がんばろう日商簿記1級合格、今回は「1巡目の問題はインプットと考えてOK」というお話をします。

簿記1級

「初めて過去問などを解いてみたら、まったく解けなくてショックを受けた」という経験をしたことがある方も多いと思います。


「私に限ってそんなことはない」と思っている方もいるかもしれませんが、あなたも同じです。
そもそも「問題」とは何のためにあるのか、簡単に考えてみましょう。

問題には、たとえば「計算例」「設例」「例題」「練習問題」「実践問題」「過去問」など、色々な名前がついています。
問題の役割を2つに絞ると、1つは「計算例」や「設例」のように、テキスト本文の説明を補足するため、あるいは知識を整理するための「補習」用の問題と思ってください。
これらは基本的に「解かせるための問題」なので、非常に簡単です。
義務教育における教科書の「設例」や「例題」や「計算例」というのは、テキストで学んだ知識を確認するための補足問題なので、正解させる問題。
こういう問題は、出来て自信をつけさせるために作られているので、簡単に解けるように作られています。

なので、「最初に出てくる簡単な設例は出来て当たり前」と思っている方が多いので、その問題が解けなければ、「そのテーマを理解していない」と考える癖がついてしまっているのです。
義務教育のように長期的に教育をするならば、それでもいいのですが、あなたが目指しているのは、数か月で結果を出さなければいけない短期速習型の資格試験、つまり実学です。
時間が限られている場合は、補足用の問題をやっている余裕はないのです。

したがって、短期速習でやる場合は、「実践問題」を使います。
本試験では、あなたをひっかけて、間違えさせるような煙幕を張りまくった「解かせない問題」が基本です。
この「解かせない問題」の対策として、実践問題をやる必要があります。
補習用の問題と実践問題のうち、実践問題は練習量の足りない人が圧倒的に多いのです。
学校の成績が伸びない人は、補習用の問題しかやっていない場合がほとんどです。
解かせる問題をいくらやっても、「煙幕」を張りまくっている本番の試験では勝てないのです。

問題文の資料の順番を変えたり、資料の一部を欠落させて、その部分を他の資料から推測させるとか、あなたを惑わせるような「罠」をたくさん張り巡らせています。
そのようなものを1個でも入れたような問題を日頃から解くことが大切です。

なので、最初に解いた問題が実践問題ならば、解けなくてもしようがないです。
「煙幕」の程度にもよりますが、最初から完璧に解ける問題はそうそう無いです。
それが実践問題の本質です。
柴山式のテキストに記載している例題は実践問題ですから、最初から解かせない問題だったり、資料が多めになっているので、「どこを見て良いのかわからない」というケースが多いのです。
そういう問題も敢えて入れているのは、時間が無いからです。

補習用の問題をやっている時間が無いからです。

もっと言うなら、短期の学習に補習用の問題は必要ありません。
なので、実践問題を「解こう」と思ってやると撃沈します。
それは、補習用の問題を用意していないからです。
ここがポイントです。

しかし、今は「ミニ例題」といって、補習の要素を入れた問題も載せているので、時間に余裕のある方はミニ例題から解いていくこともできます。
ミニ例題は、いきなり例題にいくのが不安な方のために用意してあるもので、全部で165問あったと思います。
あれを全部やっただけでもかなり力がつきます。
例題を少し易しくしたような、1個平均6分で出来る小口化した問題です。
ただ、時間の無い方はミニ例題をやる必要はありません。
例題は、本試験を研究して、その考え方をベースにしているので、柴山式の例題は実践問題の色合いが若干強いのです。

だから、最初は出来なくて落ち込むかもしれませんが、それでもいいのです。
なぜなら、柴山式では、例題も過去問もインプットの延長も考えているからです。
なので、例題もインプットも、最初の2巡目ぐらいまでは、「どういうことが聞かれるのかな」という感じで問題文を読んで、インプットの延長と思って問題に取り組んでください。
「1巡目の問題は解くな」と言っても差し支えありません。
解くのではなく、「どんなふうに問題が出るのか」という検討用の資料として例題や過去問の1巡目を取り組んでください。
いきなり解く必要はないのです。
それが短期速習というものです。

これは会計士の試験も同じで、3年や4年でじっくり勉強して合格しようと思うのならともかく、1年半程度の短期で合格しようと思ったら、わからない問題は気にしないことが大切です。
どうせできないのだから、最初から解こうと思わず、1巡目2巡目は、「どんなことを聞かれていて、自分には何が出来て何が出来ないのか」を確認するのです。
そして、3巡目に見ても全くわからないものだけ、テキストに戻って見直すというやり方をおすすめします。
最初の1回目・2回目は出来なかったら飛ばします。
早く1回転して、各論点について本試験ではどのような形で問われるのかをイメージできることが重要なのです。

柴山式の例題や過去問は、短期速習を可能にするために実践的に作ってあります。

だから、4か月で合格する人が続々と出るのです。
資格試験というのは実学なので、早く合格しましょう。
できれば早く受かって欲しいという気持ちもあるので、例題から実践的にしてあります。
そして、例題を簡単にした「ミニ例題」というものも用意していますので、みなさんの状況に応じて使い分けてみてください。

繰り返し言いますが、「例題や過去問というのは、1回目は解けなくても良い」ということを知っておいてください。
解くのではなくて、問題を読むことでインプットをすると思ってください。
例題・過去問の1巡目はインプットと考えてOKです。
あなたにも1級に合格できる力はあるはずですから、自信をもって勉強してください。

私はいつもあなたの1級合格を心から応援しています。
ここまでご視聴いただきまして誠にありがとうございました。

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