がんばろう日商簿記1級合格、今回は「工業簿記のほうが商業簿記よりも早く合格レベルに到達しやすい」というテーマでお話をします。

簿記2級

柴山式簿記講座の案内ページを見ていただくと、合格体験記がずらっと並んでいます。


第136回も3級・2級の合格者の多くの方が合格体験記にご協力をいただいています。
1級は2月に試験がないので、第135回が最新の合格体験記になります。

1級の合格体験記には点数の内訳を表示していることが多いのですが、それを見ると、工業簿記・原価計算が50点中40点で、8割程度取っていて、商簿・会計は6・7割ぐらいなので、工簿・原計のほうが良い点数を取って合格しているケースが多いのです。
これは2級でも同じような傾向があって、工業簿記は大問二問のうちの一問は満点をとりやすいのです。

2級の工業簿記の配点は100点満点中40点ですが、合格者の方は40点のうちの8割ぐらいの35・6点を取ることが結構多いのです。
商業簿記は60点満点中35点ぐらいで、工簿で35点以上取って70点以上になることが多いです。
あるいは、商簿が40点、工業簿記がほぼ満点近く取って、合計80点ぐらいで受かる方もいます。
80点以上で受かる方が多いのですが、その場合は商簿が40から50点、工簿が9割ぐらいな感じです。

いずれにせよ、工業簿記のほうが早く合格レベルに到達しやすいのです。
この話を聞いて、疑問に思う人もいるかもしれません。
そういう人は、工業簿記が日常生活に馴染みがないから、余計に理解しようと意識して、必要以上に慎重に勉強してしまうので、そういったところで勉強時間のロスが発生してしまいますが、気にせずにどんどん先に行ってしまうと、案外全体像が早くわかるのが工業簿記です。

商業簿記の方が論点が細かく、テキストの量でいっても、1.5倍ぐらいの量になるので、学習すべき量も1.5倍ぐらいの量になります。
商業簿記に比べて工業簿記の勉強量は60パーセントぐらいの量です。

ただ、工業簿記は見慣れないので、見慣れない形式に慣れるという時間のロスが若干あるから、実際は商業簿記と同じぐらいの時間になってしまいますが、気にしなければ、6掛けか7掛けの勉強時間で工業簿記はマスターできます。

なので、商業簿記よりも工業簿記のほうが勉強を始めるが遅くても間に合います。
極端な話、一気にやれば工業簿記は2週間で合格レベルに到達します。
ただ、商業簿記は1か月から1か月半ぐらいみておいたほうがいいです。
商業簿記は仕訳の数が多く、細かいものまで入れると70ぐらいになります。

それ以外にも、第二問対策の特殊仕訳帳と伝票、それから本支店会計など、色々な論点があるので、商業簿記のほうが1.5倍ぐらいの量があります。
なので、商業簿記が1回転終わった段階で工業簿記を始めてもいいです。
どちらにせよ、工業簿記のほうが早く全体を回せます。

ポイントは、見慣れない論点だからといっても、気にせずに先に進むことです。
とにかく全体像を見ることです。
工業簿記は見慣れない論点が多いので、ゆっくり時間をかけてやろうとする方がいますが、その必要はありません。
半分わかったつもりで先に行って、早く全体像を見たほうが、工業簿記はできるようになります。

私が受験生だった時も工業簿記が苦手でした。

専門学校の先生と相性が悪くて、反発して授業にほとんど出ていなかったので出来なくなってしまったのです。
しようがないので、本屋さんで2級の市販本を買ってきて、訳がわからないけれど2回転ってみましたが、そうしたら出来るようになりました。
ということで、あまりよくわからなくても構わないので、まず、2回転ぐらい全体を流すだけでも、かなりわかるようになります。

工業簿記のポイントは、深入りせずに早く全体を1回転させることです。
このやり方だと、商業簿記よりも短い時間で工業簿記が得意になります。
今、工業簿記で悩んでいる人は、難しく考えすぎです。
1つ1つ理解してから先に行こうとしていませんか?
義務教育の勉強のように、1つ1つ理解してから先に進むという勉強方法は使わないでください。

それは逆に、工業簿記の勉強時間を必要以上に浪費してしまう原因になってしまいます。
わからなくても気にせずに先に進んでください。
商業簿記は20も30も論点がありますが、工業簿記のポイントは費目別・個別原価計算、部門別原価計算、総合原価計算、標準・直接原価計算の5つしかないのです。
標準原価計算1つをとっても、仕掛品勘定の書き方と差異分析しかないので、その気になれば4・5時間の勉強で全体像がわかります。
なので、2級の工業簿記は、1つ1つはそれほど大したことはないのです。
わからなくても悩まないことです。

もう一度申し上げますが、費目別・個別原価計算、部門別原価計算、総合原価計算、標準・直接原価計算のエリアに分けて一気にやってしまうのです。
1日2時間ぐらい勉強すれば、1週間で1回転できます。
柴山式の場合だと、12時間から15時間ぐらいの講義なので、1週間で見ることができます。
それをざっくりと2回転やってから問題を解けば、だんだんわかってきます。
工業簿記は、最初は取っ付きづらいと思っても、やってみると簡単だということがわかります。

理解は半分以下で結構ですので、全体を早く回してください。
工業簿記は商業簿記に比べて早く合格レベルに到達する可能性が高く、やった分だけすぐに結果が出る科目なので、頑張ってください。

私はいつもあなたの2級合格を応援しています。
ここまでご視聴いただきまして誠にありがとうございました。

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