会社の設立(たのしく学ぼう日商簿記3級の超入門 第1回)

会社を設立する目的や資本金の意味、現金の増加時の仕訳と転記について、分かりやすくまとめていきましょう。

会社を作る目的

会社を設立する目的は、個人として事業を始める場合と比較して、以下の利点があります。

まず、個人と会社の分離があります。

会社を設立することで、個人の借金と会社の借金が別々になり、責任の範囲が限定されます。

また、資金調達の柔軟性も高まります。

株主からの投資により資本を得ることができます。

株主は会社にお金を預け、その利益を期待して投資します。

「資本金」の意味

資本金とは、会社を設立する際に株主から受け取る資金のことです。

資本金は、会社の基盤となり、事業を行うための資金として使用されます。

資本金は、株主間の投資によって調達されます。

株主は自らの資金を会社に出資し、その対価として株式を取得します。

「現金」が増えた時の仕訳と転記

現金が増えた場合、その増加を正確に記録するためには、仕訳と転記を行います。

仕訳は、現金増加の原因を特定し、借方と貸方にそれぞれ記入する手続きです。

例えば、柴山株式会社が設立され、現金が200万円増えた場合、借方に現金200万円を、貸方に資本200万円を記入します。

このようにして、現金の増加が正確に記録されます。

仕訳の後は、転記を行います。

転記は、仕訳を台帳に転記する作業です。

台帳には、借方と貸方の項目があり、仕訳の内容が正確に反映されます。

転記によって会計の記録が一元化され、会社の財務状況や経営成績を把握することができます。

まとめ

会社を設立する目的は、個人事業主と比較して責任の範囲が限定され、資金調達の柔軟性が高まることです。

資本金は会社の基盤となる資金であり、株主からの投資によって調達されます。

現金が増えた場合は、仕訳と転記を行って正確な記録を保持します。

会社設立におけるこれらの要点を押さえておくことは重要です。

会社を運営する際には、正確な会計処理と財務管理が求められます。

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