過去問は、第1問10回分、その他4回分で合格可能

皆さんこんにちは。がんばろう!日商簿記3級合格。

今回のテーマは、「過去問は、仕分け10回分、その他は4回分で合格可能」の内容で話をしていきます。

今日は、2015年11月9日になるわけですね。いよいよ試験から1週間足らず、ちょうど1週間というところでしょうか。11月15日にいよいよ日商検定1級がありますが、残り6日間で集中してできることはあります。

日商検定3級というのは、直前期にかなり点数をグッと上げることが可能です。以前、私の生徒さんでも、この時期に一気に70点くらい上げた方いらっしゃいます。

1週間前にやった模擬テストが9点だったにもかかわらず、その1週間後に79点で受かったというケースがありました。この直前1週間で70点台にまでもっていくことは不可能ではありません。1週間で不合格圏から一気に合格圏に行くことも可能なんです。

さて、この1週間で何をやったらいいか? 
それは、過去問中心の勉強です。このほうが実はテストに受かりやすいです。

2級も同じですが、3級は過去問で出題された問題の応用編という内容の問題が多数あります。日商検定1級についても、かなり過去問重視ではありますが、1級の場合は過去問で出ていないところも出る可能性があります。

やはり柴山式の例題やテキストをしっかりやりながら、3級2級については過去問の復習を8割か9割ほど重点を置いて勉強してみてみてください。そうすれば合格する可能性がかなり高くなります。

日商検定2級の場合は、やや3級よりも範囲が広いのは当然です。
しかし、「柴山式のテキストと問題集で日商検定2級に受かりました!」という例がたくさんありますし、割りきって過去問重視でやってもまったく構いません。あるいは柴山式総合問題は4回分ありますので、総合問題を3回分くらいやっていただければ。

過去問の私のおすすめは、仕分けは10回分やることです。4回分ではちょっと足りません。このやり方で、過去に小学生がこのパターンでキッズ簿記に合格しました。

過去10回分は、その気になれば1日でできてしまいます。1回分は3分か4分。1回分の1問が2分で勉強したとして、1回分が約10分。10分で10回分だから100分だから、1時間40分あればできるので、その気になれば2時間あればザッと見られます。長く見ても3時間あれば10回分できます。

その気になれば、今日でもできます、というふうに、3時間以内で過去10回分は可能です。時間をかけてもだめなんです。できるものとできないものを仕分けして、次にできないところにとりかかればいいのです。

10回分、つまり50個の仕分けをやっておけば自信にもつながります。

第1問の過去問は10個、第2問以降はとくに大事です。第3問の試算表と第5問の精算表。この2つを過去4回分しっかりやっておけば、第3問、第5問で60点、第1問の20点で80点とれますから、1、3、5だけでも、ほぼ9割とれば合格できます。

80点掛ける9割だから72点で受かるので、1、3、5問さえしっかりできればけっこう合格範囲にいきます。第2問と第4問は伝票とか帳簿記入があるので、そこはそのうちの5点でもとれれば80点しっかりとれます。

第2問について、過去10回分までやる必要はありません。第2問の範囲はやや広いので、過去4回分が出るとは限りません。時間があったら6回分くらいはやってもいいですが、4回分をサッとやって、そのちょっと前から出る可能性があるので、その場合はテキストで補充すればいいんですよ。第2問、第4問は、ただテキストをサッと見て過去問を何回か見てやります。

いずれにせよ、第1問、第3問、第5問は、3級の要(かなめ)です。これができないと受かりません。

第1問は過去10回分、これは3時間くらいでまず1回でできる。次は2時間2時間で3回転くらいしとけば、過去10回分はかなりたまります。
そうすると最初3時間くらい。2回目2時間。3回目1.5時間くらい。5時間か6時間で3回転できる。これはかなり大事な対策だと思っています。

もちろん3級が1通り終わっている前提です。完璧に覚えてなくてもいいですから。点数が10点、20点の可能性ありますからね。点数がほとんどとれない状態でも、サッとでいいから1通りやっている方はかなり余裕があります。サッとでも見たことがある状態ならば、このやり方は使えます。

点数が伸びない方へのアドバイスがあります。

例えば、過去問を問いてみたら、10点しかとれなかった、といった場合。でも、それは大丈夫です。1通りなんとなくやったことあるならば。

まったくの初めてというのは厳しいですが、なんとなく似たような問題を見たことがあって、点数が模擬テストとか過去問をやっても5点か10点程度で、点数はとれないけど、「見たことがある」という状態ならば、過去問10回分をまずガッとやる。
そうすれば、点数が伸びる可能性はあります。確約はできませんけど、可能性はあるということですよ。諦めるのは早いと思います。戦えます。

過去10回分の仕分けを6時間くらいで、できないところを中心にざっくりでいいです。次に第3問対策、第5問対策が大事になってきます。
とりあえず、第3、第5問を中心に4回分を繰り返します。1、3、5問で8割とれれば、70点は超えます。これが最低ラインです。

第2問、第4問対策に関しては、過去4回分をザッとやります。20点のうち5、6点あれば、10点もとれば同じですから、ここは半分とりましょう。
まとめると、第3問、第5問でうまくすれば9割とれるので、5掛ける9で54点。で、第1問で8割とって、これでたぶん70点はいkまうs。16と54で70点はいけます。

5点くらい足りない部分を第2問、第4問の20点満点の5点でがんばればなんとかとれます。これで70点いける。

以上のように、しっかりやれば90点くらいの点数はとれるようになります。少なくても80点以上はとれますので、とりあえず仕分けは10回分しっかりやりましょう。

それ以外は、過去4回分をやって、あとは前の日の土曜日にでも本試験形式で時間配分を見る。前の日だとギリギリすぎるので、2日前か3日前くらいに1回2時間とってやってみるのをおすすめします。

最後に、時間配分についてお伝えしておきます。

第1問が10分、第2問が10分、第3問は40分、第4問10分、第5問40分。
1、2、4が10分目標、30分。
第3問、第5問で40分40分で80分。
これで、110分。残りの10分間は、見直しと飛ばした問題をやればいいでしょう。
以上を目安に木曜日か金曜日か、2日前か3日前に1回時間配分を立ててみましょう。どんなに遅くても土曜日には1日時間があるので、前の日には11月14日には2時間とって時間配分を練習しといてください。それを1回やるだけで違います。

最後にもう一度繰り返します。
第1回の仕分け対策過去10回分。それ以外は、過去4回分でいいので3回転くらい繰り返して本番に臨む!
これで、かなり戦えます。ぜひ試してみてください。残り1週間からでも、大逆転できます。がんばってください。
私はいつもあなたの3級合格を心から応援します。ここまでご覧いただきまして、誠にありがとうございました。

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