知識の整理をしよう!

がんばろう日商簿記1級合格、今回は「知識の整理をしよう」というテーマでお話をしたいと思います。

この勉強法は、苦手な科目や入門段階で非常に効果を発揮します。

1級の勉強を初めて見る方にとっては未知のテーマの連続なのです。
3級・2級までの内容は、半分以上は日常の生活で見たことがあるので想像しやすいのですが、1級になると、半分以上が初めて見る内容であることもあります。

上場企業で起こることを取り上げるようなことが多いので、仕方がありません。
3級・2級の感覚と同じように、1級でわからないことがあると、気持ちが沈んでしまいがちですが、ただ慣れていないだけなので大丈夫です。

むしろ、このようなパターンのレベルアップのプロセスのほうが、世の中には多いのです。
仕事でも同じで、会社に初めて入って、その会社の業務を初めてやる場合には、わからないことが8割以上です。
その状態からコツコツ経験を重ねていって、3年ぐらいで一人前になるのです。

もちろん、1級の場合は半年ぐらいで一人前になれます。
そのときのポイントは何かというと、最初の段階で知識を覚えようとしないことで、知識の整理をしましょう。
例えば、授業で習ったことを100とすると、100のうち80は後回しで良く、今やる必要はありません。

もしかしたら、この80はほとんど試験に出ないかもしれないのです。要するに、大事な20パーセントの補足に過ぎないことが多いのです。
本当に大事なのは2割ぐらいで、その2割の知識を自由自在に使えるようになれば1級には受かるのです。

授業で習ったことを3段階に分けます。

重要なポイントが20パーセントと、後回しで80パーセントに分けます。
大事なことは、重要なポイントが何かということを整理することです。

今わかってすぐに使えるのは、重要なポイントの20パーセントのうち、さらに20パーセント、つまり5パーセントかもしれませんが、それでもいいのです。
たとえば、60分の授業があったとしたら、その中で100を学んだら、そのうち80パーセントは今すぐわからなくても良いのです。

そこまでわかろうとするから苦しいのです。
特に、1級のような高いレベルの勉強をするときには、最初の80パーセントはわからなくて良いのです。
わからない状態を気にせずに先へ行けるかが肝心なのです。

2割の重要なポイントについてある程度仕訳ができればいいのです。
授業で先生が大事だと言ったところや、テキストの太字を中心に、キーワードになるところを押さえるのです。
授業の中で強調しているのだから、わからなくても、キーワードになるところを押さえるのはできるのです。

強調している重要なポイントの20パーセントをまずは意識して、仕訳をします。
さらに、仕訳した中の2割ぐらいは今すぐできることもあるので、まずはその5パーセントを攻めます。

今使えるものを確実にしたうえで、5パーセントから6パーセント、7パーセントと、少しずつ拡大していきます。
ステップ1は、知識の分類をして、重要かつ自分が今使える知識を5パーセント定めます。
これを6パーセント、7パーセントと広げていって、最後に20パーセントにできれば、あなたはこのゲームに勝つのです。
ゲームと考えてください。

後回しにしていた8割は、復習をしているうちに自然とできるようになります。
意識するのは20パーセントなのです。
まずは、この80と20の仕分けをすることで、知識の整理をしましょう。
授業を受けているときと、直後の復習はこれで結構です。

100をすべて同じようなレベルで覚えようとするから、苦しくなるのです。

大事な2割を特定して、さらにその中の2割の5パーセントくらいなら、何とかなります。

残りの15パーセントは、2・3回例題の復習をして、戦略を決めて、押さえればいいです。
後回しにしていた80パーセントは、20パーセントを使っているうちに自然とできるようになります。

意識してできるようにするのは、重要なポイントである20パーセントだけで十分です。
まずは、その20パーセントを抽出するという意味で知識の整理をしましょう。
忙しい方が限られた時間で結果を出そうと思ったら、20対80の法則を勉強でも使いましょう。

最初の授業の勉強をするときや、1級の勉強をやっているけれどなかなか結果が出ない方は、20対80の法則を意識してみてください。
これは、あらゆる場面で使えます。
仕事や人間関係でも使えます。

今回のテーマは、1級の勉強は知識の整理からはじめようということで、ご参考になさっていただければ幸いです。

私はいつもあなたの1級合格を心より応援しています。
ここまでご視聴いただきまして誠にありがとうございました。

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