がんばろう日商簿記1級合格、今回は「学習後の成果イメージを持とう」というテーマでお話をしたいと思います。

簿記1級


簿記1級に受かるためには、ある程度の「量稽古」が必要になります。


これこそが1級合格の最重要ポイントになります。
量稽古といえば例題または過去問をやることですが、この練習をするときに漠然と解いている人が多いと思います。

1回1回の練習ではそれほど差がつきませんが、意識を変えるだけで、10回100回1,000回と練習量が積み上がるごとに大きな差がつきます。
その意識についてお話します。

これは私が受験生時代にも気をつけていた話ですし、受かる人もこのパターンでした。
それは何かというと、漫然と目の前の問題を解いて正解をするということだけに意識をしている方は、残念ながら目先の作業だけに没頭してしまっています。
これはこれでいずれ結果は出るのですが、より早く効果を出そうと思ったら、自分が求めること、ある努力をした後に自分がどういう姿になっていたいのかという、理想を描くことです。

努力をした後に自分が思っていた姿にならなかったら、そこでギャップが生まれますが、そのときには、自分が1分前にやったことを振り返るのです。
つまり、1回1回の練習を真剣に取り組み、それについて反省をします。
この繰り返しこそが、それをやらなかった人に比べて効果を2倍3倍と差をつけるコツです。

たとえば、1つの論点についての問題を解いた後にどうなっていたいのかというのをイメージするのです。
ただ単に正解を出したいとか、そのようなやり方では惰性になってしまうのです。
そうではなくて、10分後の自分の目標を決めるのです。
ビフォーアフターを考えます。

たとえば、資産除去債務の問題を解く場合を考えます。
固定資産を取得または開発などをするときに、将来、処分するときにかかる費用を見積もります。
たとえば、耐用年数10年で、10年後は1,000万円かかるとき、1,000万円を2パーセントとか3パーセントの割引率で割り引いて、10年後の1,000万の処分費用や解体費用が10年前の価値でいくらかというのを現在価値で見積もって、それを固定資産の取得原価と資産除去債務という負債にあげるのです。

これに関しては柴山式でも例題があります。
その例題をやるときに、ただ問題を眺めて、漫然と、言われるままに解いて、正解・不正解に一喜一憂するというやり方をされる方も多いと思いますが、これからはそのやり方をやめましょう。
まずは、問題を見て、どこの論点を聞かれているのかということを考えます。

まずは取得費用の計上です。
処分費用を現在価値に割引く計算手続きがあって、それが終わったら正しい数字を出して、そうしたら仕訳をどうするか、仕訳をした後に1年後どうするのか、資産除去債務は利息費用といって、割引率をかけて利息を出して、有形固定資産の減価償却を出すとか、そういう話です。
最後は、解体処分のときの履行差額はどうするのかという、3つ4つの論点が絶対にあるのです。
その論点を1つずつ意識して、どの論点が今回できるようになるべきか、どの論点が解けているのかということを、パーツに分けて、計算過程とやるべき仕訳を3つ4つと自分になりに個々の要素に分けて、具体的にイメージをして、どれとどれができるべきかを決めるのです。

問題を解いた後に、「出来るべき問題」と「出来なくてもしようがない問題」に分別して、自分で主導権を握って問題を解くのです。
これは頭を使います。
このように1個1個の問題を自分でパーツに落とし込んで、出来るべき処理を意識して、それが出来なかったときに、出来なかった理由を考えて反省するのです。
この勉強を瞬間的にできるようにしてください。

単純に解けた・解けないで一喜一憂しているようでは、まだまだ勉強の取り組み方が甘いのです。

仕事でも同じことが言えます。
A・B・Cという手順があって、今回はそのうちBの作業をやったとして、やった後に振り返るのです。
自分で出来るべき手順と出来なくてもいい手順を決めます。
自分が問題を解いたあとにどのような成果が得られているかということを、10秒でいいから意識してみてください。

その10秒が、100問1,000問と解いていくうちに差を生むのです。

1級の細かい問題は1,000問以上解いているはずなので、1,000問の個別の処理を漠然とやるか、1回ごとの処理について、終わった後の姿をイメージするかで全然違ってきます。
予測能力もつきます。

これを繰り返していくと、本試験で問題文を読むときに、「1分後2分後3分後にどうなっているべきか」というように、予測を伴って読むのです。
それは、1回1回の普段の練習で養うのです。

漠然と問題を解くのではなく、どのような意識で解こうかということ、今、どの問題とどの問題を1発で正解すべきかを予測して問題を解きましょう。
1回につき10秒でいいので、これをやると力がつきます。
考えて問題を解くという習慣を身に付けてください。

頑張ってください。
1回1回の問題の取り組みが変わります。

私はいつもあなたの1級合格を心より応援しています。
ここまでご覧いただきまして誠にありがとうございました。

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