過去問で問題分に慣れて、例題で落ち穂拾いしよう!

がんばろう日商簿記1級合格、今回は「過去問で問題文に慣れ、例題で落ち穂拾いをしよう」という、効率的な合格法をお話したいと思います。

今から約半年後の合格を目指して、これから本格的に1級を学習する方にも役に立つ内容なので参考にしていただければと思います。

多くの方は6月に行われる第137回を目指していると思います。
今日は5月12日なので、あと4週間程度になりましたが、この間に何をやるのかというと、もちろん、過去問や総合問題や予想問題などの、本番を想定した実践総合問題を徹底的に解きます。

柴山式の場合は最低10回分以上をやってください。
柴山式の合格者の流行としては、過去14回分を3回転以上、人によっては5回転します。
過去14回分を3回転から5回転すると、7割以上得点できるようになるのはほぼわかっています。

しかし、過去問だと特定の論点に集中してしまうので、過去問が触れていないようなもの、たとえば最近だと本支店会計とか、キャッシュフロー計算書のようなものを落ち穂拾いするのですが、そのときに使うのが例題なのです。
過去問をやるときには、論点を網羅するという意味ではなくて、本試験で出題される問題文の日本語レベルを知ってほしいのです。

過去問の勉強をする理由の1つは、日本語の勉強なのです。
日本語の能力と計算の能力が組み合わさって、はじめて合格するのです。
多くの方は国語能力の必要性を軽視しているところがあるのです。
結局は国語力なのです。

多くの方は、問題文から本質を読み解くという読解力がないから受からないのです。
例題は解けるのに試験に受からないのは、簿記に必要な国語力が足りないのです。
これは過去問でしか身に付かないのです。
読解力というのは完全に簿記の能力の1つです。

計算力だけではありません。

知識を使うための読解力、または問題文の分析力と言っても良いです。
問題文の分析能力を高めるために過去問を一生懸命勉強してください。
過去問で8割以上取るために必要な知識は例題で網羅していますので、8割を目指してください。
合格に必要な知識は例題で落ち穂拾いして、問題の分析力の養成に必要な実戦訓練を過去問でこなします。

鉄砲を撃つと考えると、弾を込めるのが例題で、撃ち方の練習など実践力を身に付けるのが過去問だと思ってください。
本試験で一番大事なことは、問題文独特の落とし穴にはまらないように分析をします。
そのような読解力を身に付けるために過去問を練習します。

過去問で実践力を磨いて、例題で落ち穂拾いをするという、この2つだけです。
時間があればテキストもやっていいですが、優先するのは過去問の実践トレーニングと例題の落ち穂拾いです。

これを何回できるかです。
3回は最低ラインで、3回やってやっと半人前です。
3回転やってもまだできない問題はあるはずなので、そういう問題を5回転6回転とやっていき、ほぼすべての例題をAランクにすることがポイントです。

知識を揃えたうえで、その使い方を過去問で学ぶのです。
あなたが直前期の4週間でやることは、実践力と知識のバランスを取ることです。
お手持ちの教材で、実践力の養成と練習問題での落ち穂拾いをやってください。
柴山式の場合は、例題と計算例で商業簿記が160問ぐらい、工業簿記・原価計算が70問ぐらいあるので、それらを3回転以上して、できるだけすべてをAランクにしてください。
そして過去問を徹底的に繰り返します。

この2つをしつこいくらいに繰り返してください。
この方法で合格している方が過去に何人もいます。
あなたもその仲間に入ってほしいのです。

「過去問で実践力を磨き、例題で落ち穂拾いをする」

これを合言葉にして、1か月後の第137回試験に向かって突っ走りましょう。

私はいつもあなたの1級合格を心から応援しています。
ここまでご視聴いただきまして誠にありがとうございました。

PREV
136回の合格体験記(16名分)を熟読してみよう!
NEXT
結果が出なくても、ブレずにがんばれるか?