今回の「頑張ろう日商簿記2級合格」は、最近簿記2級の範囲に入ってきてみなさんの関心が高い連結会計についてお話をします。

先日行われた第148回の総合問題で連結精算表が出題されました。
そのときの基本中の基本となる投資と資本の相殺消去の処理について見ていきたいと思います。

前提として、A社という会社が親会社で、B社が子会社になります。
そしてB社の資本の60パーセントを取得しました。

B社の貸借対照表を見ると資本金が250万と利益剰余金が250万で、合計250万の純資産があります。

この60パーセントを取得するならば300万のお金を払えば良いわけです。
しかし、B社の将来性が見込めることと、同業他社に対して少し競争上有利な立場にあります。

つまり、超過収益力といいますが、他の平均的な同業よりも収益力が高いのですが、そのプレミアムを見込んで300万に10万だけ上乗せしました。

この10万円の部分を超過収益力といって、会計上は「のれん」という言葉で表現します。
従って、本当は500の60パーセントなので300を払えば子会社株式は手に入るはずですが、310と少し上乗せして払いました。

このときの仕訳は(借方)子会社株式310 (貸方)現金310となります。
子会社株式のことをS社株式と言ったり、税理士簿記論の試験では関係会社株式と言ったりします。

このように子会社株式を取得しましたが、これは要らないので合体したときに消します。
子会社株式310のうち300と資本500を相殺します。

そうすると200だけ余りますが、これが非支配株主持分という形で新たに出てきます。
つまり、資本金250利益剰余金250で資本がまず500減ります。

それに合わせて60パーセント相当の300の子会社株式が減ります。
残りの200が非支配株主持分という新しい純資産項目が出てきます。
10だけ余っていますが、これはのれんになります。

つまり、貸方現金310のうち300は資本金と資本剰余金合計の500と相殺しますが、のこり10はのれんを買ったと考えてください。
あとはこの仕訳のパターンを10回書いて覚えてください。

(借方)資本金250 利益剰余金250 (貸方)子会社株式300 非支配株主持分200
さらに(借方)のれん10 (貸方)子会社株式10となります。
この図式で覚えてみてください。

ただし、実際の仕訳は上に非支配株主持分200で、下に子会社株式310と書くのが一般のテキストの書き方です。
よかったら参考になさってください。

私はいつもあなたの日商簿記検定2級の合格と簿記の学習を心から応援しております。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。

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