がんばろう日商簿記1級合格、今回は「目標は少し高いくらいでちょうどいい」というテーマでお話をしましょう。

簿記1級

昨日、12月19日木曜日に柴山会計ラーニングのセミナールームで「簿記検定資格の学習法と年末年始のスケジュールの立て方」という内容の無料セミナーを行いました。

ご参加いただいた方のなかには簿記2級の勉強で悩んでいる方もいらっしゃいました。
非常にやる気はあるけれど、現在は少しモチベーションが高まらないということで相談に来られたようです。

元々は簿記1級も受けてみたいという意欲があったのですが、先日、ある大手専門学校に通学していたときに、専門学校というのはどうしても100点満点を狙いにいきます。

専門学校で扱っていないことが本試験で出ると、それがすぐにネットなどで広がってしまうため、評判を気にして、すべての内容を充実させた形で提供するのですが、人によって消化しきれないこともあります。

まさに今回はそういった状況で、非常に授業が多くて、授業以外にも毎日2時間ぐらい勉強しているけれども、もう一歩のところで今回の簿記2級は厳しいということです。

勉強の効率が大事なのではないかということが分かって、今回のセミナーで勉強法について聞きに来ていただいたのです。

「もう1回簿記2級を受けようと思っているけれど、あれだけ一生懸命勉強したのに簿記2級でこれだけつまずいているということは、簿記1級はきついかな」ということで、テンションが少し下がり気味ということなのです。

元々簿記1級を受けたいと思っていたけれど、現状を見ると「自分は向いてないかな」と思われたのだと思いますが、そんなことはないです。

私は「カリキュラムの量が多いなら多いなりに、上手く取捨選択のできる人が大手専門学校では受かるのですよ」という話をしましたが、大事なことは「ポイントは何か」ということを判断することです。

大手の教育機関は量が多いので、それを自分の目で見て、何が本当に大事で何が当面は要らないのかという優先順位を自分でつけられると、大手専門学校のカリキュラムでも受かりますよという話をしました。

ご本人はちょっと自信がないような雰囲気でしたので、「それならば最初からポイントを絞ったらどうですか?」ということで、私のセミナーを聞いて自信を取り戻したのです。

私が見る限りでは、その方は次に簿記2級に受かるし、簿記1級に受かってもおかしくない素養があると思っています。

だから、私は「自分の能力を低く見なくてもいいですよ」と言いました。
その場合、少し高めの目標を設定するのがいいです。

たとえば、日商簿記検定2級をゴールにしてしまうと、下から上を見上げる感じになって、いっぱいいっぱいになってしまいますし、元々簿記1級を目指そうと思ったのだから「簿記1級をめざしたらどうですか?」と言いました。

簿記1級を目指すと、今度は簿記1級という上から目線で簿記2級を見ることができますので、「途中経過」だから簿記2級が受かりやすくなります。

将来、もし、興味があったら会計の専門家になったらどうでしょうか。
まだまだ先のキャリアが長そうな、元気な方だったので、ここ2・3年頑張って勉強して簿記1級に合格して、それから税理士の簿記論や科目合格をめざしたらどうでしょうか。

キャリアも違いますし、履歴書にも書けますしアピールができます。
だから、簿記1級を受けた後は税理士の簿記論まで考えてみたらどうでしょうか。
税理士の簿記論ならば簿記1級の延長で受かります…という話をしました。

当面の目標よりも高い目標を設定すれば、たとえば簿記2級の場合は、「簿記1級の合格を目標にしているのだから、こんなところでつまずいていられない」というふうに、多少の壁に当たっても突破できる力がつくのです。

要するに、100メートル走で100メートルをゴールとするとそこでスピードが落ちますが、120メートルぐらいの先を

ゴールにすると、100メートルはただの通過点になります。

当面のゴールを「通過点」にしてしまえば、あなたの意欲もどんどん上がります。

だから、簿記2級をめざすならば、とりあえず簿記1級の勉強をしながら簿記2級を受けるのはどうでしょうか。

簿記1級に受かるか受からないかは運もありますが、万が一、簿記1級にそのとき受からなくても、簿記1級のプロセスで勉強したことというのはレベルが高いので実務で役に立つし、日経新聞を読めるようになるので、簿記1級の勉強自体にすごく意味があることをお話しました。

だから、「『簿記1級の勉強をしているのだから簿記2級には落ちていられない』というふうに、少し目線を上げたらどうか」というお話をしました。

簿記2級に受かった後、次に簿記1級をめざすときには少し上の目線で、「税理士の簿記論などの科目合格を目指すのだから、ここで挫折していられない」というふうに、少しずつ上の目標を持ちながら当面のゴールに向かうというやり方はすごくいいと思います。

このように、良い意味で「上から目線」で当面のゴールを見ると、ちょっとした壁でも乗り越えることができます。

しかし、当面のゴールが最終目標になってしまうと、そこへ行くのにいっぱいいっぱいになってしまって、視野が狭くなるので、30パーセントくらい先を見通して、そこのゴールを目指して、当面の目標は「通過点」という感じでやってみましょう。

簿記2級をめざす方は、簿記1級に受かるかどうかはともかく、「その次に簿記1級の勉強をしたいと思っているのだから簿記2級でつまずいていられない」と思ってください。

簿記1級をめざしている方は、税理士の簿記論などの科目合格をゲットするつもりで勉強すると、簿記1級合格もしやすくなります。

そのように、当面の目標を「通過点」にしましょう。

今回のお話を、明日からの勉強や仕事に活かしてみてください。

私はいつもあなたの簿記1級合格を応援しています。
ここまでご視聴いただきまして誠にありがとうございました。

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