コンプレックスが、時としてモチベーションの源になることがある!

今回の「前を向いて歩こう」は、自分が恵まれていないとか上手くいかずに悔しいといったマイナスの感情が使い方によっては自分を大きく成長させるきっかけになり得るというお話をします。

これは物事の捉え方で、上手くいかないこともありますし、同じことをやっていても友達やライバルのほうが上手くやれている一方、自分は結果が出なくて悔しがったり嫉妬心に近い暗い感情が出ることがあります。
 
そうすると、「あいつは恵まれているから」「あいつは運が良いから」というように考えて、周りの環境のせいにしてしまうと、私は「他責」と言っていますが、他人に責任をなすりつけるような他人依存の思考習慣がついてしまって、恵まれない状況に対してコンプレックスを感じてしまいます。
 
そのコンプレックスは「自分が悪いのではない」と思ってしまうと、自分から動こうとしないので、周りのせいにしてしまいます。
 
そうすると、ますます事態は良くならないので、負のスパイラルに陥ってしまいます。
できればそういう状況は避けたいです。
 
では、どうするかというと、やはり大事なことは、自分の力でできる範囲でなんとかします。
 
実際にコンプレックスがあると、自分で泥臭くどんなことをしてでも頑張って這い上がろうとしてフルに脳を使います。
 
だから、人の何十倍も頭を使って考えて、一生懸命死ぬ気で頑張ります。
ということは、思わぬエネルギーが出るのです。
 
むしろ、恵まれているほうが、最初から上手くいったほうが、それが当たり前と思って甘えが出ます。
 
そうすると、上手くいかないことに対して逆に精神的に脆くなってしまいます。
とするならば、逆に最初は上手くいかないほうが良いのです。
少しハンデを負っているぐらいのほうが頑張れます。
 
実際に私も大学3年のときに教材の訪問販売をしていて、周りは1週間目で36万円の教材を売っていましたが、私は2週間売れませんでした。
上手くいかないからこそコンプレックスを抱きます。
 
「自分には才能がないかもしれない」と思いますが、だからこそ自分の行動をきちんとゼロからしっかり記録をとって、悪いところを直そうと思って頑張ったら一気に上がりました。
 
ビギナーズラックでたまたま最初から結果が出てしまうと、努力をしなくなります。
そうなると、かえってその人は不幸です。
 
最初は結果が出なくても、少々コンプレックスを持っているぐらいのほうが丁度良いのです。
 
私は大学に5年通っていますが、そのあとさらに2年間会計士の受験勉強をしています。
2回落ちて3回目に受かりましたが、どうみても3年間は出遅れるのです。
 
新卒で大手企業に就職した人からすると、3年遅れているのですごくハンデを負っているように見えますが、これも私にとってはコンプレックスだったのです。
 
私は26歳まで社会に出ることができませんでした。
周りは社会人3年目ぐらいになっていますから、ある程度社会が分かっているような雰囲気になってきます。
 
みんなで集まったりすると「柴山は何やってるの?」「あいつはまだ仕事もしてないみたいだよ」という話になるわけです。
 
昔は「プータロー」と呼ばれていましたが、その状況というのはコンプレックスなのです。
そうすると、今自分は3年間出遅れていてマイナスの状態なので、このまま人と同じ努力では勝てないのです。
 
だから人の3倍やろう、10倍やろうという形で、「なにくそ!」と思って、人の遊んでいるときや休んでいるときに頑張るのです。
 
自分のできることに集中して頑張ろうという気になれば、逆に少しぐらいハンデがあったほうがその人は伸びます。
 
特に最初の段階で中途半端に結果が出ないほうが良いのです。
最初は結果が出なくて出遅れているぐらいが丁度良いのです。
 
コンプレックスをプラスのバネに変えて頑張れば一気に飛躍します。
高くジャンプする前にはかがむのです。
 
低くかがむ状態は人より出遅れている感覚かもしれませんが、いったん低くかがむからこそ高くジャンプができるのです。
 
十分にかがまないと高いジャンプはできませんから、最初は出遅れるぐらいで丁度良いのです。
 
そして、それをバネにして頑張ってください。
考えようによってはもっと大きく飛躍するチャンスです。
 
コンプレックスを力に変える、こういった前向きな気持ちで仕事も勉強も頑張っていきましょう。
 
私はいつもあなたの成功・スキルアップを心から応援しております。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。

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