第3週③ 物を借りると使用料がかかる

2014年07月15日

【キッズ簿記(BOKI)Step1】

今日は「モノを借りると使用料がかかる!」というお話です。

柴山政行氏(以下、柴山):設備を揃えるには、「買う」方法以外にもレンタルやリースといった「借りる」という方法がありましたが、買わないで借りる理由や、どんなものが借りられるのかといったことについて、もう少し詳しく考えてみましょう。

進行:今回ももかさん、りょうたくんの2人と一緒に勉強していきます。
ケーキ屋さんの商売をするために必要な設備はたくさんありましたが、ケイイチ君はケーキを作る厨房設備や陳列棚を買わずに借りて用意することになりましたが、これにはこのような理由があったのです。

柴山:お父さんの知り合いが、前にケーキ屋さんをやっていたので、その設備を大事に持っていたので、契約書を作って、厨房設備を3年間借りることにしたそうです。
月々の使用料は5,000シバで、毎月末に支払うのだそうです。

進行:ここで2人に質問ですが、設備の調達方法にはいくつかあったと思いますが、それを書いてみてください。

柴山:ここまでの話のなかにもヒントはありました。

進行:では、答えを出してください。

もかさんは、「レンタル」「リース「買う」と書いてくれました。
りょうたくんは、「レンタル←短い期間」「リース←長い期間」と書いてくれました。

柴山:もかさんは、「買う」と「借りる」と書いて、さらに「借りる」という項目の中でレンタルとリースを区別して、すべてのことを書いてくれました。

りょうたくんは「買う」が入っていないけれど、レンタルとリースの説明を書いてくれました。
それぞれに良いところがあって、どちらも正しいです。

では、必要な設備を調達する方法を改めて確認します。
1つ目は買う、2つ目は長い期間借りるリース、3つ目は短い期間借りるレンタルです。

進行:ところで、なぜ買わずに借りることにしたのか、これも少し前に勉強したかと思いますが、理由を覚えていますか?

もかさん(以下、もかさん):借りたほうが安く済むからです。

進行:柴山先生、どうでしょうか。

柴山:理由の1つ目は、今、もかさんが言ってくれたとおり、使用料を払うことによってお金を節約できることです。

2つ目は、設備の修理やメンテナンスを貸し手の責任でやってくれる場合が多いこと。
たとえば車で考えると、車には定期点検などがありますが、借りている場合にはそのようなことを考える必要がないので、楽です。

3つ目は、条件によっては途中で解約しやすいことです。
たとえば、今は良いと思って使っていても、1年経ったらもっと良い厨房設備が出たから買おうと思ったときに、解約できる場合があるということです。

4つ目は、最後に返すため廃棄処分のことを考えなくていいということです。
今は冷蔵庫やテレビなどを捨てるときにも業者さんにお金を払って処分してもらう必要があるので、そのような面倒なことが省けるのです。

次に、どんなものが借りられるのかということを見ていきます。
2人は、借りられるものにはどんなものがあるかわかりますか?

もかさん:レジは借りられるのですか?

柴山:レジはリースできます。
他にはありますか?

りょうたくん(以下、りょうたくん):テレビはどうですか?

柴山:テレビも借りられます。
他にはありますか?

もかさん:商品棚とか厨房設備とか倉庫とかコピー機です。

柴山:コピー機はほとんどの事務所はリースですね。
では、他にはどのようなものがあるのかというと、建物、土地、設備、備品、自動車などがあります。

しかし、実は、他にもこんなものが借りられます。
それは、航空機、船、電車などです。
飛行機会社がすべての飛行機を買ったら大変な額になるので、お金を集めてリースする場合もあるのです。

電車については、たしか阪急電鉄や京成電鉄の一部の電車は借りているのです。
これらのものは、買うと数億から数十億というお金がかかるので、色々な人からお金を借りて、リースする場合もあるのです。

レッスン13のまとめをお願いします。

柴山:1番目、設備の調達には、「購入」「レンタル」「リース」という3つの方法があります。

2番目、買わずに借りる理由としては、「お金がなくても使える」「メンテナンスをしなくていい」「途中で解約できる」「廃棄で悩まなくていい」という点があります。

3番目、借りることができるものには、建物、土地、設備、備品などがありますが、さらに自動車、航空機、船舶、電車なども借りることができます。

進行:2人とも今日の内容はどうでしたか?

もかさん:飛行機などが借りられるというのに驚きました。

りょうたくん:今までは新品の物が手に入るので買った方が良いと思っていましたが、借りるメリットもわかったので、考え方が少し変わりました。

進行:では先生、明日の内容を教えてください。

柴山:明日は「使用料を払ったら、どう書くの?」というテーマです。
使用料を払うということは、お金のやり取りがあるということですので、これも帳簿に記録しなければいけません。
その書き方を学んでいきましょう。