がんばろう日商簿記1級合格、今回は「商業簿記・会計学の全体図を書いてみよう」というテーマでお話をしたいと思います。

簿記1級

商業簿記・会計学というのは、工業簿記・原価計算に比べて論点の数や学習すべき知識の数が多いのです。


毎回の講義や勉強で、ミクロの視点で見るのも良いことなのですが、大きな視点で俯瞰して、全体のなかのどの部分を勉強しているのかということを常に意識できるような“地図”を持って欲しいのです。

今回、私はマインドマップを書いてみました。
上級レベルになってくると、これを30分から1時間で書けるようになってくると良いです。
意図的に省略している部分もありますが、上にB/S、借方が負債と純資産で、資産に関しては、流動、固定があって、固定の中には有形、固定、投資その他の資産があって、それぞれ簿記1級特有の論点があって、そして繰延資産があります。

流動資産に関しては現金預金があって、現金預金はさらに、営業活動のキャッシュフロー、投資活動のキャッシュフロー、財務活動のキャッシュフローというものがあります。
金銭債権の主なものは売掛金ですが、さらに貸引や償却債権もあります。
どんどん付け足しながら書いていけるのが面白いところです。
このマインドマップは、直前期の方が知識に漏れがないかをチェックするにはいいかもしれません。
有価証券、棚卸資産、繰延税金資産などがあります。

あと、有形固定資産ならば建物などの一般的な有形固定資産、リース、土地、ほとんど出ませんが建設仮勘定もあります。
それから、無形固定資産は大事で、商標権、特許権、ソフトウェアなどが大事です。
のれんについては、企業結合、つまり合併や株式交換などでも出ますし、連結決算でも出ます。

このように、大きく全体像を把握します。

投資その他の資産は意外と手薄になりやすいのですが、投資有価証券には満期保有目的債権とその他有価証券の2つがあります。

あとは、長期前払費用はどのようなときに出るのかを思い浮かべてみればいいです。
長期前払費用は為替予約のときやセールアンドリースバックのときにも出てきます。
このように思い出していきます。

出資金で出てくるのは、1つのケースとしては、SPCを使った不動産の流動化で、出資になるか金融取引になるかという判断があり、これは過去問にも出ています。
繰延資産は創立費、開業費、開発費、株式交付費、社債発行費の5つがあります。
このように全体像を考えます。
1つ1つの項目を毎回の授業などで勉強するのです。

さらに、負債は支払手形、買掛金、借入金、○○引当金、繰延税金負債があります。
それから社債ですが、社債にも色々あって、普通社債、転換社債、新株予約権付社債があります。
退職給付引当金、資産除去債務、リース債務、その他。
株主資本は、資本金と資本剰余金があって、資本剰余金は資本準備金とその他資本剰余金があって、その他資本剰余金は配当の財源になります。
あとは、利益準備金があって自己株式があり、自己株式も1つの論点になります。
評価差額金は評価・換算差額と、連結ならば、その他包括利益累計額があります。
それから、繰延ヘッジ損益、為替換算調整勘定、新株予約権、ストックオプションもあります。

それから、少数株主持分があります。
損益計算書では、売上高に関しては、一般販売、割賦販売、積送品、委託販売、試用販売、未着品売上。
それから、トレーディング目的の棚卸資産の評価がどうなるかという話とか、売上割戻引当金の繰入なども出てきます。
それから、営業外収益は、有価証券の評価益、為替差益、為替差損があります。
それから、先物利益、先物損失、連結で出てくる持分法投資損益があります。
特別利益としては、簿記1級特有の論点で知っておきたいものは、新株予約権取崩益や負ののれん発生益があります。

売上原価は、普通の売上原価、見本費などの他勘定振替高、棚卸減耗、商品評価損、繰延売上利益控除みたいなものがあります。
これには3つパターンがありますが、割賦販売の未実現利益控除法、本支店会計の内部利益の戻入控除、返品調整引当金繰入があります。
返品調整引当金繰入は売上総利益の調整項目になります。
販管費は、研究開発費、のれん償却額などがあります。

それから、営業外があります。
それと、特別損失でトピックなものは、減損損失や強制評価減による損失です。
法人税は、法人税等調整額です。
最後に少数株主損益です。

このあたりの1つ1つのトピックについて、いくつかの重要処理がポンと思い浮かぶようになれば、あなたも総合問題にいけるのです。
これが商業簿記・会計学の全体像です。

これと、学習スケジュール、たとえば、柴山式ならば全部で20回ありますが、その講義の回数と各B/S・P/Lの勘定科目を照らし合わせると、勉強が非常にすっきりします。
全体像を把握した上で勉強しましょう。
B/S・P/Lは個別ベースですが、時々連結の論点も入れています。
そして、本支店会計を取り込んでいますが、本店・支店もこのようなB/S・P/Lを作って合算します。

そして、合算したものをさらに連結ベースに繋げるイメージです。
本店・支店のB/S・P/Lを全社に取り込んで、こんどは会社ベースのB/S・P/Lを連結ベースで調整するイメージです。

あとは、株主資本等変動計算書が純資産の全体にあるとか、このように、マインドマップのチャートを時間のあるときに眺めるだけでも、自分はどこが苦手なのかがわかります。
私が受験生時代には、このような全体図をよく書きました。
「急がば回れ」で、このようなことを普段から意識している人は、苦手論点を克服するのが早いです。

柴山式簿記1級講座の受講生の方は、これを見ながら私の講義を受けてみてください。

インプットをするときの指針になります。

これから直前期を迎える方は、全体像の中でどの部分が弱いのかを意識すると、そこが本試験で出た時に、あなたの合格に対しての障害になるので、それをチェックするための材料として使ってください。

これはアメブロやYouTubeや私のホームページでダウンロードできるようにリンクを貼ってありますが、URLは下記の通りです。
http://bokikaikei.net/20131103.jpg
マインドマップで表した商会の全体像をお楽しみください。

私はあなたの簿記1級合格をいつも応援しています。
ここまでご視聴いただきまして誠にありがとうございました。

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