知らない問題が少しは出ることを想定して、本試験に臨もう!

今回の「頑張ろう日商簿記1級合格」ですが、これは簿記2級であっても簿記3級であっても参考になる話だと思います。
 
本番の試験は、やはり過去の傾向をある程度踏まえて出すこともありますが、やはり少なくとも1割ぐらいは全く見たことがない問題の出し方や資料の出し方があります。
あるいは、知らない用語が出てきたり、少し違った角度から問題が出てきます。

中には全くやったことのないような特殊な論点が少し入っていて、しかもそれが問題文の最初のほうにあると、それが気になってしまって残りの1時間や1時間半がとても憂鬱な状態になるかもしれません。
 
そこでメンタルが要求されます。
知らない問題、知らない用語、知らない出題形式が1割ぐらいは出るものだと思ってください。
 
場合によっては2割ぐらい出るかもしれませんが、ここでしっかりと気持ちを持って自分ができる範囲で頑張れれば良いのです。
 
特に日商簿記検定1級は特殊な論点が出る可能性があるので、そこは配点を調整することで出題者側も合格ラインを上手く調整できるように設定するのではないかと、ある程度お互いに信頼関係を持って、取り組んでください。
 
基本的なテーマを間違えると大きく失点しますが、基本的な論点をしっかり取っておけばある程度配点が来ます。
 
70点取ればいいのですから、30点までは落としても良いわけです。
ということは、その3割の範囲内で見たことがない論点や新しいテーマ・用語が出ても合格は可能性があるのです。
 
3割以上知らない論点が出るということはまずあり得ないと思います。
1割か1割5分ぐらいだと思います。
 
それを見た瞬間に興奮して、舞い上がって、少しそれを見ただけでそれを大きく膨らませてしまって「受からない」と落ち込んでしまうこともありますが、気にしないでください。
 
知らない論点が出たら、それは見なかったフリをして先に行ってしまいましょう。
できる所から手掛けていって、70点以上を積み上げれば勝ちです。
特に簿記1級は部分点の積み上げという感覚を持って試験に臨んだほうが良いと思います。
 
色々な論点があるので、知らない所は配点が低いと思って、知っている問題や例題でやったような基本論点をしっかりと積み上げて、気がついたら70点を超えていたというような試験対策が最も安全だと思っています。
 
知らないテーマや知らない用語は少し出るものです。
「少しは出るのだ」と思って心の準備をしておくと違います。
 
「知らない問題があったら嫌だな」と思うと逆に不安になりますが、「出てもいいじゃん。それを無視しても合格できるよ」と思って基本的なテーマに気持ちを集中させて頑張ってください。
 
知らないテーマは横に置いて、できる所からやっていきます。
これを本試験で意識するように普段から勉強で心掛けてください。
頑張ってください。
 
私はいつもあなたの日商簿記検定合格を心から応援しています。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。

PREV
簿記初級 現金の受け取りや支払いの内容について、詳細に管理する帳簿を何というか?
NEXT
簿記初級 一つの取引を2つの内容に分け、2つの勘定口座に記入することをを何というか?