基礎期は手順の反復に徹する

2015年06月25日

皆さんこんにちは。前を向いて歩こう。

今回は、「基礎期は手順の反復に徹する」というテーマでお話しします。

「基礎期は手順の反復に徹する」。
これは、どの習い事も仕事でも同様です。
自分が取り組もうとしている大きな科目、簿記なら商業簿記会計学とか工業簿記計算、あるいは法律、仕事、なにかのプロジェクト。
どれも同じです。

その時の全体のアウトラインは、大まかに理解すると思うのです。
アウトラインが理解できたら、次は方向性。
方向性が決まれば、作業をするだけです。
しかし、最初の頃というのは、まだ「考え方」も「コンセプト」も固まっていません。

あるいは、その分野についての経験値は、まだまだこれからですよね、そのプロジェクトに関して。
その場合どうするかのヒントをお話します。

最初の段階で、「考え方」と「コンセプト」を考えても作業は進みません。
基礎ができていない状態でいろいろ考えても、なかなか先に進めないです。
そんな時、どう考えるか?
基本の手順を一つずつ踏むことです。
基本の手順=過去の知恵です。
先人の知恵というのがある。それがマニュアルであり、手順書なのです。
まずはその手順書を卒業しましょう。

簿記ならば、例えば棚卸資産の評価のプロセスであるとか、有価証券の会計処理のパターンって決まっているのです。
なぜそうなるかという理論は、手順をしっかりマスターしてから詳しくやればいいのです。もちろん大まかな意味は分かった方がいいですよ。
でも、まずは手順をマスターしてから。

たとえば、有価証券とはなんぞやとか。
リースとはなんぞや。
という最低限の大まかなイメージは持つ必要があります。
しかし、細かい一字一句とか、細かいところの特殊な個別の論点についてまで詳細に理解しようとする必要はありません。
詳細に理解しようとするのを完全主義者といいます。
細かいところまでちょっとでも気になると先にいけないっていうのは完全主義者で、もちろんそういうのも役に立つことがありますが。

例えば、基本的に実務的・実用的・実践的な技術を身につけ、まずは「考えるよりも先に手を動かす」ことでたくさん学ぶことができてきます。

全く考えるなとは言いません。
考える事も必要だけど、考えてばかりいて全く手を動かさないと逆に成長が遅くなります。これは簿記の勉強でもなんでもそうなのです。
考えること、実務・実用・実践の両方をうまくバランスよく進めます。

ややもすると、考える方にばかりいってしまう人がいます。
たしかに、考えることは楽しいですね。
手を使って反復練習をするのは、単純作業なので、地味でつまらないです。
考える方ばかりにいってしまう人は、地味でつまらない作業から逃れるための言い訳です。考えるという体裁をとっているのです。

もちろん、理解しないと先に行けません。
ただ、理解も大事だけど、その状況、そのレベルに応じた理解というものがあります。
大したレベルでもないのに難しい事を理解する。
これは無理でしょう?

例えば掛け算九九ができる小2レベルの小学生に、微分積分の意味を理解しろというのは無理な話です。
微分積分の公式がある程度できるようになってからです。
理解には段階があるということです。

従って、今のレベル以上の深い理解を求めようとしてはいけません。
結構この傾向があるのです、一般的に。

「理解は、レベルとともにだんだん変わる」

例えば、テキストなどの本を一周読んだ時と二周読んだ時、あるいは五回したとき。
その都度、新たな発見があります。
何度も何度も同じものを繰り返しても、繰り返すたびに新しい発見がある。
それはレベルが変わっているからです。
あなたのレベルが変われば、あなたのレベルに合わせてやっぱり理解も変わるのです。

というふうに考えると、今のレベルでできる理解で満足すればいいのでは?
他にも疑問があるかもしれないけど、気にしない気にしない。
まずは基本的な手順を覚えてからです。

基本的な手順をしっかりと無意識のレベルまで落とし込んで、徹底マスターしたことによって、この手順ってこういうふうにできているのだと、やってみて分かる。
次に出てくる疑問のは、
「この手順でカバーできない、新しい応用的な事例ではどうするのか?」
というのができます。
それは、基本手順をしっかりマスターしてから出てくるものです。

従って、まずはあなたのレベルに合わせるということです。
今のレベルに合わせて、あまり深い理解を求めない。
今のレベルに合わせてほどほどでいい。

だんだん時間をおいて、理解は深まります。
今することは、今のレベルに合わせた手順のマスターです。
手作業、作業手順。
どの実用的な技術も、手順とマスターの繰り返しです。

その手順とマスターというのは、いわゆる地道な基本動作の反復練習。
これは地道なので、みなさん、いやでしょう?
しかし、これはくぐり抜けないと、どんな物事も成功することはできません。

『地道な作業の繰り返しこそが成功への秘訣」

私は簿記会計を教えていますけれども、簿記会計でも基本的な地道な仕訳の手順とか、決算手続きの処理の手順など、まずは愚直に繰り返しましょうということです。
まずは地道な作業の繰り返しをしましょう。
そこから応用力がつきます。

なにより基本が大事です。
いつも申し上げていますが、いろんな形を変えてこれからも基本は大事だということは言い続けていきたいと思います。
困ったら基本に返る。

スランプになったら、基本手順のどこかに自己流が入っていないか、少し型が崩れていないかを自分に問いかけます。
型の崩れがスランプの始まりです。
ぜひ日々見直しましょう。
私も見直したいと思っています。日々基本の見直しが大事ということです。

私はいつもあなたの成功を応援しています。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。