第7週④ 掛けで売り上げたらどう書くの?

2014年08月13日

【キッズ簿記(BOKI)Step3】

今日は「掛けで売上げたら、どう書くの?」というテーマです。

売上るということはお金をもらうことですが、お金をもらわずに掛けで売上げた場合は帳簿にどう書くのかを勉強していきたいと思います。

進行:今回ももかさん、りょうたくんの2人と一緒に勉強していきます。
まず、昨日のおさらいです。
ケイイチくんは、喫茶ABCとの取引を掛け売上げ、つまり、売上金の支払を待ってあげることにしました。

柴山:本来の店頭価格が300シバのケーキを7掛けの210シバにして、100個売ったので、代金は21,000シバになりました。
これを月末に締めて、1か月分の売上代金を来月の10日にまとめてもらうことにしたのです。
こういった未回収の売上代金のことを「売掛金」といいます。
これは、売上代金の未回収分です。

進行:喫茶ABCにケーキは渡したけれども、お金はまだもらう途中ということですね。

柴山:売上取引の途中というように思っていただいて良いですね。
では、未回収の売上代金はどう書くのかについて説明します。

未回収の売上代金21,000シバが発生したと考えてみましょう。
これは、将来お金を受け取る権利が発生したということです。
「権利」というのは、以前にやったと思いますが、人に何かをしてもらうように主張できることです。
今回はお金をもらう権利なので、少し嬉しいことですから、プラスのイメージということで左側に書くと思ってください。
ですので、売掛金の左側に21,000シバと書きます。

それでは次に、配達売上の記録をしてみましょう。
まだお金は入っていないけれど、喫茶ABCに配達して売上げた分の金額を書き残しましょう。
まずは、商品を売上げた場合の、竹とんぼの名前と金額を書く場所は覚えていますか?
それでは、今回は佐竹さんに答えてもらいましょうか。

進行:竹とんぼの頭は売上です。

柴山:そうですね、そして金額は右側に21,000シバと書きます。
売上以外にもプラスが右側にくる竹とんぼがありましたが、これはもかさんとりょうたくんに答えてもらいましょう。

りょうたくん(以下、りょうたくん):借入金です。

柴山:すぐに答えられましたね、素晴らしいです。
他には何がありましたか?

もかさん(以下、もかさん):資本金です。

柴山:あと、最近勉強したものがありましたよね。

りょうたくん:買掛金です。

柴山:その通り、完璧です。
それでは、複式竹とんぼの書き方を見ていきましょう。
21,000シバを掛けで配達売上した場合は、配達売上という竹とんぼの右側に21,000シバを書いて、もう1つの竹とんぼの頭は売掛金で、左側に21,000シバと書きます。
これは将来お金が入る権利です。

進行:この時点では、まだお金が入ってきいてないですが、これは価値があるものなんですか?

柴山:これは、少し待っていれば、いずれお金は入ってくるということです。
相手が信用できる真面目な人であれば、普通はお金が入ってきますよね。
そして、その人には返してもらうように強く言えますよね。
この権利は法律上守られているので、もし返してくれなかった場合には裁判に訴えたりもできて、いろいろな形で権利が護られているので、財産と思って良いのです。
財産には金・物・権利の3つがあります。
りょうたくんに質問ですが、商売に必要なものは何だったか覚えていますか?

りょうたくん:ヒト・モノ・カネです。

柴山:よく覚えていますね、そのとおりです。
商売に必要なものはヒト・モノ・カネと言いましたが、「人」は財産とは言いがたいですよね。
売ったり買ったりするような、会計上の財産という意味では「金・物・権利」ということになります。
それでは、もかさんに質問ですが、現金は「金・物・権利」のうちどれになりますか?

もかさん:金です。

柴山:簡単ですね。
では、りょうたくん、売掛金はどれになりますか?

りょうたくん:権利です。

柴山:その通りです。
それでは佐竹さん、「物」にはどんなものがあると思いますか?

進行:店舗とかですか?

柴山:そのとおりです。
建物とか備品ですね。
ということで、皆さん完璧に答えてくれました。
そして、簿記の世界ではこの3つを「資産」といいます。
「資本」というのはだいぶ前にやったと思いますが、「資本」と「私財」の違いは覚えていますか?

りょうたくん:私財は自分で使うお金で、資本はお店に預けて増やす目的のお金です。

柴山:そうです、増やす目的のお金一般を資本というのですよね。
その資本で備品とか車を買いましたよね?そのように、お店に入れた資本が具体的な財産の形に変わると「資産」になります。
ですので、資産と資本は裏表の関係なのです。
ということで、「金・物・権利」ということを理解していただきたいと思います。

進行:先生、レッスン34のまとめをお願いします。

柴山:1番目、売上代金の未回収分(代金を受け取る権利)を「売掛金」といいます。
2番目、掛け売上をしたときの帳簿の書き方は、まず、「売掛金」の竹とんぼの左側に金額を書いて、同時に、「売上」の竹とんぼの右側に金額を書きます。
3番目、お金・物・権利などの財産を簿記の世界では「資産」と呼びます。

進行:今日は資産や資本のお話が出てきましたが、今回はどうでしたか?
もかさん:レッスン32で習った買掛金と、今回の売掛金の両方がわかったので、これからはいろいろな取引にこの知識が役に立ちそうだなと思いました。

りょうたくん:私財、資産、資本はビッグ3だなと思いました。

進行:それでは先生、明日の内容を教えてください。

柴山:明日は第7週のまとめです。
今週は、仕入代金を後からまとめて支払う「掛け仕入」や、後から売上代金をもらう「掛け売上」、あるいは「売掛金」などの言葉を勉強しました。
そういったもののうち、大事なことを拾い上げて、簡単に確認してみたいと思います。