「自立」習慣作りの解説(1)総論と「1.自立」について

最近、私は「自立習慣作りサイクル」というものを提唱しています。
これは経営者向けやマネージャー向けや現場の担当者向けなど、すべてのビジネスマン向けに応用可能な基礎習慣作りです。
 
特に2017年は私も会社のスタッフも含めて、このあたりの原点に帰って、今まで私が色々学んできたノウハウであるとかスキルをある程度抽象化したものをお伝えしようと思っています。

全部で15項の要素がありますが、今回は1つだけやっていきます。
簡単に読んでいきますと、まず3つカテゴリがあって、1番目は「基礎習慣」です。
 
「自立習慣15カ条」と私は言っていますが、15個の“憲法”のようなものです。
これをしっかり守れば成長しないわけがないです。
 
失敗しようがない成長のための心構えです。
これは私の経験にも基づいています。
 
色々なノウハウを色々なところから取り込んで、私なりにカスタマイズしています。
ステップ1が1~5番目までは最も大事なところで、全ての上位概念である基礎習慣です。
 
「7つの習慣」でいうところの第1~第3の習慣に近いイメージです。
それからステップ2が、基礎習慣を身に付けた上で、その次のサブシステムということで、基礎習慣を踏まえた、より実践的に思考方法のスキルです。
 
ステップ1の基礎習慣とステップ2の思考方法のスキルを使って知識・経験を深めるためにステップ3があります。
ステップ3は知識・経験の拡大です。
 
これは「データベース」で、パソコンで考えたら分かりやすいです。
基礎習慣は電源(モチベーション)とOSのようなものです。
 
ステップ2の思考法がエクセルやワードのようなアプリケーションソフトです。
電源が入らないとパソコンは動きませんので、電源とOSに相当するのが1~5の「基礎習慣」です。
 
これがないとまずいです。
そしてアプリケーションソフトという実践的なプログラムに相当するのが6~10の「思考法」です。
 
このプログラムを使って色々なデータを処理してデータベースが蓄積されますが、このデータベースの蓄積がステップ3の「知識・経験」です。
 
このようにパソコンのイメージで考えて頂いても結構です。
まずはOSの基本的な処理能力がないとまずいです。
 
ここがしっかりしていないと、どんなに良いアプリケーションを載せてもどうしようもありません。
 
「自立せよ」というのが全ての最高概念です。
自立、つまり「自分の足で立ちましょう」ということです。
 
周りの環境の変化や都合通りにいかない周りの嫌な状況について、自分が影響を受けないようにします。
 
そしてゴールも「自立せよ」です。
結局、自立することが成長の一番の原動力になります。
 
自立できるということはモチベーションという電源もありますし、基本的なOSの性能も良いということです。
 
基本的なシステムの性能が良くないと、いくら良いソフトを入れても意味がありません。
「自立せよ」という気持ちがあってから「進歩」や「すぐ行動」や「三方良し」という色々な基礎習慣が派生的に出てくるので、実は全てのスタートは自立することです。
 
これができるだけでも大きく人生のリズムが変わってきます。
つまり、相手の反応にすぐリアクションをして怒ったり悲しんだりしてはいけません。
 
例えば時々パターンとしては、信じていた親友に裏切られた、親友が自分の思った通りに行動してくれなかった、親友が自分の思いに反することをしたということがあります。
 
そうすると落ち込みます。
つまり、これは親友という自分が影響できない他人の行動から感情的に影響を受けて落ち込んだりします。
 
これをやめましょう。
勿論、信じている人に反対の行動を取られたら、裏切られたと思って落ち込むかもしれませんが、それが過剰な反応になってしまうパターンがあります。
 
思いどおりにいかない時に必要以上にショックを受けたり、必要以上に落ち込んだりする癖が付いている人は要注意です。
 
周りの都合に左右されてはいけません。
自分の思いどおりにいかないことは多いですが、思いどおりにいかないことに対して感情的に反応するなということです。
 
これがいわゆる「7つの習慣」の第1の習慣である「主体的である」ということのもう1つの解釈です。
 
主体的というのは、常に自分というものを持っていて、周りが自分の思いどおりにいかなくてもイライラしたり落ち込んだりしないということだと私は解釈しています。
 
まずはこの第一歩が自立のスタートです。
自立というのは第2の法則から第15の法則まで全てを包み込む最上位概念です。
 
まずは自立してから次のステップに進みます。
この後のことは1つずつ改めて別の機会に動画で解説したいと思いますし、これはコンサルティングの現場であるとか企業の指導や簿記の指導やセミナーなどで言い続けます。
 
これは私の理念です。
この「自立習慣15カ条」をぜひ覚えておいてください。
 
私と会話をする時にこれを知っておくと会話がスムーズにいきます。
今回は、自立は最上位概念だということをまず知っておきましょう。
 
勉強も仕事も自立します。
問題が自分の思いどおりに解けなくても、それは今の自分にはどうしようもないことです。
 
どうしようもない状態でイライラしてもしようがないです。
自分が解けない問題という外部要因で自分がイライラしたり落ち込むのは勿体ないです。
 
程々に反省するのは良いですが、必要以上に感情的に揺れてしまうと次の行動にいけません。
 
これが基本的なオペレーティングシステムだったり電源なのです。
電源を落としてしまったらまずいです。
 
やけになってしまったら自立したとはいえません。
簡単に自暴自棄にならないことが自立の第一歩です。
自立から全ての成長・発展が始まるのです。
 
これから「自立習慣15カ条」のサイクルについてお話していきたいと思います。
ご参考になれば幸いです。
 
私はいつもあなたの成功・発展を心から応援しております。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。

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