましたが、そのときに現金の竹とんぼの左側に300,000と入るのです。
では、逆に、お金が出ていった場合は、どちら側に記入しますか?

もかさん:右側です。

柴山:そうです。

簡単ですよね。
では、今日のポイントですが、お店の金庫やレジにお金が入った場合はどうなるかというと、現金が頭に書いてある竹とんぼの左側に入った金額を書いて、逆に、出ていった場合は右側に書きます。
今日はこのことをわかってくれれば大丈夫です。

進行:先生、レッスン2のまとめをお願いします。

1番目、帳簿をつける目的は、たくさんある毎日の取引を整理して、計算しやすくすることです。

2番目、帳簿の中には、竹とんぼのような形をしたT字の集計フォームがたくさんあります。

3番目、お金(現金)が増えたら、「現金」が頭の竹とんぼの左側に、増えた金額を書きます。
この3つのポイントを押さえておいてください。

進行:今日の学習をしてどうでしたか?

もかさん:最初は難しそうだと思いましたが、ちょっと楽しみになってきました。

りょうたくん:もしお店をやったら、Tの字の左側だけがどんどん増えていくように頑張りたいです。

柴山:すごいですね、素晴らしいです。

進行:では、柴山先生、明日の内容を教えてください。

柴山:明日は「準備資金がもっと必要になったら?」というお話です。
ケイイチ君が一生懸命貯めてくれた30万シバがあります。
しかし、30万シバでは足りなくなってしまい、銀行に相談にいきます。
果たして銀行との交渉は上手くいくのでしょうか。
明日も楽しくお勉強したいと思います。

進行:では、また明日。

一同:簿記はパズルだ!