継続のコツは、バイオリズムの外に置くこと

2015年06月02日

はい皆さんこんにちは。

前を向いて歩こう、今回のテーマは「継続のコツは、バイオリズムの外に置くこと」というテーマでお話しします。

タイトルだけを見ると「なんだそれは!?」と思うかもしれませんね。
何事においても、「努力・行動・作業を継続して習慣化する」ということを考えた場合、どうしたら継続して習慣化できるか、というのがテーマです。

ただし、やる気があるからやる、という発想が逆に落とし穴だ、というお話です。

私は、簿記検定や簿記会計の教育がメインですので、簿記をテーマにお話しします。
簿記以外にも、運動や勉強、ダイエットなど、どのテーマにも応用できます。
「何かをやろう!」
「何かを成し遂げよう!」
という決意を継続させる必要性についての話は、非常に参考になると思います。

何かを始めるときは、初めはみなさん、かなり盛り上がります。
「よしやるぞ!」
これも大事です。
この盛り上がったモチベーションをいかに高いレベルのまま維持し続けるか?
それが今回のテーマ。
気の持ちようってやつです。

そうは言っても、長い人生ですから、落ち込むこともあるし、「なにか気が乗らないな」「かったるいな」ということもありますよね。
「それは人間だものしょうがないでしょう」
「ロボットではないのだから」
と言い訳しながらも、
じゃあ気分がどうしても乗らない時にもどうやって続けるか?
そのことを意識しています。

多くの方は、何か物事をする時に「やる気」に満ちていないと出来ないのではないか?
そんなふうと思ってしまうことがあります。
「よし頑張るぞ」「やる気でいくぞ」
これも大事です。
でも、やる気にならない時は、だれにでもあるということです。

何が言いたいかというと、モチベーショを高めてやるという発想になると、
モチベーションのレベルにパフォーマンスが依存してしまうんです。
もう一回言います。
あなたの行動のレベルが、やる気とかモチベーションとかが盛り上がり、
気分的な要因であなたのパフォーマンスが影響を受ける。
こう考えると、ちょっと怖くなりませんか?

つまり、人間の感情というのは体調とか、その日の気温とか、気圧とか、いろいろな要因でやはり変わるんです。
気分がノリ気かどうかという感情面で、行動のレベルやパフォーマンスの質が変わるとなると、ちょっとそれはそれで問題ではありませんか?

そこでちょっと意識してほしいのですが、こういうふうに図を書いてみました。
みなさんから見て左が時間軸です。
時間が経てば経つほど、これバイオリズムで、最初は何かやるときは盛り上がっているんです。
「よし頑張るぞ」と。

でも、だんだん日常生活に戻ると、良い時と悪い時があって、時々ドカーンと下がる。
友達と喧嘩した。
テストの点数が悪かった。
仕事をしているお客さんからクレームを受けた。
上司から怒られた。
などなど、いろいろな嫌なことが起こります。

また、他にも、
持っている株の値段が落ちた。
景気が悪い。
確定申告で税金払うのがちょっと憂鬱。
借金の支払いがある。
など。

これ以外にも、どうしようもない原因で気分がドーンと落ち込む時があります。
問題は、気分が高い時に始めたものというのは、気分次第でやることまで左右されてしまう。
ドカーンと気分が落ちた時、だれもが思いがちなのはなんでしょう?
それは、「やっぱりやめちゃおうかな?」です。

始める時は気分が高揚している状態だからスタートできる。

それは一方で、気分が下がったらやらない、という理由になってしまいます。
「今日一日くらい、いいよね」と。
そこが問題です。

簿記検定1級は、毎日コツコツやることで力がつきます。
すぐには結果が出ないけど、続けないとやはり駄目なんです。
そして続けると結果はいずれ出るんです。
ある日突然、ガーンと結果が出ます。
ある日突然来るんですよ、こういうのは。

そういった実感がないと、モチベーションというものは落ちやすいんです。
モチベーションが高い時に始めたものは、
モチベーションがパフォーマンスの基準になってしまうので、
モチベーションが低い時にパフォーマンスまで落ちてしまう。
あるいはやらなくなってしまう。

だから、「継続するなら、モチベーションに依存したらダメ!」です。

これがモチベーションを外に置こうという意味です。
「今はやる気があってギンギンだけど待てよ、長い人生、いつも気分がギンギンなわけじゃないよね」
そういった時のための心構えが以下です。
「これはやる気があろうがなかろうが続けるんだよ」
こういう気持ちでやるんです。
この心構えだけでもまったく違います。

歯磨きって、気が乗らなくても、磨かないと気持ち悪いからやるでしょう?
やらないと気持ち悪いという状態が「習慣化」です。
つまり、やること自体が目的になる、これが大事なんです。

気分が乗るからやる、気分が乗らないから前へ進めない。
勉強が継続できないほとんどの理由がこれですけど、これではダメです。

とにかくバイオリズム、自分の感情の浮き沈みとは別なところにその作業を置く。
という意識を常に持ってやるだけでも違います。
今日の勉強「よしやるぞ!」と気合を入れてもいいですよ。それはそれで構わない。
でも、「感情とは無関係にやるべきことをやる」
という気持ちを心の底に持っておくと、
「今日は気分が乗らないから、やらなくていいよね」
という発想にはなりにくくなります。

100%全部、「気分が乗らない時にやらない」ことを防止できるとは言いませんが、かなりリスクは減ります。
やる気があるからやる、という発想が逆に落とし穴なんです。
気分の乗らない時にはやらなくていいという言い訳を作ってはいけません。

継続するということ=習慣化する。
あなたの気分がズーンとマイナスの状態であろうと、やめないことが大事です。
むしろ、ここで出来ればあなたは継続出来るんです。
逆にチャンスだと思って下さい。
気分がマイナスの時はチャンス!
「私がこの作業、このプロジェクトを継続できるかどうかを試されているんだわ」と。

そこで継続できれば、気分が乗ってない時に出来るんだから、乗ったら出来るに決まっているじゃないですか。
つまり、「気分の良い時を基準に行動を決めたらいけない」ということです。
これ結構、深いんです。
会社もそうで、一時的にガンガンいっているときにそういったイケイケドンドン状態は、一見よく見えるけれど、そういうときこそ逆に怖いんですよ。
それを基準に設備投資を考えてしまうと、落ちた時の守りはどうするか?

受け身、ディフェンスです。
気分が乗らない時に続けられるかどうかで、あなたの真価が問われます。
本日のメッセージをもう一度まとめます。

物事を続けるには、バイオリズムの良い悪いという考え方を一旦横に置いて、
「続ける」ということに意識を集中せよ。

バイオリズムが低いとき、気分が乗らないときに続けてこそ、価値がある。

この発想で最初から計画を立ててみてはどうでしょうか。
ノリだけで出来もしない身の丈以上の計画を立てて後で悪戦苦闘するよりは、
「これなら気分が乗らなくても出来るだろう」
という地に足の着いた努力をする。

これが段々段々少しずつレベルアップしていって、気がついたら一年後すごい努力が出来るようになっているかもしれません。
ともあれ、バイオリズムの外に置いて、自分の計画を立てましょうということです。

私はいつもあなたの成功を心から応援しています。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。