第6週④ 売上げ合計を帳簿に書こう!

2014年08月06日

【キッズ簿記(BOKI)Step3】

今回は「売上合計を帳簿に書こう」というお話です。

お店が繁盛して、お金のやり取りが増えてくると、何百人というお客さんへの売り上げを1つ1つ記録していたら混乱してしまいます。
そうならないようにするために、今日は少し工夫をした書き方を学んでいきましょう。

進行:今回ももかさん、りょうたくんの2人と一緒に勉強していきます。
そして、この番組を見て勉強しているあなたも、わかりづらい所があったら、繰り返し見るなどして一緒に勉強していきましょう。

まずは復習からです。
キッズベーカリーの初日の売り上げから、1番目のレシートをもとに、店頭売上を竹とんぼに書いてみましょうということですが、どういうふうに書けばいいのか、2人ともわかりますか?

柴山:言葉で説明してください。

りょうたくん(以下、りょうたくん):まず、店頭売上の右側に900シバを書きます。

もかさん(以下、もかさん):そして、現金の左側に900シバを書きます。

柴山:2人ともすぐ答えられましたね。
このように、1回の取引ごとに細かく書いていく方法を「個別転記」といいます。
では、同じように2番目以降のレシートも個別転記をしていくとどうなるかというと、このようになります。
どんどん増えていきますね。
それでは、さらに期中の取引すべてを個別転記したらどうなるのかを見てみましょう。

進行:すごく面倒そうですね。

柴山:ちょっとりょうたくんにケイイチくんのセリフを読んでもらいましょう。

りょうたくん:「うひゃ~!これはすごく面倒だぞ!」

柴山:まさにそのとおりですね。

進行:交通整理をするという、竹とんぼ本来の役割を果たしていないですよね。

柴山:細かく記録できるのは便利なのですが、これだと細かすぎますよね。
たしかに、竹とんぼですべての取引は確認できますが、数が多くなると書くのが大変になりますし、見るのも大変になります。
実は、もっとスッキリと書く方法があるのですが、それをこの後に説明したいと思います。

進行:「もっとスッキリと竹とんぼに書く方法はないものか」と困っているケイイチくんに対して、柴山先生は「あります」と答えましたけれども、それがどういう方法かというのを、もかさんとりょうたくんは想像できますか?

もかさん:……

りょうたくん:想像つかないです。

進行:想像つかないですか。
それでは、先生に聞いてみましょう。

柴山:実はとってもシンプルな方法なのですね。
それは、細かいことは書かず、1日の合計で転記するというやり方です。
これを「合計転記」といいます。
開店初日に売れたケーキの合計は82個で、ケーキ1個の値段は300シバだったので、合計がいくらなのか、電卓を使って計算してみてください。
では、計算ができたようなので、2人同時に答えを言ってください。

もかさん・りょうたくん:24,600シバです。

柴山:正解です。
では、りょうたくん、この金額を竹とんぼにどう書きますか?

りょうたくん:まず、店頭売上の右側に24,600を書きます。

柴山:それではもかさん、この次はどう書きますか?

もかさん:現金の左側に24,600を書きます。

柴山:2人とも正解です。
この書き方だと1回で済むから、スッキリしますよね。
合計転記の特徴をまとめてみましたので、こちらをご覧ください。
特徴の1つ目は、1日の合計をシンプルに書き表しているということです。
個別転記のときのように、何十個も書くのに比べたら楽ですよね。

そして2つ目は、竹とんぼには毎日の合計だけを書いて、細かい売上内容は売上表で確認すればいいので、役割分担ができることです。
このように、合計転記というのは、細かすぎず、大ざっぱすぎず、ほどほどの詳しさでちょうどいい書き方なのです。
なにごとも程々が良いということですね。

進行:先生、レッスン29のまとめをお願いします。

柴山:1つ目、1個の取引があるたびに記録をするやり方を個別転記といいます。
2つ目、個別転記の場合、取引の数が多いと書くのが大変で、見にくくなります。
3つ目、1日ごとなどの合計をまとめて記録するやり方を合計転記といって、細かすぎず、大ざっぱすぎない、ほどほどに良い竹とんぼの書き方です。

進行:簿記って、ざっくりというか、自由なのですね。

柴山:数字を使うので、すごく細かくやらなければいけないという先入観がありますが、案外そのようなこともなくて、大らかな部分もあるのですね。

進行:もかさんとりょうたくん、今日はどうでしたか?

もかさん:細かいのはあまり好きではないですね(笑)

りょうたくん:今日はケイイチくんに試された感じがしたので、やり返したいです(笑)

進行:柴山先生、明日の予定を教えてください。

柴山:明日は第6週のまとめになります。
今週は、キッズベーカリーをオープンさせたケイイチくんと一緒に、日々の売り上げを管理・記録することの意味や、そのやり方などを色々学んできました。
そのなかから、大事なポイントを取り上げて、簡単に復習してみたいと思います。