本試験が近づいたら、「出たらヤバイ問題」を優先的に潰していこう!

勉強を始めてから本試験までの期間があるとすると、始めたばかりの前半部分と、ある程度勉強が進んで本試験が近づいた後半部分の勉強の考え方は少し変えたほうが良いのです。
 
前半のときはまだまだ長い道のりなので、やる気を失わないように自分の長所を中心にできる所を伸ばすという感じで勉強します。
最初から苦手な所ばかり考えてしまうと嫌になってしまいます。
 

自分の気持ちを高めてやる気を持続させるために勉強期間の前半部分はできる所や興味のある所を中心にやっていきます。
 
しかし、勉強も折り返し地点を過ぎて後半になればなるほど今度はリスク管理、つまり落ちないための勉強をしなければいけません。
つまり守りを固めます。
 
直前期が近づけば近づくほど、柴山式のテキストならば例題レベルの基本問題で、かつその問題が本番でそのまま出たらできないだろうというような問題から重点的にやっていきます。
 
従って、試験勉強期間の後半から直前期にかけては、もし目の前の問題が本番で出たら間違えてしまうかもしれない、そういう“ヤバい”問題から潰していきます。
 
1個潰せば落ちる可能性が減って受かる可能性が高まります。
また1個潰せばまた落ちる可能性を1つ潰して受かる可能性が高まります。
 
このように、試験の直前期、特に今は2017年の5月なので、あと1か月後に146回の簿記検定を迎えます。
146回を受験される方は、これからは守りに入ります。
 
今目の前の問題ができなかったら本番で落ちるかもしれないという、ヤバい問題から潰していきます。
 
できる問題は時間が空いたときに忘れない程度にやります。
このように、試験勉強の前半は長所を中心に、後半は自分の短所を中心に潰していきます。
 
落ち穂拾いです。
落ちるリスクを潰すという感覚で勉強してみてください。
ただし、これは難しい問題でなくても結構です。
 
10年に1度出るかどうかという特殊な問題ではなくて、私のような講師が講義の中で「これは大事ですよ」「これは基本問題ですよ」という問題の中で、本番で出たらできないかもしれないという“ヤバい問題”に絞って1個1個潰していきます。
 
ぜひ落ちるリスクをどんどん潰していって、守りを固めて本番は万全の体制で試験に臨んでください。
 
私はいつもあなたの日商簿記検定の合格を心から応援しております。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。

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