なぜ、今「人を動かす」を学ぶことが効果的なのか?

『人を動かす』という伝統的なベストセラーがありますが、今回はこの本をじっくりと吟味することの意義について考えてみたいと思います。

この本を読みながら『7つの習慣』のエッセンスも一緒に考えてみたいと思っていますが、『人を動かす』というこの本の原文のタイトルを一緒に考えてみたいと思います。

『人を動かす』という日本語が誤解を招いています。
ちょっとしたコツで他人を自分の思いのままに操れるというような、かなりスキルフルなイメージを持たれている方が多いですが、これは違います。

原典を見ると“How to Win Friends And Influence People”と書いてあります。
なぜ今人を動かすのかということについて整理してみたいと思います。

これを知ることによって、あなたの人生にどんな良い影響があるかということをまとめてみます。

原題にそのヒントがあります。
『人を動かす』という言葉だと自分の変化を伴わずに相手を操作するという印象を受けますが、全然違います。

これは「自分が変わりなさい」と言っている本なのです。
“How To”というのを実践的ノウハウという意味で言っています。

実践しやすいように編集された本なのです。
では、何を実践するのかというと、“How To”の次が“Win Friends”です。

つまり、「多くの人と友達になりなさい」ということです。
「お互いに自分の言うことを親身になって受け止めてくれるような友達を作りなさい」ということです。

つまり「好かれる人になりましょう」ということです。
この部分が日本語訳のタイトルでは抜けているのです。

他人から好かれる人になって、次の段階として“Influence People”、つまり人々を変えられるようになりなさいということです。

自分が好かれるという前工程を省いていきなり影響力を発揮しようとすると、単なる小手先のテクニックになってしまいます。

私は“Win Friends”のほうに重きを置いていて、どうやって人から好かれるべきかを考えることが重要だと思っています。

この部分になってくると『7つの習慣』と非常にマッチします。
“Influence People”だけを見てしまうと、すぐできそうな小手先のテクニックで人に影響を与えるというイメージがありますが、そうではありません。

私は英語版の本来のタイトルに忠実に考えたほうが良いと思っています。
先に好かれてから影響力を発揮するべきなのです。

好かれるということは人格が認められて相手から信頼されているということです。
その信頼を裏切らないような状態で好ましい変化をもたらすということです。

このような話について4月24日と5月22日に勉強会をしようと思っています。
4月24日は残り1席、5月22日は残り2席となっています。

『人を動かす』と『7つの習慣』の勉強会について興味がある方が多いようです。
学生の方でも歓迎なので、良かったらご参加ください。

『人を動かす』はハウツーで、『7つの習慣』は行動の習慣に関するセオリーです。
『7つの習慣』というセオリーを踏まえて、『人を動かす』で実践するのです。
これによって、あなたの影響力が高まります。

そして、あなたが考える望ましい方向に人を変えます。
しかし、これはあなたが人から好かれて信頼される人間でないと実現しません。

英文タイトルである“How to Win Friends And Influence People”という言葉に従ってお話をしてみたいと思っています。

この混沌とした変化の激しい時代こそ、『人を動かす』のような人格の形成に役立つ本を一緒に読んでいきたいと思っています。
私はいつもあなたの成功・スキルアップを心から応援しています。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。

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