簿記学習、目次をペースメーカーに使ってみよう!

がんばろう日商簿記2級合格、今回は「目次をペースメーカーとして活用してみよう」というテーマでお話をしてみたいと思います。

柴山式の特徴は、無駄を省いて合格するのに必要最低限のエッセンスだけを入れるために少し薄めに作ってあります。

商業簿記も工業簿記もすべて一冊に入っていて、商業簿記は149ページ、工業簿記は105ページあります。

たとえば工業簿記は演習問題とこのテキストを繰り返すことによって、回によっては満点も狙えますし、商業簿記も、場合によっては8割9割取れるようになっていますので、合格するには充分な内容になるように作っているつもりです。

70点ギリギリではなくて8割から9割ぐらいでコンスタントに合格者が出ていますので、過去問や演習講座をしっかり勉強するには遜色ないと思います。

最近の専門学校の講座というのは研究されていて、どの専門学校の教材もそれほど変わらないので、あなたの好みと相性で決めれば良いと思います。

どんなテキストでも目次があります。

目次というのは本の地図のようなものです。

これに勉強するたびに日付を書いて、何回勉強したかがわかるようにします。
空白に日付を書いて、苦手なところは最大5回ぐらい繰り返します。
簡単なところは最低2回ぐらい見ます。

“○”はわかった、”△”は微妙、”×”はわからないという3つの記号をつけて、全部の項目に○がつけばインプットが完了ということになります。

柴山式の場合は1項目あたり5分ぐらいで勉強できます。
目次に日付や記号をつけて、最低3回、できれば5回分ぐらいチェックできるようにすればいいと思います。

これがペースメーカーになります。

3回やっても×の項目が本番で出たら、それがあなたの合格の可能性を低くする障害になるので、そこは徹底的にやるべき、というように、ひと目でわかります。

ものによっては5回6回やることもありますので、書き切れなかったら空いている部分に記入したり、とにかく目次を活用してください。

直前期は目次を見て、×が多いものは×を潰し、次に△を潰し、すべてのインプット項目を○にしたら、あなたはこのテキストは卒業です。

テキストを2回転したあたりでは○が半分ぐらいになっているイメージだと思いますが、自信がなくてもその程度で演習問題や過去問を解いてもいいと思います。

まずは2回転して、3回転目からは△や×の苦手なものを中心にやっていきます。
目次の項目をすべて○にするのがポイントで、それと並行して過去問や実践問題を解きます。

そのような勉強法でやると、銀行勘定調整表や株主資本等変動計算書のような、見慣れないものや新しい傾向が出ても、テキストのどこかに引っ掛かれば、部分点を取ることができる場合もあります。

ペースメーカーとして目次が非常に役に立ちますので、ご参考になさってください。
穴のない、網羅的な基礎知識が身に付きます。
頑張ってみてください。

私はいつもあなたの簿記2級合格を心から応援しています。
ここまでご覧いただきまして誠にありがとうございました。

PREV
少し離れて自分を見る(メタコミュニケーション)
NEXT
おすすめ本「戦略は1杯のコーヒーから学べ」永井孝尚著