「伸び悩み」ではなく「力の蓄積」と考えよう!

2015年06月09日

はい、皆さんこんにちは。

前を向いて歩こう今回は、「伸び悩み」ではなく「力の蓄積」と考えよう!
このようなテーマでお話ししたいと思います。

今回は図 を書いてみたのですが、これは「学習曲線」とよく言われているものです。

時間が経てば経つほど、一定の勉強をすればするほど、力が伸びていくはずです。
ところが、伸び方は、決して右上がりに一直線ではありません。

少し上がって、しばらく停滞。
そして、またしばらく上がって、停滞。
このように、学習の伸び方は、「上昇」と「停滞」を何度も何度も繰り返します。
この平らな状態のことを「プラトー現象」と言います。

プラトーというのは、高原という言葉です。
高原だから、高いところで平らになります。
この停滞状態の入ると、多くの人は「自分は伸び悩んでいる」と思いがちです。

もちろん学習方法論が正しいかどうかを検証する必要もありますが、
方法論が正しいことを前提とするなら、
方法論がどんなに正しくても、必ずプラトー状態はやってくるということです。

そして、ある程度一定の条件が揃えば、次のステージに行くことができます。
条件が揃わないうちは、なかなか伸びないので悶々とすることになります。
じつは、このプラトー状態は、本人の受け止め方によってその後の伸びが変わります。

このプラトー時に、やってはいけないことがあります。

それは、このプラトー状態から脱出する前に、やり方を次々と変えてしまうことです。
いわゆる渡り鳥です。
昔でいえば、専門学校を次々と渡り歩いてしまうみたいなものでしょうか。

次のステージに行くには、一定の部品が集まらないと行けません。
必要な部品が100個だとしましょう。
どんなに努力をしても、「いっせいのせ」で部品が集まるわけではありません。
1個、2個、3個、4個と、部品が1個ずつ積み上がっていきます。
ところが、99個の部品が出来上がっても、次のステージへは行けません。
まだ100個が揃っていないからです。
そして、いよいよ100個目の最後のピースが当てはまった時。
「ズドーン!」と急に上がっていきます。

多くの人がそこまで待てずに、やめてしまったり、方法を変えてたりします。
1回や2回ならいいのですが、テキストを4回5回とやり方を変えた場合は、ちょっと注意です。
どこかで1個に絞っておかないといけません。
2回か3回くらいなら私もあり得ると思う。

私も実際、教材はTACからクレアールにしたので、1回は変えています。
なので、2回くらいまでは変えることは問題はない気がするけれど、2、3回くらいがいいのか。

指導していると、見るたびにテキストが変わっている人とか、だんだんテキストが厚くなっていく人がいます。
そういう人は、本当の実力がつきにくい。
なぜなら、繰り返しができないからです。
勉強というのは、繰り返してこそ力がつきます。

習い事は、簿記にかぎらずなんでもそうです、。
一つの手本を「これだ!」と信じ、その手本をしっかりやる。

もちろん、途中で「ダメだ」と思ったら、変えても構いません。
これは相性の問題ですから。
相性が悪いと思ったら、すぐに変えても構わない。
でも、変えるのはせいぜい2回くらいでしょう。

柴山式の会計サイトにも、私が運営しているホームページにも毎日のように何件もの相談が来ますが、困ったら相談すればいいんです。成功体験のある人に。
成功体験というのは、資格試験の合格者です。
勉強ならば勉強のキャリアが長い人。

私は勉強のキャリアが長いというのは最低3年だと思っているのですが、3年でまあまあ良きアドバイスできるかと思います。
本当の意味で指導者になるには、10年はかかると思っています。
3年学んで、現場でいろいろ教えて、やはり10年くらいは必要です。

だから12、13年経ってから、凡人ならば講師として一人前かと。
10年くらいやると大抵のことは問題ないと思います。
5年でもいいけれど、5年なら一応、現場は任せるけれど、最終判断まで自分で出来るかどうかは別物だと思っています。
あとは、経験不足は熱意でカバー。
経験的にとりあえず一人である程度できるのは3年です。

5年位経ってくると一応先輩として、中間管理職として多少のことは言える。
3年5年はまだ長期的な色々な変動とかを経験していない、突発事項とか経験していないので、まだまだもうちょっとこれから積む必要がある。
やはり10年かなという気もしないでない、これは個人的な観測です。
ともあれこれは指導者としての話です。

いろいろな見方があるので、1年や2年ですごい指導者になってしまう人もいるので、これはもうケース・バイ・ケースです。
8割から9割がそうだというだけの話であって。

私自身は、おかげ様で1991年から人前に立って簿記とか会計を教えています。
その他、多くの社長さん方に対しても、コーチングするという立場でお話させてもらっていますが、ほとんどの方に「プラトー状態」があります。

プラトー状態から逃れられる人はいません。

プラトーはいずれ必ず来るもの、と思っておけばあわてません。
ある程度努力して、結果が出ないことに対して焦ってはいけません。

焦る人タイプの人は、自分を過大評価しているせいかもしれません。
もっと自分は伸びるはずだ……と。
人間である以上、プラトー状態は必ずあると思って下さい。

そして、プラトー状態に突入したらメンタルの部分で大切なことがあります。
我慢するのではなく……「努力を楽しむ」こと。
「ああ今自分は高原にいるんだ」
「そのうち出来るようになるから、今のやり方を楽しもう」
といったように、目の前の努力を楽しむのです。
「きついけど頑張ろう」と思う方が続かないので、前向きにいきましょう。

プラトー状態の対処方は、「楽しむ」こと。
「まだかまだか」
「もうちょっと頑張ってやれば伸びる」
なんて思ってやるやり方は、あまり続きません。

日商簿記検定1級レベルになると、半年から1年の長い期間、勉強しないといけません。
マラソンのように、長期的な勉強をする時は続かないし、嫌でしょう?
人生の何分の1かを損しますので、レベルの高い1級の勉強は特に、私は「楽しんで下さい」と言っています。

新しい知識が身に付くことを楽しむ。

今日の勉強を楽しめば、気がつけばプラトー状態は脱していますよ。
気がついたら、ポンと出来るようになっ、と思うようだと、次のプラトー状態に耐えられません。
また、勉強を楽しめないと、ストレスばかり溜まる勉強になるので、おすすめしません。
どうせやるならば、やればやるほど高いレベルのプラトー状態を楽しめるというマインドを変えましょう。

だから、プラトーは伸び悩みではないんです。
伸び悩みと思っていたけれど、違う。
「今は力を溜めている」
「次のジャンプのために、身を縮めて力を、エネルギーを今溜め込んでいる」
「表面には出ていないけれど、今エネルギーを溜めている」
「ポーンと、また飛ぶから、今は次の飛躍のための準備だ」
こんなふに思えば、この停滞状態もまた楽し、と思って下さい。

次の飛躍は続けている限り、必ず来ます。
毎回、毎回、永遠に来ると思ってもいい。
だから、プラトー状態は楽しいものです。
そう思う人がいずれ一流になっていくのです。

簿記の世界で専門家の入り口は1級です。
3級2級はそんなに大きなプラトー状態は来ません。ある程度すんなり行きます。
ところが、1級レベルや公認会計士、税理士などのレベルの高いチャレンジになってくるとプラトー状態は長いですよ。
もちろん3級2級も小さいプラトー状態は来ますが。

皆さんなりの目指しているレベルに応じた停滞というのは必ずあります。
停滞というのは、あながち悪いことではありません。
「次の飛躍のための準備期間」
と思って、目の前の努力をその時は楽しむ。

「まだ飛躍しないのかな?」と思うと、イライラの原因になります。
「気がついたら飛躍しちゃった」といった感じがベストです。

私はいつもあなたの成功を応援しています。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。