連休中に簿記3級の総合問題を解いてみよう!

がんばろう日商簿記2級合格、今回は「連休を使って簿記3級の総合問題を解き直してみよう」というテーマでお話をします。

今日は8月11日です。
もうすぐお盆休みということで、人によってはまとまった休日が取れると思いますが、11月に実施される135回の簿記2級試験を目標にしている方は、今のうちに試してもらいたいことがあります。

前回に簿記3級を受けた方も多いでしょうし、それ以前に簿記3級を受けてしばらくブランクがある方もいらっしゃると思いますが、そういった方にとって心配なのは、簿記の持久力、つまり脳味噌の体力が落ちていないかどうかが1つのポイントになります。

「どうも勉強が続かないな」「3日はやるのだけど4日目からできなくなるな」「1にち1時間以上勉強が続かないな」と思ったら、それは脳味噌の体力が落ちていると思ってください。

あなたの脳が勉強の負荷に耐えられなくなっているのです。
簿記に関しての脳の体力が落ちているのです。

簿記のことを考える体力というのがあるのですが、それがもしかしたら落ちているかもしれないということをチェックするため、あるいはあなたの簿記の脳の体力を上げるために、1つレベルを下げた、簿記3級レベルの総合問題をやってみるのは非常に有効です。

少しダレて来てしまった簿記に関する脳の体力を高める効果があります。
難しい問題でやると体力が衰えているかどうかの判断が難しいのですが、レベルを1個落とした問題を長く続けることによって、簿記の勉強を続けるための体力のチェックができます。

簿記2級では第三問、つまり決算問題に最も頭を使います。
第三問で50分ぐらい続けて頭を使うのですが、ここで体力が途切れてしまうので簿記2級に合格しない人が多いのです。

第一問の仕訳は何とかなるのですが、結局第三問が問題なのです。
50分ずっと続けて頭をフル回転させる体力がないケースが多いのです。
したがって、今あなたがやるべきことは、脳味噌の“簿記体力”をつけることです。

そこでお勧めなのが、日商簿記検定3級の過去問、あるいは今までご自身が勉強してきた簿記3級の総合問題の第三問と第五問で、どれでもいいからそれぞれ1問ずつ用意して解いてみてください。

直前回のものでも構いません。
ここで1つ提案したいのが、第三問は標準的な問題である試算表の作成をやるのがいいです。

期中の取引が並んでいて、これを仕訳やT字記入をしながら下書きをして、40分で試算表を全て書ききってください。

あなたが簿記2級を目指すならば、自分で選んだ第三問の問題は完璧にしてください。
1回あたり40分で解き、その復習に40分として、1時間半で1サイクルとします。
これを4回か5回続けてみてください。

1時間半を4回とするならば合計6時間になりますが、この6時間の勉強が必ずあなたの簿記2級の勉強に役立ちます。

簿記2級の勉強が途中で嫌になる理由の半分くらいは、脳の体力が落ちていることによるものです。
簿記の勉強のプレッシャーに耐えられなくなってしまうのです。

それではまずいので、簿記2級の勉強を本格的に始める前や、夏で少し気持ちだらけてしまうこの時期に、簿記3級の問題を解いてみるのです。

簿記3級とは言っても、久しぶりに解いてみると結構歯ごたえはあります。
過去問から最近の試算表の問題を取り上げて、解答用紙を4枚か5枚コピーして、その問題を4回か5回取り組んでみてください。

その問題を40分で解いて満点を取れば卒業です。

これができるようになってから簿記2級に進むとすごく楽になります。
これは私が確信したことで、お勧めします。

もう1つは第五問の精算表作成問題です。
精算表は基本中の基本で、財務諸表の作成にも繋がりますし、実際に簿記2級の第三問でも出題される可能性があります。

したがって、この2つの簿記の基礎体力は、試算表の作成と精算表の作成につきます。
この力が落ちているから簿記2級で苦労するのです。

精算表も下書きと集計をそれぞれ20分ずつで終えて、合計40分で完成させてください。
しかし、久しぶりに解くと多分まったく解けません。
だから簿記2級で苦労するのです。

もう一度力を上げましょう。
昔簿記3級を取った人は、もう一度合格レベルまで持っていきます。
そうすると、簿記2級の勉強が間違いなく楽になります。

だから、第三問の試算表の問題と第五問の精算表の問題を1個ずつ選んで、このお盆休みに徹底的に練習をして、できれば30分で満点を取れるようにやってみてください。
本当に簿記2級勉強が楽になります。

なぜかというと、あなたの脳味噌の総合問題への耐久性が高まるからです。
ぜひ、トライしてみてください。
この連休でやるのがポイントです。

柴山会計はいつもあなたの簿記2級合格を応援しています。
頑張りましょう。
ここまでご視聴いただきまして誠にありがとうございました。

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