今回は色々な立場によってひとつの事象に対する見方が大きく変わって良い印象を持ったり、あるいは悪い印象を持ってしまうというケースについてお話しします。

あるコンサルティングをしている先の事例です。
これはどこでも起こり得ることなので、ぜひ知っておいてほしいです。

私がコンサルティングをしているある会社ではリーダークラスのマネージャー研修があります。

過去の業績から、このままだと利益率が下がるということで各リーダーが危機感を持ったのです。

危機感を持って組織が一体となって頑張れば業績が改善する可能性が高まり良いことなので、緊急ミーティングをやろうということになりました。

会社の問題点を洗い直して、新年度の経営計画に反映させようということで、リーダーが集まったのです。

私はこれによって社内がピリッとすると思っていました。
10人が10人いれば、リーダーの現場におけるメンバーとの信頼関係の温度差があるのです。

普段から信頼関係を築いている部署ならば、部下がリーダーに対して「あの人がこの忙しい中、半日潰してやるぐらいだから、相当切羽詰まっているのだろうな」ということで、逆に部下たちの反応がアップすることがあります。

これは今までに信頼残高を積み上げているからです。
信頼があると、「こういう緊急ミーティングがあるから半日現場を離れるけれど、悪いね」と言っても部下は前向きに考えます。

「今はそういう時期なのだ。頑張らなきゃ」と思って一体感が高まるチームもありました。
しかし、中には反応が冷ややかだった部署もあったそうです。

いつも理不尽な扱いを受けていると思って、リーダーに対してマイナスイメージを持っているスタッフは「このクソ忙しいときに半日も何やってんだよ…」と思うのです。

そのリーダーはマジメにミーティングをやっていましたし、リーダー自身はそれが伝わると思っていたそうです。

しかし伝わっていなかったので、後からスタッフに話を聞くと「普段から俺らに無理なことばかり言っているし、俺らのやっていることを全然評価してくれない」という意見が出ました。

自分自身のリーダーとしての活動の信頼残高がゼロの状態だったから、こういうことをしたときに悪くとられるのです。

実際はスタッフのことを考えて一生懸命やっていたのですが、それが伝わらなかったのです。

しかし、そう思わせることがリーダーの責任です。
家庭内でも同じで、お父さんが頑張っているのに子どもたちに伝わらないとしたら、お父さんの側でコミュニケーションが十分にとっていなかったのかもしれません。

こういうときに信頼残高が出るのです。
しかし、悪く思われたリーダーはここでキレてはいけません。

同じことをするにしてもプラスに見られる人とマイナスに見られる人がいますが、それは普段の信頼関係が大事なのです。

リーダーというのはいざというときに何かするだけではなくて、そのときにかえって悪い印象を与えることもあるので気をつけましょう。

普段からきちんとしてこそ、緊急ミーティングが役に立つのです。
ぜひ参考になさってください。

私はいつもあなたの成功・スキルアップを心から応援しています。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。

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