アイディア出しをたくさんすることのメリット

今回の「前を向いて歩こう」は、たくさんアイデアを出すことは大変ですが、それによる大きなメリットを手に入れることができるという話です。

企業研修やセミナーやコンサルティングなどでみなさんとお話していて、みなさん苦労しているのはこの部分です。

要するに面倒臭いのですが、これが面倒でできないから困って私の所に来るという逆説的な状況になっています。

これができるようになるためにはどうすれば良いかということです。
2つのケースがあります。

1つの対策を練るために、あるいは解決法を得るために、あるいは1つの行動計画を得るために色々なアイデア出しをします。

通常は1~3つぐらいのアイデアを出して、その中から1個に絞るという感じです。
3つから1つに絞るのはそれほど難しくありません。

これでみなさんはある程度やった気になってしまうのですが、それが「その他大勢」で終わってしまう大きな原因の1つです。

スタートのアイデアが3つしかないと全部終わってしまいます。
この3つというのは大抵大したことはないのです。

自分では「すごい」と思っていても、誰かがこれまでに思いついていることです。
だから、3つだけではなくてもっとアイデアを出すように私は言っています。

「もう出ない」と言われてもさらに出すように言います。
限界を超えた次にひねり出したアイデアがやや良いものです。

本当は300ぐらいのアイデアを出すべきですが、300だと嫌になるので30ぐらいで妥協します。

似たようなアイデアでも良いのでとにかくたくさんのアイデアを出すことが大切です。
脳に汗をかくことが必要なのですが、簡単ではありません。

それぐらい苦しんで出すからこそ良いアイデアが出るのです。
私が出しているアイデアは桁違います。

300ぐらいのアイデアを出しています。
考えに考え抜いて何年もかけてやったうちの1つです。

最低30は当たり前です。
その他大勢から抜け出したいのであれば、1個のことをやるのに常に30のアイデアを出すという意識をしてほしいです。

例えば結婚相手を決めるときに、3人の相手としか会っていないと自分にとって合わない人ばかりかもしれませんが、30人と会っていればその中から良い人が見つかる可能性が高いです。

300人になればなおさらです。
3人しか人付き合いがない人、30人の人付き合いがある人、300人の人と付き合いがある人、誰が人を見る目を持っているかというと、どう見ても300人の人と付き合いがある人です。

アイデア出しも同じで、3つのアイデアから絞り出す貧弱なアイデアで勝負するのか、30個のうちから厳選に厳選を重ねて1つのアイデアを出すのか、それによって質が変わってきます。

営業会議や自分が新商品のアイデアを出したり新しいマーケティングプランを出したり、色々なケースがあると思いますが、何かやるときにたった3つのアイデアから絞ってはいけません。

30は出しましょう。
これは大変ですがやってみてください。

これができる人が上位4パーセントに入ることができるのです。
できないと諦めて3つで終わる人は下位のまま終わってしまいます。

選択肢をたくさん出すというのは普段からやっていないと、いざというときにできません。
だから、今日から明日から、すぐに取り掛かってください。

上位4パーセントになるためのポイントは「頭に汗をかくこと」です。
3つのアイデアで満足せず、似たようなアイデアや言葉を換えただけでも構わないので、30のアイデアを出しましょう。

私はいつもあなたの成功・スキルアップを心から応援しています。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。

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