成功のピラミッド構造~モチベーションから戦術まで~

ひとつの物事を成し遂げたい、成功をしたいと思ったときに、スタートのモチベーションから各段階についてピラミッド構造の図を使って考えてみましょう。

何かを成功したいと思ったとき、そのレベルが高ければ高いほど強い願望が必要になってきます。

中には「モチベーションにあまり期待するな」といった言い方をする本もありますが、そこで言っているモチベーションというのは空元気や無理矢理やる気にさせるような強引な意味のモチベーションだと思います。

しかし、本来のモチベーションは湧き上がるような熱意ですので、本来の意味のモチベーションは必要です。

成功のピラミッド構造を考えた場合、すべての土台は強い願望・熱意です。
どうしても上手くいきたい、合格したい、成功したいという気持ちが強くなければそもそも行動しません。

行動のエンジンであり、行動のエネルギー源がモチベーションです。
普段から「絶対に成し遂げるのだ」という意志を持ちます。

本来100ぐらいのモチベーションを110や120ぐらいでは足りないぐらいで、普段の5倍10倍ぐらいの強い気持ちが必要になります。

強い気持ちを持つ練習も、若いうちからしておく必要があると思います。
そして、強い願望の上に正しい目的・目標の設定をする必要があります。
闇雲に何かをやろうとしても非常に効率が悪く、遠回りになってしまいます。

もちろん、まったく何の指針もない場合は闇雲にやるしかないかもしれませんが、大抵の場合は先人の知恵があるので、あなたがこれから取り組もうとしている分野にも先輩がいます。

彼らが試行錯誤をした歴史を学んで、そういった状況から適切な目的・目標を持つことはできると思います。

ですから、既に同じことをやっている人の本や体験談も参考にしながら、正しい目的・目標は何かという道しるべを見つけなければいけません。

正しい目的を持っていれば正しい努力をしやすいです。
目的・目標がないと的外れな努力をすることになり、徒労に終わってしまいます。

知恵や本などのノウハウがあるならば、目的の精度を高めるような勉強も必要になります。
そして、目的・目標を正しく持って焦点が合ったら、今度は道筋としての戦略・計画というプランニングをします。

そこまでの道筋を立てることが戦略であり計画です。
そして、目標までの途中の目標を決めて、自分の理想の姿を目的として描きます。

目的と途中までの目標を描いて、そこの間のプロセスを埋めるのが戦略計画です。
戦略計画をしっかりと練ったら、ここでやっと日々の反復練習です。

モチベーションを高く持っていきなり反復練習をしてしまうと行き当たりばったりなので、途中で目的・目標を決めます。

ランチェスター的にいくならば、全体のうち53パーセントがモチベーションです。
そして目的・目標が27パーセントです。

ここまでで8割は達成したも同然ですので、大事なのはモチベーションと目的・目標です。
そして、この目的・目標をしっかり持てば、これまでのノウハウや成功事例を見ながら戦略計画を立てることができます。

ここまでで93パーセントです。
そして、最後の7パーセントを埋めるのが反復練習です。

反復練習が大きいと思うかもしれませんが、モチベーションが高ければ反復練習は自然とするのです。

だから、同じ反復練習をする途中の段階でデザインをします。
目的・目標や戦略計画という正しい努力の道筋を描いた上で、その道筋の上に乗って日々の戦術練習をするわけです。

そうすると、成功があなたのもとに届くわけです。
モチベーション、目的・目標、戦略計画、戦術というステップを意識して、最後の成功を掴み取ってください。

私はいつもあなたの成功・スキルアップを心から応援しています。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。

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