網羅型、ポイント重視型、2つのタイプと柴山式学習法について

 
今回は2つのタイプと勉強法についてお話したいと思います。
タイプ別といっても色々な型がありますが、今回は勉強を網羅的にやりたいかフットワーク軽く短期間でインプットを終わらせたいかという2つのタイプに分けます。
 
個性があるのでどちらが絶対良いかということは言えません。
じっくり腰を据えてやりたいという方もいらっしゃいますし、忙しいから空いた時間を使って短い時間でインプットを終わらせたいと思う方など、色々なタイプがいると思います。

一般に多くの専門学校や小学校や中学校などの義務教育で行ってきた勉強というのは、一通りすべての論点を網羅的に時間を掛けてじっくり勉強するという方法でやってきたと思います。
 
小学校や中学校などのように長い期間を掛けて勉強する分には網羅的な勉強法は良いです。
この勉強に慣れている方は、一般的な参考書や大手専門学校の勉強方法を選ぶということも問題ありません。
 
しかし、難点が1つあります。
社会に出ると簿記の勉強をするだけではありません。
 
小学校や中学校は勉強だけをやれば良かったのですが、簿記の勉強をする人というのは簿記の勉強だけをやれば良いというわけではなくて、他にもやることが沢山あるのです。
 
例えば大学であれば専門課程の勉強がありますし、高校でも勉強があります。
現在、柴山式ではキッズBOKIで小学生や中学生にも簿記検定3級や2級の勉強をしている方もいますし、小学生で簿記1級の勉強をしている方もいます。
 
柴山式では小学生や中学生でも簿記1級レベルの勉強をしている子がいます。
そうすると、学校の勉強もありますし、仕事もありますし、そういう状況の中で簿記1級の勉強を空いた時間でやらなければいけません。
 
そういった状況で、じっくり網羅的にやっても良いのですが、多少時間は掛かります。
大手専門学校のテキストは商簿・会計が1,000ページ、工簿・原計が1,000ページです。
 
このページ数は問題集を含めずに、テキストだけのページです。
そうすると、だいたい300ページのものが3冊ぐらいあります。
200ページとしても4冊か5冊あるのです。
 
これが一般的な網羅的な学習法です。
合計すると全部で2,000ページぐらいのテキストになります。
 
講義は平均して3時間程度の講義を50回~60回やります。
つまり、商簿・会計で30回程度、工簿・原計で30回程度というのが一般的です。
そうすると、合わせて150時間~180時間程度になります。
 
私がかつて担当していた大手専門学校の講義は200時間ぐらいありましたので、それなりに量があるのです。
 
大手専門学校や一般の参考書は取り上げてない部分が試験に出てしまうと問題になってしまうので、網羅的な学習法になって、テキストや講義の量も多くなります。
そのため、途中で挫折してしまう可能性があります。
 
一方、柴山式の場合は忙しい社会人や忙しい方向けの勉強法なので、ポイントを重点的に絞っています。
 
つまり100パーセントではなくて、75点を取れるようにすれば良いというコンセプトでカリキュラムを組んでいます。
 
イージーミスがなくて80点で、1割ミスしたとしても70点半ばで合格すれば良いという形で、普段出ないような特殊な論点は外しています。
 
しかし、これでも毎回合格者は出ています。
当たり前の問題をイージーミスせずに取って、70点台で合格する形になっています。
 
通常であれば500時間で1回転するところを、柴山式の場合は500時間で4回転も5回転をするような勉強をさせます。
 
じっくり1回転するのか、ポイントだけを抑えて5回転するのかの違いです。
短期・多回転が柴山式の特徴です。
 
ですので、だいたい商簿・会計と工簿・原計それぞれ300ページ程度で、合計600ページです。
 
市販のテキストに比べて3分の1以下ですが、これで実際に合格者が出ています。
講義の時間も柴山式は4・50時間と短いです。
 
インプットの時間が短いので、例題などのアウトプットを時間を掛けて徹底的にやってもらいます。
アウトプットを重視して短期合格を目指すのが柴山式です。
 
合格者の中には大学生や高校生もいますし、現在は中学生と小学生も柴山式の簿記1級講座を受けています。
 
柴山式の簿記1級講座はなぜ短期合格が狙えるかというと、一般的な専門学校や独学用の市販本だと800時間~1,000時間ぐらいの時間が必要になります。
毎日3時間以上勉強して9か月以上掛かります。
 
網羅的ですがインプットの量が多くて途中で嫌になってしまうという危険があるということを知っておいてください。
 
柴山式では途中で嫌になってしまうことをできるだけ避けたかったのです。
柴山式の実績では400時間台から合格者が出ています。
 
絶対400時間台で合格するという保証はできませんが、合格者は出ています。
しかし、通常は500時間~600時間です。
 
これは個人差がありますが、同じ勉強法でも柴山式の方が短期・多回転で早く合格できるようなカリキュラムになっています。
 
無理なく合格できるようにインプットを軽くしたやり方です。
一般的なテキストの3分の1以下にして、短期・多回転で合格を目指すということはサイトでも謳っていますし、実際の合格者の生の声も聞いて頂くと参考になると思います。
 
大学在学中に簿記1級に合格して上場企業に就職が決まった方のインタビューも載せています。
 
高校生や大学生の合格者もコンスタントに出ていますので、なぜ学生さんが柴山式で合格できているのかということも踏まえて、良ければご参考になさってください。
 
私はいつもあなたの日商簿記検定1級合格を心から応援しております。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。

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