がんばろう日商簿記検定3級合格、今回は精算表問題の対策とポイントについてお話したいと思います。

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簿記3級は全部で五問ありますが、第一問が仕訳問題5つで20点、第二問は補助簿の記入などの問題で10点、第三問は試算表の問題がよく出ます。

財務諸表の作成問題が出ることもありますが、8割ぐらいは試算表の問題で、ここが1つの壁です。

第三問は30点で目標時間が40分です。
第四問は伝票会計の問題や勘定記入が出ることもありますが、10分で10点です。

そして、今回お話する第五問ですが、ここも第三問に続くもう1つの壁です。
第五問では9割方精算表の作成が出ます。
ここは目標時間40分で30点です。

したがって、第三問の30点と第五問の30点を合わせると60点取れるので、ここがとても大事で、合否を分けるポイントです。

精算表というのはある程度形式が決まっていて、過去に出ているのは2パターンです。
そのうち圧倒的に多いのは、前T/Bから決算整理をして最後にB/S・P/L作成をするパターンです。

T/Bというのは試算表のことです。
決算整理前の残高試算表からスタートして、決算整理を10個ぐらいを1個2分でやって、20分ぐらいで下書きをして、貸借対照表と損益計算書を計算するパターンです。

ポイントは決算整理で、ここを20分ぐらいでできるかどうかです。

これが第五問で最も出るパターンです。

1つの問題で構わないので、今日は1時間か2時間を使ってこの手順を徹底的にやっていただきたいです。
これだけでも点数がグッと上がります。

2つ目のパターンは出題率10パーセントぐらいで滅多に出ないパターンですが、忘れた頃に出題されます。

精算表の様式が出てきて、答案用紙のあちこちに金額が空欄になっているものを推定するという問題です。

柴山式ではこれに対応するテキストの例題がありますので、例題または過去問で1回ぐらいやっておくといいですが、メインは1つめのパターンです。

どちらのパターンでも、結局は決算整理の仕訳パターンを覚えているかどうかで決まります。

基本は、決算整理前の試算表からスタートして決算整理の下書きをしてB/S・P/Lを作るやり方をしっかりマスターしたあとに、時間をみて1回くらい空欄を推定する問題もやってみてください。

そのときに決算整理の仕訳を10個ぐらい覚えておくといいです。
解き方ですが、下書き20分と解答20分の40分以内で9割の得点を目指しましょう。

30点満点なので、せいぜい1個ぐらい間違えて27点を取ります。
知識として必要なのは、決算整理とパターンと仕訳を事前に覚えておくことです。
10個ぐらい覚えておくと、推定問題にも使えます。

今日覚えてほしい仕訳のパターンのテーマですが、昔私が書いた簿記3級の本ですごく好評だったものですが、廃盤になってしまいました。

どういう論点があるのかというと、まずは「現金過不足の処理」です。
現金過不足勘定を使って処理するケースと使わないケースもあります。

現金の実地残高が帳簿より50円減って(増えて)いたとしたら「貸方 現金50」「借方 雑損50」(「貸方 雑益50」「借方 現金50」)となります。

2つ目は「仮払金・仮受金の精算」です。
仮払金と仮受金の仕訳の型を覚えてください。

3つ目は「減価償却」です。
「借方 減価償却費」「貸方 備品減価償却累計額」「貸方 建物減価償却累計額」のパターンはすごく多いですから、覚えておきましょう。

通常は間接法といって累計額を計上するやり方が出ますが、直接法も一応覚えておいてください。
直接法は割と第一問で出やすいです。

4つ目は「経過勘定」です。
経過勘定は「前払費用」「前受収益」「未収収益」「未払費用」の4つがあります。

「前払○○」「前受○○」というのは「費用(収益)の繰延」といいます。
そして「未収○○」「未払○○」というのは「費用(収益)の見越」といいます。

実際のお金のやり取りは将来に行うけれども、それを見越してその前に計上するものです。
これも典型的な仕訳例を覚えてください。

前払費用で多いのは保険で、未収収益で多いのは受取手数料か受取利息です。
未払費用で多いのは利息や給料で、前受収益で多いのは家賃です。
家賃は前払もありますから注意してください。

5つ目は「有価証券」です。
これはほぼ100パーセント近く出題されます。
売買目的有価証券の評価替えで「有価証券評価益(損)」の勘定を使います。

6つ目は「棚卸」です。
これも100パーセント出ると思って間違いないです。
借方が仕入で貸方が繰越商品で、そして借方が繰越商品で貸方が仕入です。
いわゆる「仕入・繰商・繰商・仕入」というものですので、これも覚えましょう。

7つ目は「貸倒引当金の計上」で、これもよく出ます。
「借方 貸倒引当金繰入」「貸方 貸倒引当金」のパターンです。

8つ目は「消耗品」です。
「借方 消耗品費」「貸方 消耗品」のパターンですが、これは貸借が逆になるケースもあります。

消耗品を買ったときに「借方 消耗品」「貸方 現金」というように、消耗品勘定で購入高を最初に計上するケースもありますし、実務的にはいきなり借方に消耗品費を使うケースもあります。

どちらのパターンにするかで決算整理が変わってくるので、そのあたりはもう一度テキストを確認してください。

これら8つのテーマで10個程度の仕訳をカード化して覚えてしまいましょう。
仕訳パターンは、みなさんの演習問題の解説を書き写して、次の試験までに10回見ればいいです。

コピーでもいいですが、できるだけルーズリーフかカードに手で書き写してほしいです。
これならば1時間でできるので、10回カードを見て1つでも多く仕訳を覚えてください。

完璧に仕訳を覚えれば、精算表の下書きはなんとかなりますので、10個程度の仕訳を覚えてください。

これをやることによって、精算表の問題により自信を持って取り組めるように頑張ってください。

私はあなたの簿記検定3級の合格を応援しています。
頑張ってください。
ここまでご視聴いただきまして誠にありがとうございました。

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