今回の「前を向いて歩こう」は、一種の対話のスキルについてお話しします。
上手く会話を進めるコツは、相手のプライドを傷つけたりせずに、相手の立場を尊重しつつ自分の考えを伝えて相手の意見を引き出すという重要な話し方です。

これは私が大学3年のときに営業のアルバイトをしていたときから誰にも教わらずに実践していた質問の技術ですが、後々になって色々な本で同じことが理論的に紹介されていて嬉しかった記憶があります。

自分の考えを相手に伝えるときに、中途半端なディベートのように「私はこう思います。なぜならば」という説得話法をしてしまいますが、ケースによってはこの方法は効果的ではありません。

どんな場合でも「○○の理由で私は賛成できません」「私は違うと思います」「私はそれに反対です」といったような説得・批判は相手の立場を批判するので、場合によっては相手のプライドを傷つけることがあります。

ディベートとしてルールが決まっていれば良いのですが、普通の会話でこれをやるとイライラしてしまいます。

ですので「○○の理由で私は賛成できない」と言い切ってしまうのは多くの場合得策ではありません。
説得をしたとしても、相手は聞いてくれません。

監査法人の現場でも多く経験しましたが、相手の立場に気をつけて自分の考えを述べることがありませんので、相手の機嫌を損ねたり、あちこちで難しい問題に直面します。

もちろん、これは監査法人に限らず色々な職場でもあり得ます。
これは想像力や思いやりの部分だと思います。

「自分はこう思います。なぜならば」という理由づけという通り一遍のことだけやれば良いかというと、相手にも感情があるのでアタマから自分の考えを否定されても受け入れがたいのです。

こうなると相手が引けば引くほど押してしまって、勝ち負けコミュニケーションになってしまいます。

自分の言うことを相手に納得させようと思って、相手はそれをはね返そうとしてしまうのです。

このようなコミュニケーションは疲れてしまいます。
このような方法は、言い負かされたほうに敗北感が漂うのであまり良い人間関係を築けません。

相手を尊重するという意味では「私は賛成できない」「私は違うと思う」というような言い方はやらないほうが得策です。

この場合は「私は××と思うのですが、あなたはどうお考えになりますか?」というように、相手の意見を尊重して聞きます。

相手が何か答えを返したときに「ありがとうございます。参考になりました」というふうに言うと、相手は気持ちいいです。

このように、相手の立場を尊重しつつ自分の考えを伝えます。
これは相手の意見まで引き出せるので、これは魔法の質問なのです。

「私は○○には賛成できません」という言い方は、相手の主張していることと違うことを考えているときによく使う方法です。

相手はAと言って、自分はBだと思っている場合、「あなたはAだと思っているけれど自分はBだと思っているので賛成できない」と言うとブツッと切れてしまいます。

しかし、そのときに「私はこういう理由で実はBだと思っているのですが、あなたはどう思いますか?」というような聞き方をすれば、相手は「実は僕はAだけれど、Bも良いところがあるね」というように歩み寄ってくれる可能性があります。

ですので、質問をするパターンで相手の立場を尊重しつつ相手の意見も引き出すという話術が大事かなと思います。

これは相手の立場を思いやっているが故に出てくるコツです。
「相手を操作しよう」というよこしまな気持ちでやってしまうとバレてしまうので、相手の立場を尊重するという気持ちをきちんと持った上でこの技術を使ってください。

相手のためを思って使えば効果が大きくなります。
気持ちの問題もあるということを知っておきましょう。

私はいつもあなたの成功・スキルアップを心から応援しています。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。

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